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千歌「抹茶味の特別なチョコ」
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0001名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/14(金) 00:59:32.41ID:LTnx34OB
ちかダイ
0002名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/14(金) 01:00:45.14ID:LTnx34OB
千歌「んー!授業終わりー!」

梨子「寝てただけじゃない、千歌ちゃん」

千歌「あはは……」

曜「それで、千歌ちゃん今日も生徒会室?」

千歌「む〜。今日“も”って私がずっと行ってるみたいじゃん」

梨子「いや、ずっと行ってるでしょ。ねぇ曜ちゃん」

曜「そうだねぇ、昨日も一昨日も行ってたねぇ」

千歌「うぐっ」

梨子「3日間練習がお休みになったのに、遊びに行くこともなく生徒会室へ」

曜「放課後どころか朝もいつもより早くに来て、生徒会室へ」

梨子「ずっと行ってる以外の何があるのかしらね?」

千歌「もうっ!2人して何なのさ!遅れちゃうしそろそろ行くねっ!」

ようりこ「ばいばーい」ニヤニヤ
0003名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/14(金) 01:01:17.19ID:LTnx34OB
〜生徒会室〜

千歌「全くぅ、曜ちゃんも梨子ちゃんも」プンスカ

ダイヤ「どうかされましたか?」

千歌「ううん、何でもないよー」

ダイヤ「そうですか?それでは次はこちらをお願いします」

千歌「はーい!」

ダイヤ「ふふっ」

千歌「ダイヤさん?」

ダイヤ「いえ、意外と言ってしまえば失礼ですが、千歌さんもちゃんとしているのだなと」

千歌「どういう意味〜?」プクー
0004名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/14(金) 01:02:27.23ID:LTnx34OB
ダイヤ「怒らないで聞いて下さいね?」

ダイヤ「生徒会の仕事を手伝って頂けると聞いて、最初はすぐに投げ出すだろうなと思っていました」

千歌「え〜、ダイヤさんの中でそんなに信頼感無かったの」

ダイヤ「書類仕事は単調なお仕事ですし、千歌さん向きではないですからね」

ダイヤ「そうですね……10分保てば良い方かと」

千歌「それは短すぎない!?」

ダイヤ「ふふふっ。それが10分過ぎ30分過ぎ、1時間が過ぎ」

ダイヤ「結局1日ずっと手伝って頂きましたね」

千歌「ふっふっふ、私を見くびらないでよ」

ダイヤ「しかも1日どころか次の日、そして今日も手伝って頂けるなんて」

ダイヤ「千歌さんへのイメージを変えなければなりませんわ」

千歌「えへへっ」

ダイヤ「たまに信じられない誤字があるのは直してほしいですけど」

千歌「あぅ〜それは言わないで〜」
0005名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/14(金) 01:03:02.06ID:LTnx34OB
ダイヤ「……もし」

千歌「?」

ダイヤ「もし、学校が廃校にならずに続いていたら……」

ダイヤ「次の生徒会長に千歌さんを推薦していたかもしれませんわね」

千歌「いやいやいや、それはいくらなんでも無理だよ!」

ダイヤ「そんなことありませんわ。周りの人を引っ張っていく力はAqoursで実証済みでしょう?」

ダイヤ「こういう煩雑な事務仕事もこなせるのなら、生徒会長としての素質は十分あると思いますわ」

千歌「おだてすぎだよ〜」

ダイヤ「あら、バレました?まぁ、半分くらい本気でしたけどね」クスッ

千歌「ダイヤさんったら〜」

ダイヤ「ふふっ、さぁ続きをやりましょうか」

千歌「うん!」
0006名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/14(金) 01:03:47.48ID:LTnx34OB
千歌(生徒会長、か……)

千歌(そんな世界もあったのかな)

千歌(ううん、やっぱりそれは無いよ)

千歌(私がこんなに頑張れてるのは……)チラッ

ダイヤ「〜♪」

千歌(ダイヤさんが、いるからだもん)
0007名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/14(金) 01:04:23.18ID:LTnx34OB
ダイヤ「ふぅ、これでお終いですわね」

千歌「え、もう終わり?」

ダイヤ「えぇ。千歌さんが思ってたよりも真面目にやってくれましたからね」ナデナデ

千歌「あぅ……」

ダイヤ「これで明日からの練習も憂いなく参加出来ますわ」

千歌「それは良かったよ〜」

千歌(でも何か寂しいな。もっとダイヤさんと2人きりになれると思ってたし)

ダイヤ「……」
0008名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/14(金) 01:05:01.28ID:LTnx34OB
ダイヤ「時に千歌さん」

千歌「んー?」

ダイヤ「その、この後予定はありますか?」

千歌「何も無いよ?ダイヤさんのお手伝いして終わったら帰るつもりだったし」

ダイヤ「そ、そうですか」

千歌「?」

ダイヤ「……こほん。でしたら、少しお茶でもどうですか?」

千歌「お茶?」

ダイヤ「お疲れ様会も兼ねて。千歌さんにお礼もしたいですし」

千歌「お礼だなんてそんな。でもそういうことなら全然OKだよ!」

ダイヤ「良かった。では後片付けをして行きましょうか」

千歌「うん!」
0009名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/14(金) 01:05:35.30ID:LTnx34OB
〜〜〜〜〜

千歌「んー!生き返るー!やっぱりみかんジュースだねぇ」

ダイヤ「まるで仕事終わりのサラリーマンじゃないですか……」

千歌「仕事終わりなのは同じでーす」

ダイヤ「まったく……」

千歌「あははっ。って、んん?」

ダイヤ「どうしたのですか?」

千歌「あ、うん。チラシが気になっちゃって」

ダイヤ「……バレンタインキャンペーンですか」

千歌「そういえばもうすぐバレンタインだもんねぇ」

ダイヤ「そう、ですわね」
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