船長曜「暑くなってきたね〜」海未「ということは……ゴクリ」善子「水着の季節よッ!」かすみ「いや気が早すぎでしょ」8航海目
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三童貞(ようよしうみ)とかすみんが繰り広げる、船上生活8航海目!
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【前スレ】
船長曜「桜が散ったね」海未「私達の童貞は」善子「いつ散るのかしら…」かすみ「かすみんにおまかせです♡」 7航海目
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【かすみ乗船から間もなくの頃……】
かすみ「はぁ〜い♪ じゃあみなさん、一列に並んでくださ〜い♡ 」
曜「えっ? なになに? いったい何が始まるの?」
善子「第三次世界大戦よ!」ギランッ
海未「何を言っているのですかあなたは……」
かすみ「それじゃあいきますよ〜? せーのっ!」
チュッ♡×3
三童貞「!」
かすみ「えへへ、日頃の感謝の気持ちを込めてプレゼントですっ♡ 喜んでもらえましたか?」
善子「鼻かゆいんだけど」ポリポリ
曜「ねえ、ちょうどおでこにニキビ出来てたんだけど今ので潰れてないよね?」
海未「……ほっぺに蚊が寄ってきました」ペチンッ
かすみ「ぐぬぬ……あーそうですか!! そんな態度取りますか!! もう知りませんからね! ふんっ!!」
バタンッ
曜「……なんだったの?」
善子「さあ?」
海未「このっ! このっ!」ペチンッ ペチンッ 【現在】
かすみ「はぁ〜い♪ じゃあみなさん、一列に並んでくださ〜い♡ 」
曜「えっ? なになに? いったい何が始まるの?」
善子「第三次世界大戦よ!」ギランッ
海未「前もこのようなやり取りをしたような……」
かすみ「それじゃあいきますよ〜? せーのっ!」
チュッ♡×3
三童貞「!!」
かすみ「えへへ、今日はキスの日らしいので、日頃の感謝の気持ちを込めてプレゼントですっ♡ 喜んでもらえましたか?」
善子「待って! 確かこの前買ってきた雑誌に……あった! 女性がキスする場所に込められた意味!」
海未「ほっぺは……甘えたい、一緒にいたい、ですか……」
海未「かすみ、いつでも甘えてくれていいんですよ。何なら今夜は一緒に寝ますか?」
かすみ「はいっ♡」
曜「海未ちゃんずる〜い! えっと、おでこは……大丈夫、そばにいるよ……もしかしてかすみちゃん、あのレストランでのこと……」
曜「大丈夫だよ。かすみちゃんがそばにいてくれたら、もうあんなこわ〜い曜ちゃんは見せないからね」ギュッ
かすみ「曜さん……♡」ギュッ 善子「鼻は、鼻は……あった! どれどれ……妹みたいで可愛い……ですって!?」
善子「ちょっと何なのよこれは!? 何でこの私だけそういう扱いなワケ!?」
かすみ「だって善子さん、子供っぽいところ結構ありますし」
善子「ぐぬぬ……いいわ、わかった! かすみんがかすみん王国建設のために探してたあのレシピ、分けてあげないんだから!」
かすみ「えぅ!? も、もしかしてあのレシピ、手に入ったんですか!?」
善子「さあ? どうかしらねぇ〜」スタスタ
かすみ「ちょっと待ってくださいよ〜! 今のかすみんにはどうしても必要なんですってば〜!!」スタスタ
曜「ああいうノリの合う友達みたいなところ、結構羨ましかったりするんだけどね」
海未「そうですね……私は一回りほど歳が離れてるので尚更そう思います」
かすみ「待ってくださいよ〜!」
善子「キスする場所を考え直したらあげなくもないわよ、リトルエンジェル♡」 毎日劇場の野郎、あつ森ネタを連発しやがるから真似してやったぜ いずれにしろ地獄のトレーニングやらされる善子ちゃん… ずいぶんみんなかすみんのこと好きになりましたね…☺
ガッツリ 者どもの森 好き 唐突にオパイレーツオブレズビアンという単語が思い浮かんだ
誰かこれでss書いて かすみ「ふふーんっ、今日がなんの日がご存知ないでしょうね!」
曜「…今日が」
善子「…なんの」
海未「日?」
三童貞「??🤔??」
かすみ「ふふふ…知りたいですか? どうしても? じゃあ〜しょうがないですねぇ〜」クネクネ
かすみ「今日は」
海未「あ! そういえば私が曜に初めて稽古つけた日ではないですか?」
曜「え? そうなの?」
かすみ「そうなんですか?」
海未「はい。昔のカレンダーを取っておいてるんですがそこに──」
かすみ「って! 違います!! ふせーかいです!!」
かすみ「かすみんが10年も前のこと知ってるはずないでしょ!!」
海未「10年!? そういえば……」
かすみ「本日5月23日は──!」
海未(10年……そんなに経ってるなんて……)ズーン
かすみ「キスの日♡ です♡」💋 曜「キスの日…///」
善子「へぇ…そうなの…///」
海未(10年……私も年をとるはずです……ふふ……ふふ…)ズーン
かすみ「さっきのクイズに正解した人には〜〜かすみんからのキッスをプレゼントするつもりでしたがぁ〜♡ 残念ですね?」クチビルプルプル
曜「そんなぁ〜😢」
善子「ぐっ…かすみんのファーストキスだったのに…!」
海未「しょうがないからタラコクチビルフグモドキでキスの練習しますか?」
曜「いや、しないよ? どんなプレイなのそれ」
かすみ「キ、キスの練習にもならないかすみんって……😢」ズーン
善子「何いってんの?かすみんとのキスは本番扱いでしょ?」
かすみ「善子さーん! 好き好き♡」ほっぺチュッ
善子「!?///」 曜「あー!! ずるい!」
海未「このロリコン!! 卑怯ですよ!」
善子「知らないわよ〜!///」
かすみ「えへへ……ファーストキスもみなさんといつか…♡」 おまけ
──国木田亭──
ルビィ「おねぇちゃぁ、今日はなんの日か知ってる?」
