愛「……」

愛(ミトッチ昨日はへろへろになって帰ったけど大丈夫だったかな)チラッ

愛(もうすぐお昼、今頃ママッチとご飯食べている頃か……)

愛「―はぁ……」

ガララ

愛「いらっしゃいま」

愛「―ミトッチ……」

美渡「や、愛ちゃん。帰る前にどうしても会いたくなってね」

美渡「これ、ここに来る途中で買ったの。よかったら」スッ

愛「なんだろ?開けていい?」ガサッ

愛「……これは」

美渡「みかんのヘアピン、私とお揃いだよ。ほら」チョンチョン

愛「か、かわいい……!!」パァァ

愛「ミトッチとお揃いなんて嬉しい!!ありがとミトッチ!!だ〜い好き♪」ガバッ

美渡「へへ、私もだよ。愛ちゃん」

美渡「愛ちゃんはもうひとりの私の妹だ、離れていてもそれは変わらないよ」

愛「うん……うん……ミトッチはあたしのもうひとりのお姉ちゃんだよ‼」

美渡「今度は私の家にも遊びに来てよ、海が見える旅館でさ。精一杯おもてなしさせてもらうよ」

愛「なにそれテンションあがる〜!!絶対行くよ」

美渡「じゃあ、私帰るね。―お姉さんも体に気を付けて」

美里「えぇ、ぜひまた来てくださいね」ニコッ

愛「じゃ〜ね〜ミトッチ〜!!ありがと〜!!」