0649名無しで叶える物語(はんぺん)
2020/04/06(月) 16:26:42.57ID:0RBl2V/4曜「分かってる。だから戦うなとは言わないよ。でも……普段通りの戦闘は許可できないかな」
梨子「普段?」
かすみ「善子さんが船とかすみんを守ってくれて、曜さんと海未さんが敵を一掃する。それがいつもの王道パターンなんです」
曜「今回は私が船を守る。というか船ごと逃げる」
曜「だから少し酷かもしれないけど……善子ちゃん善子ちゃん」チョイチョイ
善子「うん?」
曜「────」ヒソヒソ…ヒソヒソ……
善子「ハァ……まったく。堕天使づかいの荒いキャプテンね」
善子「Ostende mihi quaesō mihi caelum sīdereum. Pelagus──」
ピキピキ……ピキッ……
おもむろに善子ちゃんが呪文を唱える。
すると海面の一部が徐々に固まり始め、次第に氷の一本道が出来上がった。