パカッ
ジュワ~
プスッ

梨子「うん!中まで火が通ってて、いい感じね♪」

梨子「曜ちゃん、そこの棚にお皿入ってるから取ってくれない?盛り付けて、いただききましょ?」



曜「いただきます」

梨子「曜ちゃんどう?美味しい?」

曜「……うん。塩加減がいい感じで、美味しい」

梨子「良かったぁ〜私もまだ昔の味付け、ちゃんと覚えてたみたいね♪」

曜(……)

曜(……ということは私の味覚は、あれから全く進化してないってことか)

曜(ほんとに成長しないな、私は)

梨子「はむっ、ん〜!ちゃんとあの頃の味つけね!とっても美味しい!」

梨子「ありがとね曜ちゃん!手伝ってもらっちゃって!」

曜「いや、お礼を言うのはこっちの方で……今日もこうしてごちそうになってるわけだし……」

梨子「私だって久しぶりに曜ちゃんとお料理できてすっごく楽しかったの!こんなこと、もう二度と訪れないと思ってたから……」

梨子「だから……」



梨子「もう私を、置いていかないでね?」