穂乃果「オトノキスクエアライフ」
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ガチャ
絵里「ただいま〜」
穂乃果「お帰り〜!仕事お疲れ様!」
凛「絵里ちゃんお帰りなさい!」
絵里「あら!来てたの!」
凛「うん」
絵里「久しぶりね〜。大学の方は順調?」バタン
凛「単位さえ取れれば順調だよ!」
絵里「それは順調なの?」
凛「順調だよ!」 絵里「そっか」
穂乃果「今日ね!お好み焼きだから!」
絵里「へ〜そうなの」
穂乃果「ビールも冷やしてあるよ〜」
絵里「気が利くじゃない!」
穂乃果「ささっ!座って!座って!」
絵里「ちょっと待って。せめてスーツを脱がせてくれない?」
凛「凛が脱がせてあげるよ!」
絵里「いや…そこまでは…」
凛「お仕事で疲れてるんだしさ。遠慮しないで」
絵里「そう?じゃあ…お願いするわ」
凛「はーい」 プシュッ
穂乃果「はい!ビール!」
絵里「ありがと」
穂乃果「じゃあ乾杯しようか?凛ちゃんもビールで良いのかな?」
凛「ビール飲めないよ」
絵里「そうなの?」
凛「だって苦いじゃん」
絵里「それが良いんだけど」
穂乃果「じゃあ凛ちゃんはカルピスサワーね」
凛「うん」
穂乃果「それじゃあ!新たにこの部屋の仲間になる凛ちゃんにカンパーイ!」
凛「カンパーイ」
絵里「カンパーイ…え?」 穂乃果「ん?」
絵里「えっと…聞き間違いかしら?」
穂乃果「何が?」
絵里「凛がこの部屋に住むみたいな」
穂乃果「うん。そうだよ!」
絵里「なんで?」
穂乃果「凛ちゃんと一緒に住むの嫌なの?」
凛「えっ!!?そうなの?」
絵里「凛が嫌とかじゃなくてね。ただでさえもう居候が居るのにさらに増えるの?」
穂乃果「いや〜経緯を説明するとね。昼間凛ちゃんと偶然コンビニであったんだよね?」
凛「うん!」
穂乃果「なんかね〜凛ちゃん引越し先を探してるとかで困ってたからさ。来ちゃいなよ的な?」
絵里「そうなんだ。えっと…あなた居候よね?」
穂乃果「困ってる仲間が居たら見捨てられないじゃん」 絵里「そもそも凛はどうして引越しを?まだ三年生よね?何かあったの?」
凛「取り壊すんだって」
絵里「アパートを?」
凛「うん」
絵里「それは…でもだったら実家に帰れば…」
穂乃果「実家からは遠いもんね?」
凛「そうなの」
絵里「私の家からも変わらないと思うんだけど…」
凛「お願いします。家賃も入れるし家事もやります!」
絵里「誰かさんも最初そう言ってたけど」
穂乃果「やってるじゃん!ご飯作ってるじゃん」
絵里「カレーばっかりね」
穂乃果「美味しいでしょ?」
絵里「もう飽きたわよ」 凛「絵里ちゃん。ダメ?」
絵里「分かったわよ。そのかわり部屋は穂乃果と相部屋よ?」
穂乃果「凛ちゃん!今回は縁がなかったと言う事で」
凛「えっ!?穂乃果ちゃん!!?」
穂乃果「明日一緒に探してあげるよ!」
絵里「穂乃果。あなたって…」
穂乃果「どうして私と相部屋なの?」
絵里「どうしてもこうしても部屋が他にないでしょ?」
穂乃果「にこちゃんの部屋でいいじゃん!」
絵里「勝手に決めたら怒るでしょ?」 穂乃果「じゃあ帰って来たら改めて決めれば」
ガチャ
にこ「ただいま〜」
穂乃果「ほら!噂をすれば」
にこ「何よ?誰か来てるの?」
凛「にこちゃん!」
にこ「あっ!凛じゃない!久しぶりね!」
凛「にこちゃん!今日からお世話になります」
にこ「え?今日から?何?あんたもここに居候すんの?」
凛「うん」
穂乃果「と言う事でにこちゃん!部屋が少し狭くなると思うけどさ。面倒見てあげてね」
にこ「は?」
穂乃果「いやだから…凛ちゃんと相部屋で」
にこ「どうして私の部屋なのよ!あんたの部屋でいいじゃない!」 穂乃果「あのさ、私の方が先に居候してるんだよ?」
にこ「だから何よ?私は働いてんだから一人の空間が必要なのよ
穂乃果「働いてるって言ったって半分フリーターじゃん」
にこ「アイドルよ!!!今日のオーディション絶対に上手くいったから」
穂乃果「なんのオーディション?」
にこ「映画よ!今に見てなさいよ!そのうち国民的美少女とか言われてあの頃よりも更に…」
絵里「美少女って歳でもないでしょうに。もうジャンケンで決めなさいよ」
穂乃果「え〜。私の方が古株なのに」
絵里「居候には変わりないから」
