0002名無しで叶える物語(しうまい)
2020/06/26(金) 22:09:59.87ID:O0p+CAbhエマ 「彼方ちゃんっ……大丈夫なの!?」
彼方 「うん……っ…なんと…か……」
ベッドの背もたれに背中を添わせながら、全身に走る痛みを必死に堪えて徐々に座り姿勢へ移る。
果林 「無理しちゃダメよ…。あんな事故に遭ったんだから」
彼方 「…………事故?」
エマ 「もしかして、よく覚えてない?」
思い出そうとするが……ダメだ。あと少し、というところまで行くと、頭痛がする。
まるで、誰かにブレーキをかけられたように。