侑「…………もう、無理だよ」


侑「もっとはやく、こうするべきだったんだ……」


侑「死んじゃえば、痛いことなんてない……苦しいことなんてない……辛いことなんてない……」


侑「お母さんには、悲しい思いさせちゃうけど……」


侑「…………ごめんなさい」


侑「ごめんなさい……侑は弱い子です」


侑「どうか、許してください」


侑「もう、限界なんです……なんでもいいから、楽になりたい……」



侑「さような――――」



侑(最後の言葉を言い終わる時だった)






「悪くない曲ですね」




侑「え?」


「これがスクールアイドルの曲ですか。今まで敬遠してきましたけど、聴いてみるとそう悪くないです」

「ただ…」


栞子「私が今見ている光景にはまったく相応しくありませんけど」