侑「ただいま…」

母「おかえりなさい、侑ちゃん。遅かったわね」

侑「う、うん……同好会の練習が長引いちゃって……」

母「そう、お疲れ様。毎日頑張って偉いわね。侑ちゃん」

侑「……」

母「侑ちゃん? どうしたの? 学校で何か嫌なことでもあった?」

侑「う、ううんっ! なんでもないよ! ちょっと疲れただけ! 毎日楽しいよ!」


侑(私が小さい頃に父親が亡くなって、うちは母子家庭だ。だから毎日お仕事頑張ってるお母さんを心配させるわけにはいかないよね……)

侑(私さえ、我慢してれば……大丈夫)


侑「そうだ、これ! いつもお仕事お疲れ様!」

母「まあこんなにいっぱい。食べきれるかしら? ふふっ」

母「ありがとね、侑ちゃん」