ダイヤ「今日……? はて」🍶
花丸「キスの日ずら」ズイッ
ダイヤ「んまっ、ハレンチなっ」
花丸「キスの日とは、日付タグのひとつ。5月23日。
1946年、日本で初めてキスシーンが登場する映画『はたちの青春』の封切り日が由来とされている。
当時の映画界はGHQの検閲を受けており、脚本を見た民間情報教育局のさる御仁が「接吻する場面」を要求したのだとか。
このシーンが話題になり、映画館は連日満員になったという。
ずら」
ルビィ「わー物知り〜」
ダイヤ「接吻する場面見たさに連日満員ですか……」
花丸「また、同日は恋文の日でもあるずら。これは5(こい)2(ふ)3(み)の語呂合せだってさ」 ダイヤ「恋文ですか……ふむ」
ルビィ「…………おねぇちゃぁ、菜々ちゃんのこと考えてる顔だビィ」
ダイヤ「んなぁ!? そんなこと…///」ほくろポリポリ
ルビィ「あーあー妹離れしちゃってさぁ〜」
花丸「あーんっ♡ でも恋文で思いを伝えるなんて奥ゆかしいずらぁ〜♡」
ダイヤ「で、でも……大切な想いなら面と向かって話すべきかと……///」モジモジ
ルビィ「……」顔見合わせ
花丸「……」顔見合わせ
ルビィ「菜々ちゃん、愛されてるなぁw」ニヤニヤ
花丸「ほらほら、どんどん惚気るずらw」お酒トクトク
ダイヤ「あ〜〜! もうこの2人はっ…///」 おしまい♡
1日遅れましたがキスの日/恋文の日でした。 千歌「でででんでん!でででんでん!でででんでんでででん!!」 ♡♡あなぽむの部屋♡♡
歩夢「ごほっ…ごほっ…」
あなた「歩夢ちゃん? 大丈夫?」
歩夢「う、うん! 大丈夫大丈夫」ニコッ
歩夢(まただ…最近良く咳がでるなぁ…)
歩夢「それより、続きしてほしいなぁ…?」
あなた「んも〜しょうがないなぁ」
あなた「おいで♡ 歩夢ちゃん」
歩夢「っ///」
ガバッ
歩夢「〜〜〜〜っっ♡♡」ギューーッ
あなた「あはは…甘えんぼうだね////」ナデナデ
歩夢「…///」
あなた「今週もお疲れ様…明日は日曜だからゆっくりしようね」ナデナデ
歩夢「…♡」ギュッ
歩夢「私」
あなた「?」
歩夢「…私ね?」
歩夢「 あなたにあえて本当に嬉しい……会えて良かったよ…♡」
あなた「歩夢ちゃん………」
あなた「私も」ギュッ
幸せで痛いくらいでした。 夢をみました。
故郷の夢です。
私たちの故郷はニジガサキの町外れ。そこに十世帯程の村がありました。
とても平和だったと思います。
私は父とふたり暮らしでした。母は若くして亡くなり、父はその後再婚もしないためです。
私がいなければ父は再婚していたかもしれないと、当時は思っていました。
あの子とは母が亡くなる以前からの幼なじみです。
今、世界で唯一、母の話ができるのはあの子だけだろうと思います。
その村はもうありません。
私が10歳の頃です。
村で大火事がありました。 命からがら、ようやく私はあの子に連れ町に助けを求めました。
焼失した後の村には、肉の焼けたような臭いが辺りに立ち込めていたのを覚えてます。
村人はそうして亡くなったか、ほうほうの体で村から去ったか……いずれであったと聞きます。
『助かって良かった』
惨憺たる村を眺めたあの子がそういっていたのを覚えてます。 自分の父母も火事にあっていたのに……今生きていることを感謝していることに、私は言い様のない驚嘆を覚えました。
『歩夢ちゃんのお陰だよ』
あの子は突然振り向いて、言います。
『歩夢ちゃんが町に助けを求めに行こうと言わなかったら、きっと火事はもっと広がっていたと思うんだ』
──違う。私の考えじゃないの。それは
『だからありがとう。歩夢ちゃん』
父が言ったの。
瓦礫の下敷きになった父が最後に言ったの。
あなたが思うよりも私はずっと意気地ないのに。
どうしてか。
それをついぞ、彼女には言い出せなかった。 ××××
次の日、朝の掃除を終えて朝食を済ませます。お金もなく、町からも遠いここでは娯楽もありません。
みんな思い思いに休暇にいそしんでいます。
私が表の掃除をしているときに、つらつら昔のことを思い出します。
私たちがこの修道院に来たのは、火事のあとすぐでした。
私たちは居場所がなくなって彷徨ってしまわないように、何度もお願いしてここに住まわせてもらったのです。
前のマザーはいい人で良かったです。
当時、一番最年長だった私たちもすぐに他の孤児と仲良くなり、新しい子(かすみちゃんや果林さんや)も入って、仕事も少しは覚えたある日
マザーが天寿を全うしました。
老衰でした。 諸々の手続きを済ませ、葬儀も終えて、これからどうしようか。そんな話になりました。
他の修道士に明け渡すか、私たちだけで続けて行くか……意見が分かれました。
そんな中、あの子は「続けていく」選択をします。
あの子はこれから修道女として生きていくという意味も兼ねて、だそうです。
あの子がそうなら私ももちろんついていくつもりでした。
いまは生活は苦しいですが、あの子と、みんなと暮らせて幸せです。 〜〜掃除中〜〜
歩夢「ごほっ…はぁはぁ……」
あなた「歩夢ちゃ〜ん!」
歩夢「!?」
あなた「あ、ごめん! 驚かせちゃった?」
歩夢「う、ううん。そんなことないよ? どうしたの?」
あなた「あー ちょっと掃除終わったら散歩しない?」
歩夢「いいね! じゃあちゃっちゃと終わらせちゃうね!」
歩夢「〜〜♪」サッサッ
あなた「…」
歩夢「ごほっ!? ごほっごほっ」
あなた「歩夢ちゃん!? 大丈夫!?」 =========
歩夢「それで、どうかしたの?」トコトコ
あなた「うん」トコトコ
あなた「私、私ね?」
あなた「この修道院をもっと信者さんたちが利用しやすくしたいの!」
歩夢「利用しやすく…? それって」
あなた「うん! 道の補整とか、憩いの場のような過ごしやすい場所とか…いろいろ考えてるけど」
あなた「まずは道かな? 草抜きしたりガタガタをなくしたりする」
歩夢「うん」
