梨子「曜、ちゃん……」

梨子「曜ちゃん!」ガバッ

曜「えっ!?梨子ちゃん!?……いきなり抱き着かれると、苦しいよ〜」タハハ

梨子「曜ちゃん!もうっ、私、心配で心配で……今まで顔も見せてくれなかったから……」

梨子「だからお願い、もう少しだけ、このままでいさせて……」ギュッ

曜「……」

曜(梨子ちゃんのハグ、とってもあったかい……)

曜(こんなに私のこと、考えてくれてたんだ……)

曜(……)

曜(ってか私のこと想ってくれてる人がいるなんて……)

曜(大切な幼馴染だって思ってた人だって……私のこと……)

曜「……」ズキリ

曜「……ねえ梨子ちゃん、そのままでいいから聞いて?」

梨子「なあに、曜ちゃん?」

曜(だめ、だめなのに……これ以上踏み込んだら、もう……)




曜「……梨子ちゃんはさ、私のこと必要だって、思ってくれてる?」