0036名無しで叶える物語(しまむら)
2020/02/14(金) 01:27:28.08ID:LTnx34OBダイヤ「そしてそれを貰える人は、きっとわたくしではないと」
千歌「だ、ダイヤさん?」
ダイヤ「だから、今こうやって千歌さんからチョコを頂けてどれほど嬉しいか」
ダイヤ「きっと千歌さんは想像も出来ないでしょう」
ダイヤ「今日は千歌さんに会う度に、万が一の可能性を期待してずっとソワソワしてたのですよ?」
千歌「え?え?」
ダイヤ「でも結局何もなくて、『あぁ、やっぱりわたくしではなかった。きっと曜さんか梨子さんなのだろう』と思い至り」
ダイヤ「部室で別れた時は絶望の淵に叩き落された気分でした」
千歌「……」
ダイヤ「なので、もう下校する一歩手前のところで千歌さんに呼び止められた時は」
ダイヤ「心臓が飛び上がるくらいビックリしましたわ」
千歌「それってつまり……」