あなた「でも心配もあってね…? そのせいで仕事が増えたり、食事も貧しくなっちゃったりするかもしれない。それってみんなが聞いたらどう思うかな…?」
歩夢「みんながどう思うか、それも心配なんだね?」
あなた「うん……言うべきか言わないべきか……」
歩夢「そうだねぇ……」 結局、そのあとみんなに協力してもらうことになりました。
快く受け入れてもらえて良かったです。
今まで以上に生活は苦しくなったけど、でも1つの目標ができて、生活に張りが出てきたと思います。 ♡♡あなぽむの部屋♡♡
あなた「ふぅふぅ…♡」グッタリ
歩夢「ふふ、お疲れ様」ナデナデ
あなた「むぅ…次こそは……」
歩夢「?」つつ←ぽむの膝
あなた「えいっ」ゴロン
歩夢「わ!?/// あなた!?」
あなた「あー……歩夢ちゃんの膝枕すきぃ…♡」ゴロゴロ
歩夢「恥ずかしいよ…///」
あなた「ふぁぁ…眠くなってきた……」
歩夢「!」
あなた「おやすみ…明日も頑張ろうね……」ウトウト
歩夢「うん……おやすみ……」ナデナデ
あなた「……すぅすぅ…」
歩夢「……」ナデナデ
目標もできて、みんなでがんばるのが今は楽しいな。こんな風に一緒に手を繋いで頑張る日がどうか。
どうか続きますように 故郷のいろんな物がなくなっちゃったけど──
想い出はなくならないからね。
歩夢「ねぇ…覚えてる?」ボソッ
歩夢「なんて……ふふっ」
あなた「歩夢ちゃ…」ムニャムニャ…
歩夢「…♡」ナデナデ
歩夢「ごほっ……ごほっ……」
歩夢「……え?」
血?
咳の中に、血が混じってました。
歩夢「あ、あなっ」
あなたの名前を呼ぼうにも、咳がそれを拒みます。私は
あなたの名前も呼べないのでしょうか
×××××
歩夢ちゃんが目覚めなくなってからもう1週間経つ。 書き込みした直後にタイトルに書いてあることに気づいた おしまい。
『アイネクライネ/米津玄師』
歩夢→あなた
前に話したテーマソングラブライブ、こんな風にやってみてはどうでしょう。ということも兼ねてでした。 そんなこと無いやろ良曲は時を超え歌い継がれ皆知っているはずだ(若い人の曲を知らないことが問題なのだと言うことから目を逸らしながら ぶっちゃけ童貞船関係なしにやった方がいい気もしないではないけどこっちでも考えてみるわ スピッツとか好きな若い人もいると思う。
知り合いはチェリー好きって言ってた ちょっと留年気味かつマイナー過ぎて周りに通じない曲を使うJKがいる可能性だってあるんですよ!!!!
あと日にち指定せずに好きなタイミングで投下でいいんじゃないかな >>329
それもそうだね。わざわざ日時を決めると縛りみたいになるかもしれないし! とある浜辺で...
千歌「ふん、曜ちゃんの馬鹿....!」
千歌「もう一生口なんて聞いてやらないのだ!」😡
しいたけ「クゥーン」
千歌「しいたけ、ついて来てたんだ...」
千歌「信じられるのは、しいたけ、お前だけだぞ〜」ワシャワシャ
しいたけ「バウバウ!」スル
千歌「しいたけどこ行くのだ!?」
しいたけ「ハッハッハッハッ」
しいたけ「バウバウ!!」
千歌「げっ、穴掘りしてる...しいたけ洗うの千歌なんだからやめて」グイグイ
しいたけ「ハッハッハッハ」ブンブン
千歌「うわっ!いててて、突き飛ばされちゃった...」 しいたけ「ワフ!!」キラキラ
千歌「ん?何か地面からキラキラした物が見えてる...」
千歌「しいたけ、もしかしてこれ掘ってたの?」
しいたけ「ワン!」
千歌「さっきはあんな事言ってごめんね。偉いぞ〜しいたけ。とりあえず拾って交番に届けてあげよう」
千歌「こんな豪華な見た目してるんだもん。きっとどこかの船の所有物に違いないよね」
千歌「よいしょ、よいしょ...ふぅ....」
千歌「なんだろうこれ?小物入れ?」
千歌「ぐぬぬ...開かない....!」
しいたけ「バウバウ!」ジャンプ 千歌「わぁ!何するのさ!もう!しいたけのせいで落としちゃったじゃん!」
箱「」
千歌「あれ?さっきと比べて蓋が軽い。もしかして開いちゃうとか?」
千歌「それ!!」パカ
その瞬間、途端に私の視界は暗転した。
千歌(え...?どういう事...?)
しいたけ「バウバウ!バウ!!バウ!」
しいたけの声が遠くで聞こえる....意識が遠くなっていく....
箱「」ポトリ 海未「花丸、レモンサワー3つとジンジャーエール、いつもの4ついただけますか?」
花丸「オッケーずら!ちょっと待ってて欲しいずら」
善子「で、今日はどうだったの?」
かすみ「んもう!かすみんが居ながら他の女に手出すんですかぁ?」
曜「はぁ.....」
海未「今日もダメだったのですね」 曜「最後の最後でうまくいかなくて...挙動不審になっちゃって....」
善子「あなた、昨日は千歌の旅館に泊まって童貞卒業するんだって息巻いてたじゃない。あ、ズラ丸サワーありがと」
かすみ「だから♡今日はかすみんが曜さんの事、慰めてあげてもいいんですよぉ?」
海未「はぁ、そういう所ですよ全く。曜、あなたは千歌を前にすると人が変わった様になってしまう」
海未「いつもの様にしてればいいんですよ。無理に格好つけずに。あ、花丸お料理ありがとうございます」
曜「だだだだだだって、千歌ちゃんのあの可愛さ!表情!脳トロボイス!そして胸!!あんなの見たら誰だって...」モジモジ
かすみ「か、かすみんだって脳トロボイスぐらい出せますけど!!」
曜「大体海未ちゃんと善子ちゃんだって!!肝心な所でヘタれるでしょ!?」
海未「クゥー!このキレ!ちょっと強めのレモンサワーは仕事の後の体によく染みますね!」
善子「この料理、ちょっと濃い目の味付けがパンに合うのよね〜何度食べても飽きないわほんと」
かすみ「曜さん、かすみんはいつだって曜さんの事受け入れる準備ができてますよ♡何ならこの後すぐにだっていいんですよ♡」
曜「はぁ...もう、全く...」パクパク カランカラン!!
