千歌「抹茶味の特別なチョコ」
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千歌「んー!授業終わりー!」
梨子「寝てただけじゃない、千歌ちゃん」
千歌「あはは……」
曜「それで、千歌ちゃん今日も生徒会室?」
千歌「む〜。今日“も”って私がずっと行ってるみたいじゃん」
梨子「いや、ずっと行ってるでしょ。ねぇ曜ちゃん」
曜「そうだねぇ、昨日も一昨日も行ってたねぇ」
千歌「うぐっ」
梨子「3日間練習がお休みになったのに、遊びに行くこともなく生徒会室へ」
曜「放課後どころか朝もいつもより早くに来て、生徒会室へ」
梨子「ずっと行ってる以外の何があるのかしらね?」
千歌「もうっ!2人して何なのさ!遅れちゃうしそろそろ行くねっ!」
ようりこ「ばいばーい」ニヤニヤ 〜生徒会室〜
千歌「全くぅ、曜ちゃんも梨子ちゃんも」プンスカ
ダイヤ「どうかされましたか?」
千歌「ううん、何でもないよー」
ダイヤ「そうですか?それでは次はこちらをお願いします」
千歌「はーい!」
ダイヤ「ふふっ」
千歌「ダイヤさん?」
ダイヤ「いえ、意外と言ってしまえば失礼ですが、千歌さんもちゃんとしているのだなと」
千歌「どういう意味〜?」プクー ダイヤ「怒らないで聞いて下さいね?」
ダイヤ「生徒会の仕事を手伝って頂けると聞いて、最初はすぐに投げ出すだろうなと思っていました」
千歌「え〜、ダイヤさんの中でそんなに信頼感無かったの」
ダイヤ「書類仕事は単調なお仕事ですし、千歌さん向きではないですからね」
ダイヤ「そうですね……10分保てば良い方かと」
千歌「それは短すぎない!?」
ダイヤ「ふふふっ。それが10分過ぎ30分過ぎ、1時間が過ぎ」
ダイヤ「結局1日ずっと手伝って頂きましたね」
千歌「ふっふっふ、私を見くびらないでよ」
ダイヤ「しかも1日どころか次の日、そして今日も手伝って頂けるなんて」
ダイヤ「千歌さんへのイメージを変えなければなりませんわ」
千歌「えへへっ」
ダイヤ「たまに信じられない誤字があるのは直してほしいですけど」
千歌「あぅ〜それは言わないで〜」 ダイヤ「……もし」
千歌「?」
ダイヤ「もし、学校が廃校にならずに続いていたら……」
ダイヤ「次の生徒会長に千歌さんを推薦していたかもしれませんわね」
千歌「いやいやいや、それはいくらなんでも無理だよ!」
ダイヤ「そんなことありませんわ。周りの人を引っ張っていく力はAqoursで実証済みでしょう?」
ダイヤ「こういう煩雑な事務仕事もこなせるのなら、生徒会長としての素質は十分あると思いますわ」
千歌「おだてすぎだよ〜」
ダイヤ「あら、バレました?まぁ、半分くらい本気でしたけどね」クスッ
千歌「ダイヤさんったら〜」
ダイヤ「ふふっ、さぁ続きをやりましょうか」
千歌「うん!」 千歌(生徒会長、か……)
千歌(そんな世界もあったのかな)
千歌(ううん、やっぱりそれは無いよ)
千歌(私がこんなに頑張れてるのは……)チラッ
ダイヤ「〜♪」
千歌(ダイヤさんが、いるからだもん) ダイヤ「ふぅ、これでお終いですわね」
千歌「え、もう終わり?」
ダイヤ「えぇ。千歌さんが思ってたよりも真面目にやってくれましたからね」ナデナデ
千歌「あぅ……」
ダイヤ「これで明日からの練習も憂いなく参加出来ますわ」
千歌「それは良かったよ〜」
千歌(でも何か寂しいな。もっとダイヤさんと2人きりになれると思ってたし)
ダイヤ「……」 ダイヤ「時に千歌さん」
千歌「んー?」
ダイヤ「その、この後予定はありますか?」
千歌「何も無いよ?ダイヤさんのお手伝いして終わったら帰るつもりだったし」
ダイヤ「そ、そうですか」
千歌「?」
ダイヤ「……こほん。でしたら、少しお茶でもどうですか?」
千歌「お茶?」
ダイヤ「お疲れ様会も兼ねて。千歌さんにお礼もしたいですし」
千歌「お礼だなんてそんな。でもそういうことなら全然OKだよ!」
ダイヤ「良かった。では後片付けをして行きましょうか」
千歌「うん!」 〜〜〜〜〜
千歌「んー!生き返るー!やっぱりみかんジュースだねぇ」
ダイヤ「まるで仕事終わりのサラリーマンじゃないですか……」
千歌「仕事終わりなのは同じでーす」
ダイヤ「まったく……」
千歌「あははっ。って、んん?」
ダイヤ「どうしたのですか?」
千歌「あ、うん。チラシが気になっちゃって」
ダイヤ「……バレンタインキャンペーンですか」
千歌「そういえばもうすぐバレンタインだもんねぇ」
ダイヤ「そう、ですわね」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています