真姫(…何秒過ぎた。…まだ30秒しか過ぎてない。もう5分は過ぎたように感じてたのに…)

真姫(…一分。まだ、まだ頑張る)


真姫(痛い…いっそ漏らした方が楽になれるんじゃ…)

真姫(駄目よ…後一分気合いで踏ん張る…!)


真姫(過ぎた!三分!)

『間もなく発車致します〜。お急ぎのところ大変申し訳ありませんでした』

ガタンゴトン

真姫「来た!来た来た来た!」

凛「!?」

花陽「!?」

『〜駅、〜駅です』

真姫「く!!」ダダダ

にこ「え?真姫ちゃん!?」

絵里「ちょっとちょっと!何してるのよ!」

真姫(皆の声に返す余裕は無かったわ。そこから私は死に物狂いで走った。右手はお尻に回して、左手だけ振るフォームで。初めての駅なのにすぐにトイレは見つけられたわ。そして私は―――)