花丸「いらっしゃいませ〜」
ダダダ!!タッタッタッタ!!
「ごめんなさい、今日は人探しなの!」
「曜、曜はいるかしら?」
花丸「って、え、絵里さん」
花丸「ど、どうしたんですか急に?!」
絵里「説明は後よ!それよりも曜達がここにいるって聞いたんだけど!!」
花丸「あっちのテーブルに....」
絵里「ありがとう。ちょっとお騒がせするかもしれないわ。先に謝っとく」
花丸「は、はいぃ...」 善子「〜でさぁ...」
絵里「曜!!」
曜「へぁあ!!誰?!」
曜「って絵里ちゃん!?」
絵里「単刀直入に聞くわ。あなた、高海千歌とはどういう関係なの!?」
曜「え...///その...あの...///」
曜「恋人未満友達以上と言うか、そのですね...」
絵里「そういう事を聞いてるんじゃないの!!」襟掴み 曜「うわっ!!えっ!?何!?どういう事!?」
絵里「うちの部下が海賊に捕まったのよ!!」
絵里「相手の名前は高海千歌!猶予はあと4日しかないの!!」
絵里「ねえ!どういう事なの?!?」ユサユサ
曜「どういう事って聞かれても...何も」
絵里「シラを切るつもりね!それなら」キラキラキラキラ
曜(マズい、絵里ちゃんの腕が輝き始めた!魔法を使う気だ...!)
絵里「これで観念して『そこまでです』
絵里「...海未」
海未「曜は何も知りません」
海未「絵里、心境は察しますがまずは落ち着いて、全てを話してくれますか?」
絵里「ごめんなさい。ちょっと熱くなりすぎたわ」シュルリ
曜「ふぅ...危なかった...」
善子「絵里、あなた...」ギロリ
かすみ「はわわわわわ....」 絵里「食事中にお騒がせしたわ...」
絵里「事情を説明するわね」
絵里「今日、いつもの航路のパトロールをしてたの」
絵里「夕方日の入りちょっと前辺りだったかしら、急に濃い霧がかかり始めたの。」
絵里「この時期、そういうのはよくあるでしょ?でもいつもなら日が暮れた後霧は晴れる」
絵里「でも今日は違ったわ。夜になって冷えても全く晴れなかったのよ」
絵里「不思議だなと思ってたら、前方に急に船が現れたの。ぶつからない為に急いでレーダーを確認したわ。でも」
絵里「でもレーダーのどこにも船影は映ってなかった」 絵里「その船は遠目でもわかるぐらい、古くて。今時ガレオン船よ!?信じられる?」
絵里「私たちはしばらくそれに見惚れてたわ。そのままそのガレオン船は私たちの船と並走してきたの」
絵里「こっちも気味が悪いから、拡張機で何度か応答してみたんだけど」
絵里「急に発砲して来たのよ!!こっちもなんとか応戦しようとしたけど、一向に歯が立たなかったわ。相手は時代遅れの船なのに、性能は私たち以上」
絵里「そんなこんなで横付けされて...」
絵里「乗り込んで来た人たちを見た時、気を失いかけた...」
絵里「デイヴィジョーンズの様な...海の底から這い上がって来た様な亡者達がぞろぞろと」
絵里「そいつらに手も足も叶わず、部下は連れ去られて行った...」
絵里「でも、あの船で一人だけ容姿が普通の子が居たわ。その子は、自分をキャプテンタカミって言った」
四人「!?」
絵里「部下を解放する代わりに渡辺曜を連れてこい。期限は4日やる。出来なかった時はわかってるよな、って」 曜「...嘘だ!千歌ちゃんがそんな事するはずないよ!!」
曜「昨日だってデートして夕方別れたんだもん!!」
絵里「曜、残念だけどよく聞いて。千歌は昨日、あなたと別れた後から行方不明になってるわ」
曜「!?」
絵里「千歌に何があったかはわからないけど、おそらく行方不明になった千歌とキャプテンタカミは同一人物」
絵里「しかも公安に仇をなす海賊になってしまったのよ...」 曜「嘘だ嘘だ嘘だ!!」
曜「嘘だーー!!」
海未「あっ、曜!!」
海未「出て行ってしまいました。私が追いかけます」
高まる疑惑と戸惑う人たち
善子「さっき、ガレオン船っていったわよね。その船、どんな見た目をしてたのかしら...」
絵里「確か、全体的に黒くて、マストは三本、砲門は26門あったわ」
善子「もしかしたら...100年に一度、新月の日に...」
善子「そういえば、丁度昨日は新月」
復活する伝説とその思惑!
キャプテンタカミ「ふーん、曜ちゃんもこんな女に粉かけてただなんて...」
かすみ「曜さんは、いつもは、優しくて、強くて、それでいてかっこよくて、曜さんをそんな風に言うなんてかすみんが許しません!!」
愛と憎悪の果てにあるものとは!?
キャプテンタカミ「く、来るなぁ!」刀ヒュンヒュン
曜「怖がらないで、大丈夫、大丈夫...」グサ
曜「....!」
キャプテンタカミ「あっ、刀が曜ちゃんに....」
曜「大丈夫、大丈夫、千歌ちゃん、おうちに帰ろう...」バタン
千歌「うわあああああああん」
二人の関係は一体どうなってしまうのか!?
次回「パイオーツオブデカミカン」
続かない!! 続いて♡ もっとよみたいわ。
>>335 ここかすみんのフォロー全無視で草 最終的に千歌ちゃんのパイオーツオブデカミカンで曜ちゃんのヨーソローが包まれる幸せなエンドなんだよね?
(*> ᴗ •*)ゞ 続き書くからみんなのssもちょーだい♡
時系列自分でも間違えてたから整理させて
深夜の朦朧とした意識で書くのは大変よろしくない
投稿までしばらくかかるので他の方気にせず投稿していってください じゃあ繋ぎに、書き貯めてたしおりんの過去を分割作品として一部投稿します ラブライブ!サンドウテイ!!外伝『栞』
第一夜『虹』
私は物心ついた頃から母子家庭だった。その事実については、特に追及しようとも思ったことはない
それを追及するということは、母さんを悲しませてしまうことになるから──幼心にそれを感じ取っていたからだ
この世にただ一人しかいない親を、私は嫌いになれないであろう
ニジガサキの片田舎で私は育った。友達と呼べる人間はいない
学校で学べることはあまりにも低レベルで、そのレベルに苦戦するような人間の中に混ざることは、私にとってあまりにも苦痛の出来事だった
くだらない。こんなところで過ごすより家で本を読んでいた方がマシだ──そう思っていた学校の帰りのある日のこと
「よいしょ、よいしょ……ふーっ、疲れた……今日はこれぐらいでいいかな」
女の子がいた。歳は私と同じくらいでショートカットの元気そうな子
不思議だった。学校が終わってすぐ帰宅したにも関わらず、同い年くらいのこの子は学校とはまるで逆の方向から市場へやってきていたから
「何を……しているのですか?」
「何って、畑で取れた野菜を売りに来たんです。今日の当番だから!」
「学校はどうしたのですか?」
「学校は……行ってないです。っていうか行けない。みんな大変だし……」
話を聞けば、彼女は近くの修道院で暮らしていて学校に行く余裕なんて無いというのだ
歳は私と同じ。名を中須かすみといった
かすみ「ねえ、学校って楽しい? あと名前は?」
「一度にいくつも質問をしないでください。名前は……栞子。三船栞子です」 私と中須さんは、それから時々会うようになった。どちらからとでもなく、たまたま市場の近くで遭遇するのだ
かすみ「ねえ、しお子って真面目だよね。将来はいい学校に行って公務員とか目指してたりするの?」
栞子「どうでしょうか。私の家も母子家庭ですし裕福ではありませんから」
栞子「……一人っ子ですしね。あまり将来を選べる立場でもありません」
かすみ「お母さんと二人きりかあ。でもいいなあ。かすみんは親二人ともいないから」
栞子「どちらがいいとも言えませんね。母子家庭でも大変なことは多いですし」
栞子「両親がいたら……そう思ったことはありますが、追及することは母親を悲しませることになりますからね」
自分でも口数は多くない方だと思う。ましてや内情を語ることなど滅多にない。学校の子は幸せで溢れているから
両親がいないという中須さんに、自分と同じものを感じたのだろうか。不思議と口数が多くなっていった
かすみ「あーあ、かすみんがみんなを幸せにできる魔法とか使えたらいいのになあ」
栞子「そんな魔法少女みたいなこと……」
かすみ「えっ!?」
──失言だった
二桁の歳になって魔法少女など誰も見向きはしない
きっと、馬鹿にされる── かすみ「しお子、魔法少女好きなの!? かすみんも好きなんだ! 魔法少女、可愛くてかっこいいよね!!」
栞子「……えっ?」
意外だった。周りの子は思春期を迎え、年中発情期のような状態になっていて魔法少女などとうに卒業しているというのに
栞子「私は……お、幼い頃に観ていただけですっ」
──嘘だ
私が下校を急ぐ理由。それは夕方の魔法少女アニメを観るために他ならない
私はまた、こんなつまらないことで意地を──
かすみ「えー? 今のもすごくいいのに。アメイジングスプラーッシュ! ってね♪」
栞子「アメイジング☆ストラッシュです。二度と間違えないように」
かすみ「へ〜?」
栞子「……あっ」
やってしまった。そんなものに興味はないという体をしてこのような失態を──
かすみ「ホントに大好きなんだね。だったらもっと話そうよ! そんなの好きなのは菜々先輩以外にいなくて寂しかったんだ」
栞子「……少しだけですよ」
かすみ「やったあ! かすみんとしお子の、魔法少女研究会のはじまりだね!」
栞子「何なのですかそれは」
本心を言うと嬉しかった。それも少しではなく、すごく
きっと友達とはこういうことを言うのだろう。私にも、そんな存在が出来たのが心の底から嬉しかった── 中学を卒業する少し前のこと。私は母に呼び出され、全てを知った
私はニジガサキの名家である優木家の子供で、母はその屋敷の妾だったというのだ
驚いたことにあのUTX帝国三卿の一人、優木あんじゅはその家の正式な跡取りだという。つまり、優木あんじゅは私の腹違いの姉ということになる
栞子「まさか……そんな人が私の姉だなんて……」
さらにもう一人、私には年子の姉がいるのだと聞いた。こちらは腹違いではなく本当の姉らしいが、妾の子ということで捨てられてしまったという
突如明かされた二人の姉。一人っ子だと思っていた私には衝撃の事実だった
だが、芽生えたのは姉という見知らぬ存在より、母や私を含む複数の人間を不幸にした優木家への強い恨み── 栞子「……今日、母から聞かされました。私には姉が二人いたようです」
かすみ「そうなの? よかったねしお子! 一人っ子なんかじゃないんだよ!」
かすみ「あ、でもいたってことは……」
栞子「ええ。生き別れというものですね。それと同時に、私が本来生まれた家から捨てられた存在だということも」
いつしか私は、中須さんに様々なことを打ち明けるようになっていた
好きなアニメの話。彼女が憧れている先輩の話。夢の話。彼女は将来、船に乗って旅をするのが夢なんだそうだ
そんなどうでもいい話も悪くないと思えた。私の中で、彼女の存在はそれほど大きくなっていたのだった
かすみ「そんな……どうしてそんなこと……」
栞子「ずいぶんと高貴な家柄だそうです。妾であった私の母と、私の存在が疎ましかったのでしょう」
栞子「一つ上の姉も同じ境遇で捨てられたそうです」
かすみ「ひどいね……何でそんなことが平気で出来るのかな……」
栞子「将来の道、決めました。私は実家を潰します。そんな家なんて無くなってしまえばいい」
かすみ「……しお子はそれでいいの?」
栞子「いいの、とは?」
かすみ「確かにひどいことはいっぱいしてるけど、家族なんだよ? 家族がいるなら……血の繋がった家族がいない私には羨ましいよ」
かすみ「もちろん修道院のみんなも家族なんだけど、血の繋がった家族がいるなら……会ってみたいって思うし、甘えたいって思う」 栞子「はっ……ありえませんね。その家族とやらのせいで私も母も苦労を強いられてきた。そんなものは家族ではありません」
栞子「私の家族は母だけです。あの人こそたった一人の肉親──」
かすみ「聞いてしお子! しお子がそんなつらいことやっちゃダメだよ!」