凛「ね!だったら凛が一人部屋って可能性はないの?」
穂乃果「それはない!」
にこ「絶対ない」
凛「言ってみただけ」 にこ「恨みっこなしよ?」
穂乃果「オッケー」
にこ「グー」
穂乃果「チョキ」
にこ「シャワーー!!!」
穂乃果「あっち向いてホイ!」
にこ「え?あっ」
穂乃果「よっしゃ!」
にこ「いやいや。おかしくない?あっち向いてホイをやるとか言ってないし」
穂乃果「言ってたら私の勝ちだったよ!」
にこ「いや、そもそもジャンケンで負けてるし。諦めなさい」
穂乃果「分かったよ。凛ちゃんよろしくね」
凛「うん」 絵里「決まった?」
穂乃果「私の部屋で引き取る事になりました」
にこ「良いわね。あんたは高みの見物で」
絵里「そりゃそうよ。私が主人なんだから。さっ、そうと決まれば改めて乾杯しましょうよ」
にこ「ん?今日お好み焼きなの?」
穂乃果「今更?」
にこ「ジャンケンに集中してたから。お酒あんの?」
穂乃果「アイドルがお酒ね〜。いいの?」
にこ「いいのよ!ほろ酔いのアイドルも可愛いでしょ?」
穂乃果「にこちゃん芋焼酎とか飲むじゃん」
にこ「うっ…うるさい!そんな事より乾杯を」
絵里「ねえ凛?」
凛「なあに?」
絵里「所で花陽は?」
凛「かよちん?」
絵里「うん。花陽も一人暮らしでしょ?大学も同じなんだし。花陽の部屋に居候させて貰えば…」
穂乃果「あ〜確かに」
にこ「いつでもどこでも一緒だったもんね。あんた達」
凛「うん。今もほぼ毎日会ってるよ!」
絵里「じゃあなぜ?」
凛「うん。なんか…彼氏出来たっぽいから。悪いかなって」
絵里「あぁ…」
にこ「…」
穂乃果「飲もうか?」 穂乃果「ふぁ〜よく寝たぁ」
にこ「おそよう。大学は?」
穂乃果「今日はなし。って言うか今何時?」
にこ「14時よ。いつまで寝てんのよ」
穂乃果「昨日遅くまで勉強してたからさ」
にこ「勉強?あんたが?」
穂乃果「しないとついて行けないんだよ。私の頭じゃ。ただでさえ一浪してるんだから留年する訳にはいかないしね」
にこ「は〜あんたが勉強ねぇ。まあ、絵里と同じ大学だもんね。しかし…あのトップオブバカだった穂乃果がねぇ」
穂乃果「それはにこちゃんでしょ」
にこ「なんでよ」
穂乃果「でも本当大変だよ」
にこ「ふ〜ん」 穂乃果「あ〜糖分が足りない」
ガチャ
穂乃果「おっ!プリンあるじゃん」
にこ「あ〜それ美味しかったわよ」
穂乃果「そうなの?」
にこ「うん。食べてみなさいよ」
穂乃果「うん。頂きま〜す」
パクッ
穂乃果「おおっ!美味いっ!」
にこ「でしょ?」
穂乃果「うん。にこちゃんが買ってきたの?」
にこ「ううん。絵里の」
穂乃果「え?」
にこ「絵里のだと思うわよ。あんたじゃないなら」
穂乃果「え…嘘…食べちゃったじゃん…」 にこ「怒るわね〜絵里…」
穂乃果「え…なんで?」
にこ「共犯だからね!」
穂乃果「うわぁ。ズル…」
にこ「ちなみにコンビニに売ってないのよ」
穂乃果「じゃあ…どこに売ってんの?」
にこ「さあ?」
穂乃果「絶対に怒るよ」
にこ「だからあんたにも食べて貰ったのよ」
穂乃果「最悪だ」 にこ「最悪よ。追い出されるかもしれないわ」
穂乃果「えっ!?困るよ」
にこ「さあ知恵を絞って!良い所の大学出てんでしょ?」
穂乃果「まだ在学中だよ」
にこ「似た様なもんじゃない」
穂乃果「全然違うと思うけど。ん〜…そうだ!作り直すとか?」
にこ「は?」
穂乃果「プリンを作り直すんだよ」
にこ「いや…バレるでしょ」
穂乃果「平気だよ。だって絵里ちゃんはまだ食べてないから」
にこ「なるほど!賢い!流石大学生!」
穂乃果「ふふん。じゃあ、にこちゃん!よろしく」
にこ「は?」
穂乃果「料理得意でしょ?」
にこ「得意だけどプリンは作ったことないから」 穂乃果「まあ…ネットで調べらればいいか」
ガチャ
絵里「ただいま〜」
穂乃果「え?」
にこ「え?」
絵里「穂乃果〜居るの?」
穂乃果「い、いるよ〜。ど、どうしよう?」
にこ「取り敢えず…あんたはバレないように絵里の相手をしてなさいよ」
穂乃果「えぇ…難しくない?」
にこ「やるしかないのよ。勉強教えてほしいとか言って部屋にでも連れ込んで。その隙にプリン作るから」
穂乃果「分かった」
にこ「頼むわよ」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています