翌朝


侑「うぅ、結局徹夜だったぁ……」

侑「眠い……けど、なんとかみんなの曲も完成したし、気に入ってもらえるといいなぁ」

侑「あっ、もうこんな時間! 急がなきゃ!」


侑「いってきまーす!」

母「侑ちゃん! お弁当!」

侑「ありがと! いってきます!」

母「車に気を付けてね。いってらっしゃい」





侑「はぁ、はぁっ……よかった、間に合った」

侑「うっ、徹夜明けで走ったから頭がくらくらして…」
フラッ

ドンッ…

「きゃっ!?」

侑「わわっ!」
ドサッ

侑「ご、ごめんなさいっ!」

せつ菜「痛たた」

侑「せ、せつ菜さん!? すみませんっ! 大丈夫ですか!?」

せつ菜「はい! 侑さんこそ怪我してないですか!?」

侑「わ、私は大丈夫です! 頑丈さだけが取り柄ですから。あ、急がなきゃ……すみません、お先に失礼します!」


せつ菜「……」

せつ菜「あれ? 何か落ちてますね!」

せつ菜「これは……きっとゴミですね!」
ポイッ