栞子「……あなただけはわかってくれると思っていました」
かすみ「え……?」
栞子「もういいです。中須さん、あなたと私の価値観はやはり違うものでした。私は私の成功体験のために、己の道を進みます」
かすみ「しお子!?」
栞子「……もうしお子と呼ばないでください。私とあなたは…………他人です」
かすみ「っ!! 待ってしお子! ねえ、待ってよ!! 魔法少女研究会はどうなるの!? 菜々先輩も紹介しようと思ってたのに! きっと気が合うってば!!」
栞子「もはやどうでもいい……そんなものは解散です。ではお元気で。中須かすみさん」
かすみ「そん、な……しお子ぉ……」
菜々「かすみさん! どうしたんですかかすみさん!?」
かすみ「えへへ……菜々先輩に合わせるって約束してた友達……絶交されちゃいました……」
菜々「……っ……かすみさん……泣いてもいいんですよ……泣いて、も……っ」
かすみ「……ふぇ? どうして菜々先輩が泣くんですか……?」
菜々「かすみさんの悲しみは私の悲しみです……あなたは私の『妹』だから……!」
かすみ「菜々、先輩……うえええぇぇぇぇん!!」 それから私は徹底的に中須さんを避けた
とはいえ修道院は近かったので、見掛けることはあったが、お互い目線を避けて話すことはなかった
それから程なくしてのことだった。中須さんがニジガサキから姿を消したのは
旅をするのが夢だと言っていたし、きっと夢を叶えたのだろう。そう思うことにした
だが、ある日── 「最近かすみちゃん見ないねえ。修道院から独り立ちしたのかな?」
「まだ14か15だったでしょ? ちょっと早思うんだけど」
「……聞いた話だと、黒い服の男たちに南の方に連れていかれたらしいわよ」
「ええっ? 南の方って確か、奴隷の施設があるところじゃない?」
「そんな……かすみちゃん、売られたのかしら? 笑顔が素敵な明るい子だったのにどうして……」
気が付くと私は、家まで走って帰っていた。そんな話なんて一秒足りとも聞きたくなかったから──
栞子「そんな……私は、そんなつもりじゃ……」
奴隷にされるということは厳しい訓練を積まされるということ
その訓練の中で命を落とすものもいるらしい。私は、これが直感的に今生の別れになると思った
やがて大雨が降ってきたが、すぐに止んだ。どうやら夕立だったらしい
空を見上げると虹がかかっていた。ふと虹を見上げると、それがまるで中須さんの運命を示しているかのようで──
その瞬間に、たった一人の友人を永久に失ってしまったのだと悟った
その日私は、生まれて初めて声を上げて、後悔の涙を流した── 時は奏でて想いはあふれる
途切れそうなほど透明な声に
歩きだしたその瞳へ
果てしない 未来が続いてる
L'Arc〜en〜Ciel『虹』 乙。しお子…😢
テーマソングも乗せてくれて良かったです!
第2夜も早く読みたいですねぇ そうですね…やっぱり僕は、王道を征く、ダイななですか 「はぁ……はぁ……」
漏れる息遣い。蠱惑的な視線。零れ落ちる甘い蜜
彼女の姿は、私の劣情を刺激するには充分なもの
私は想いを口には出さず、口で塞ぐことを選択した
「んっ……」
突き出される舌。絡み合う粘膜。脳が揺さぶられてゆく──
邪な感情を弄ぶのは得意分野なのだろう。淫らで端麗な、目の前の『彼女』
本来は会話をするのもおこがましいほど高尚な存在であるはずの
『彼女』は今、私に全てを委ねている
愛おしいその姿で、愛おしいその声で、『彼女』は私の全てを刺激する
でも、私には『愛してる』が言えない
言いたくなんかない
私は──
「……ねえ、覚えてる?」
──やめろ
「この傷痕、『私』が残したんだよね?」
──『あの子』の姿で、『あの子』の声で、『あの子』みたいなことを言うな
「……どうだったかな。もう覚えてないや」
「ふふっ、そうなんだ」
や め ろ
「あのさ、やめてくれないかな? それ」
「何? シてる最中に他の女話なんかしたくないの?」
「いいじゃない。『私』の話なんだから」
やめろと言っている!!
「違う! お前は……『あの子』なんかじゃない!!」
「歩夢ちゃんなんかじゃ!!」 ───────────────
「歩夢ちゃん? 痛かったら言ってね?」
「大丈夫だよ。あなたのことだから優しくしてくれるってわかってるから」
「……指、入れるね」
「……んっ……あっ、痛っ……!」
「っっっ……!」
「あ……ご、ごめんなさい! 我慢できなくて……爪が食い込んじゃったみたい……すぐ治すね!」
「ううん、いいよ」
「どうして?」
「私と歩夢ちゃんのはじめて記念。残しておきたいんだ。だから逆に痕が残るようにしたいな」
「あなた……そういうの好きだったの?」
「違うよ……でもこれが私たちの繋がりになってくれるから。だから、もっと深く……刻み込んでほしい」
「じゃあ……思いっきりしちゃってもいいの?」
「うん。神様に背いた罰のつもりでね」
「……いくよ?」
「うん」
─────────────── 「はぁ……はぁ……」
私は気付けば『彼女』の首を絞めていた。絞めている自分が疲れるぐらいの全力で
「そんなんじゃ私は死なないよ。どうしたいの? お望みならそういうプレイも出来るけど?」
「……ごめん。頭に血が上ってた。わかってるのにね。キミが『あの子』と違うなんて」
「ああ……そういうこと」
そう言うと、『彼女』は起き上がって煙草に火を点けた
「『あの子』は煙草なんて吸わなかったよ」
「私は『あの子』じゃないからね。あなたがこの姿を望んだだけの話」
「そうだね。私の心が弱かっただけの話か」
「──で、大丈夫なの? その傷」
「え?」
「胸の傷。血が出てるけど」
「……大丈夫だよ。この傷は、私と『あの子』の繋がりだから……」
私にとって、歩夢ちゃんはまるで聖母マリアのような存在だった
役職としてのマザーは私なのに、いつも包み込まれていたのは私の方
歩夢ちゃんの残したこの傷はそう、まるで──
──マリアの爪痕 マリア うつろな 世界に 君だけ
マリア 白い肌に 爪立てて 描いた
マリア 愛して 死ぬまで だまして
マリア 白い肌に 爪立てて
もう一度
霧のような世界で 一つだけの真実
君の残した傷跡
それはマリアの爪痕
Janne Da Arc『マリアの爪痕』 可愛い子。私がちょっと『あの子』のフリをするだけで心を掻き乱しちゃう
可哀想だとは思うけど、でもいじわるしちゃう
だって私は邪悪な存在(モノ)だから
あなたの何倍も長生きして、酸いも甘いも理解してる
だからこれが、ホントに愛してるかどうかなんてどうでもいい
愉しみましょう。もっと、心なんて空っぽにして
カラダの疼くまま、本能のままにね
私の都合よく愛をくれればそれだけでイイの
でも投げやりなヤり方なんて許さない。もっとちゃんとイカせてくれなきゃね
もっともっと、ケモノみたいに交わりましょう?
可愛い『あなた』 じれったいロマンス もっと都合良く愛をくれ
身勝手なロマンス でも投げやりじゃない かなり
じれったいロマンス 君を離さない だけど
身勝手なロマンス 決して彼女にはしない
未来のない関係には 終わりはない…だって始まってもないから
目眩く恋でもない
ましてトキメキもない
これも愛の形でしょ?
悲しげな目はやめて ちょっと!
Janne Da Arc『ROMANCヨ』 宇宙一ライブがかっこいいバンドです
Acid Black Cherryと迷ったけどやっぱジャンヌが最強 曜「劇の代役??」
かすみ「はい!」
曜「うーん……それが仕事の依頼かぁ…ちょっと待ってて、そろそろ今日の分が片付くから!」
かすみ「はーい! じゃあかすみん、お茶の準備してますね〜!」
かすみ(しず子との文通のなかで、初のしず子が書いた脚本が舞台になることを聞きました)
かすみ(ところが役者の方がダウン。(牡蠣が原因らしいです))
かすみ(そのための代役をヨーソロー号に頼んだ。という内容です)
曜「はいはーい! 終わったよ〜」
かすみ「お疲れ様です! お茶です♡」コトッ
曜「うん。どーもね!」 曜「さてさて。どういう話かな?」
かすみ「それがですね〜かすかすシカコ」
曜「ふむふむ。そういう内容ね…」
曜「うーーん…」腕組
かすみ「ダメ…ですかね?」
曜「ああっ!そんな悲しそうな顔しないで…!」オロオロ
曜「舞台ってことは練習が必要なんだよね? 台詞の暗記とかは自主練するとして照明とか……」
海未「どうしました?」スタスタ
かすみ「あ! 実は──」斯斯云々
海未「ふむふむ……そういうことでしたか」
海未「……ヨーソロー号は舞台役者ではないのですが」
曜「あはは。そうだね」
かすみ「海未さんは舞台立ちたいですか?」
海未「いえ!緊張するので嫌です…///」
海未「曜? やはりやめませんか? ね?」
善子「待った!!」
海未「!?」 善子「この堕天使の魅力を世に知らしめる絶好の機会……ククッ、乗らない訳ないわ!」
かすみ「かすみんがいるのに世に知らしめる必要ないと思うんですけど!」ムスッ
善子「実は前々からやってみたいな、って思ってたのよね」ウズウズ
海未「意外ですね善子」
海未「とはいえ……ううっ……///」
かすみ「でもでもぉ〜?こんなに可愛いかすみんが演技する姿みたくないですか?」
かすみ「それも舞台の上で!」
海未「それは///」
善子「…………しずくにも今後頼りにされるかも」
海未「!!」
かすみ「んもぅ! なんでそっちの方が反応いいんですか!?」プンプン 曜「ままま! ふたりとも! なんなら海未ちゃんだけ舞台裏で作業して、舞台にでるのは私たちだけっていう手も」
海未「そんな! 仲間外れはいやです!」
かすみ「それじゃあ……?」
海未「わかりました……舞台、立たせてもらいます…///」キリッ
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港の喫茶店
しずく「みなさん! お久しぶりです!」
かすみ「しず子〜 久しぶり〜!」
海未「お元気そうで何よりです」
善子「かすみんから聞いたわよ? 劇の人が足らないらしいわね」
しずく「はいそうなんです…」
曜「その話が聞きたくてね! とりあえず何頼む?」
しずく「コーヒーでお願いします」
===== しずく「ふぅ……さて」つ☕
曜(コーヒー飲んでるだけなのになんか絵になるなぁ…///)ドキドキ
善子「どういうプランで私たちは代役にすればいいの?」
しずく「はい。これを参考にして話します」ピラッ
海未「ええ。何何…?」
かすみ「ええっ!? 本番まであと一月しかないじゃん!?」
しずく「……商業演劇は仕方ないの」
曜「そ、そっか。年に一本すればいいわけじゃないからね」
しずく「……そしてみなさんには、その」
しずく「主演をしてほしいのです!」
4人「主演!?」
海未「よよよ曜! 私たちできるでしょうか!?」
曜「主演……主演かぁ……」
かすみ「ふふん。世界一可愛いかすみんが主演するなんて当然ですよね!」
善子「造作もないわ……ふっふっ」 しずく「週に一回集まってもらって、演技の手入れや確認をしたいのですが……どうでしょうか?」
曜「曜日の調整は?」
しずく「おまかせします」
曜「それじゃあこの日と〜〜」
曜「〜〜」ペチャクチャ
しずく「〜〜〜」ペチャクチャ
かすみ「……」
善子「どうしたの?」
かすみ「なんかしず子、すっごいしっかりしてて大人っぽいなぁ…」
善子「え?」
かすみ「あ、いや! 別に大人っぽくても可愛いのはかすみんですし!? そんなに気にしないですよ」
海未「人にはペースがありますからね。きっとかすみも大人っぽい、素敵な人になれますよ」ナデナデ
かすみ「もう…ありがとうございます///」
善子(せっかくのロリには、大人っぽくなんないでほしいんですが……それは) 曜「わかった! じゃあその日程に演技の確認をすればいいね!」
しずく「はい! よろしくお願いします♡」
曜「っっ!?///」キュン
しずく「それとこちらが台本です」ドサッ
かすみ「うっわ…けっこう分厚い……」
しずく「本職は3・4日で覚えますが、安心してください。勉強方法があります」
