千歌『そ、その、私、曜ちゃんのことそういう風に見れないっていうか、ほら、私たちって幼馴染だし……』

千歌『だから、付き合うとか、その、そういうことは、出来ないっていうか……』

千歌『だから、ごめんなさい』

曜『ち、千歌ちゃん……』

曜『そ、そうだよねー……普通、女の子どうしで付き合うとか、考えられないよねー……』

曜『だから、千歌ちゃん、この話はなかったってことで!』

千歌「あっ、曜ちゃん待って!」

曜『じゃあ千歌ちゃん、私用事あるから!』ダッ

曜(……)

曜(高校2年生の春、私は千歌ちゃんに振られた)

曜(しばらくすると私たちは高校3年生を迎え)

曜(ほどなくして、私は学校に行けなくなった)

曜(そんな折に言い寄ってきたのが、あの、桜内梨子という女だ……)

………