ダイヤ「否定しないということは、作る予定があるのだと」

ダイヤ「そしてそれを貰える人は、きっとわたくしではないと」

千歌「だ、ダイヤさん?」

ダイヤ「だから、今こうやって千歌さんからチョコを頂けてどれほど嬉しいか」

ダイヤ「きっと千歌さんは想像も出来ないでしょう」

ダイヤ「今日は千歌さんに会う度に、万が一の可能性を期待してずっとソワソワしてたのですよ?」

千歌「え?え?」

ダイヤ「でも結局何もなくて、『あぁ、やっぱりわたくしではなかった。きっと曜さんか梨子さんなのだろう』と思い至り」

ダイヤ「部室で別れた時は絶望の淵に叩き落された気分でした」

千歌「……」

ダイヤ「なので、もう下校する一歩手前のところで千歌さんに呼び止められた時は」

ダイヤ「心臓が飛び上がるくらいビックリしましたわ」

千歌「それってつまり……」