曜「たはは……3・4日……?」
善子「で、勉強方法って?」
しずく「はい。まずは冷静に台本を読むこと。登場人物の関係や話の流れをきちんと整理して理解することです」
海未「ふむふむ」
しずく「もうひとつは前後のやり取りにも意識を向けて、演じ方を調整します。」
しずく「最後に台詞と動きを合わせながらすると覚えやすいですよ」
かすみ「どういうこと?」
しずく「うーん……そうだね。歌を歌う時、歌詞は忘れちゃうけどメロディは覚えてるってことない?」
善子「あるわね。鼻歌で誤魔化すやつね」 しずく「はい。そのようにメロディは覚えやすいのですが、これをそのまま台詞と動きの関係に置き換えます」
しずく「動きは覚えやすく、忘れにくい。ということです」
曜「うーーん…なるほど…?」
しずく「それに例え台詞を忘れてもその台詞の動きをして台詞を思い出すこともあるんです」
海未「へぇ…そんなことが」
かすみ「……」ペラペラ
かすみ「わっ! かすみんお姫様役だ♡」
しずく「かすみさんにぴったりかと」ナデナデ
かすみ「しず子ってば〜///」
海未「……私は」ペラペラ
海未「主人公の敵役の美形剣士…///」カアァッ
曜「私、主役の剣士……」
曜「かすみちゃん役の子を私と海未ちゃんで奪い合うって筋なんだね」ペラペラ
しずく「はい! ラブロマンスです」 善子「ちょっとちょっと? このヨハネはなんの役なのよ?」ペラペラ
善子「……」ペラペラ
善子「あれ? ない?」ペラペラ
しずく「善子さんは照明と魔法演出をお願いします♡」
善子「うそでしょ!? 舞台出れると思ったのにーー!?」
海未「善子。照明がなければ素敵な演出はできません。優れた魔法を持つあなたにしかできないのですよ?」
善子「仲間外れはいや、って言ってたやつが何をシャアシャアと……」ブツブツ
曜「あれ? しずくちゃんは?」
しずく「私ですか?」ニタリ
しずく「私はラスボスの大魔王役ですよ♡」
かすみ「大魔王……」
三童貞(((ものすっっっごいドスケベな服着てそう…///)))ムクムク それから一月の間……w
曜『そこを退けッ! 私の姫には指一本も触れさせないッ』📖
かすみ「っっ///」キュンキュン♡
海未『ふふっ笑止。 こちらは私の姫君よ。腕ずくで奪いにこい』グイッ
かすみ「っっ!?///」ジュンジュン♡
海未「…」
曜「…」
海未「かすみ? 貴女の台詞ですよ?」ボソッ
かすみ「…ぁ」
〜間〜
曜「ハッ!」ブン
海未「フッ!」ブンッ
ガキン!
曜「くっ…ハッ!」ブンブン
海未「……」ヒョィッ ヒョィッ
海未「フッ」ビシッ
曜「う…」
曜「いたた……海未ちゃんダメだよ! 今のシーンは私が勝つところだったんだから!」
海未「すみません……💦」 善子「……」ペカー💡
善子「ふう……疲れた。そろそろ休憩にしない?」
かすみ「わかりました! 」
〜間〜
しずく「ここはもう少し感情を込めて……」
曜「むむむっ……」
曜『そこを退けッッ! 私の姫には指一本も触れさせないッ』
しずく「いいですよ! 素敵です♡」
曜「えへへ……ありがとう」
しずく「あ、そうだ後で衣装の相談をしたいんですがお時間ありますか?♡」
曜「う、うん! 平気! 大丈夫だよ!///」
かすみ「かすみんの演技も見て〜」
しずく「はいはい。ちょっと待っててね〜」 そして当日────
〜〜射矢来シアター前〜〜
千歌「曜ちゃんの劇、楽しみだね〜!」
梨子「うん! 」
ジジジ…(幕の上がる音)
(舞台中央におどりでるしずく)
しずく「本日は当劇団におこしいきただき誠にありがとうございます。」
しずく「しかし、お伝えしなければならないことがございます」
しずく「本日のキャストは通常の団員の体調不良のため、欠席しております」
ザワ…ザワ…
しずく「それにともない、増員を致しました。連絡が行かず申し訳ありません」ペコリ
千歌(よーちゃんたちのこと?)ヒソヒソ
梨子(たぶんね)ヒソヒソ しずく「増員した者には当劇団の指導もしております。楽しんでいただければ幸いです」
しずく「それでは開幕いたします!!」
…………パチパチ…パチパチ…
ジジジ…(幕が降りる)
ジジジ…(幕が上がる)
かすみ『あれ…私は? ここはどこかしら…?』
かすみ『ここはどこ? 待って、言わないで〜♪』テテテ…
千歌(ちょっとミュージカル調なんだね)
梨子(かすみちゃんの衣装可愛いわね)
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海未『これはこれは。ヨーデル(曜の役)とスミス(かすみの役)。私も混ぜてくれませんかな?』スッ
曜『ウミエル! 今は私がスミスと話しをしている只中。時間をずらしていただけないか?』
海未『つれませんなぁ……』
海未『昔の馴染みの私より、そのお姫様(スミスの事)を優先なさるとは』
曜『!!』スッ
曜『今何をしようとした?』
海未『何を? この私たちの絆に横入りするじゃじゃ馬に、仕置きをと』
曜『それは唇を奪うことか?』
海未『ふん!』
曜『今ここで、お前を成敗してもいいのだぞ』ギラリ
千歌(ひえっ……ヨーデル……!?) ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています