ことり「えっウソー!あんなガンコだったンミチェアーが…」 ことり「さて何があった?」
レス数が950を超えています。1000を超えると書き込みができなくなります。
穂乃果「う〜ん…『えっウソー!あんなガンコだった海未ちゃんが…』…」
穂乃果「犬をひつよう以上によけた」
穂乃果「そんなよけなくてもいいのに…」 エンディングテーマ
「不思議ソング」
高海千歌(伊波杏樹)
从c*•ヮ•§ふ〜しぎぎらいはヨワムシコムシ〜るぅ〜わ〜
おしまい 余談
実際に検索してみたら他のとこでわしが書いたやつがヒットしやがって大爆笑でござるの巻き、ニンニン 穂乃果「昨日ユーチューブで昔のプロレスみてて思ったんだけどさあ」
海未「はい」
穂乃果「スタンハンセンってかっこいいね!!」
海未「ええ」 穂乃果「…………」モリモリ←パン食ってる
穂乃果「ウィー!!」ウィー!
海未「…………」
穂乃果「ウィー!!」ウィー!
海未「…………」 穂乃果「ほら、海未ちゃんも一緒にやろうよ!!ウィー!!」ウィー!
海未「…………」
海未「youthです」
穂乃果「え」
海未「youthです」
穂乃果「…………」
海未「あれはyouthと言っているんです」 穂乃果「いやいや!スタンハンセンといえばウィー!!だよ?」
海未「youthです」
穂乃果「ウィー!!だよ!!」
海未「youth」
穂乃果「どうしちゃったの海未ちゃん!?穂乃果こんな滑舌よく英単語を発音する海未ちゃん初めて見たよ!!?」 海未「いいですか穂乃果」
海未「スタンハンセンはyouth!決め台詞としていたんです、しかし英語を聞き慣れない日本のファンがあたかも彼が『ウィー』という奇声を発しているかのように思い込んでしまった…」
海未「それはとてもスタンハンセンに対して失礼なことです」 穂乃果「人を殺せそうな目で蘊蓄語らないでよ海未ちゃん!!」
海未「youthです」
穂乃果「μ's」ウィー!
海未「μ's」ウィー!
穂乃果「ブフッ」
海未「ふふっ」 穂乃果「じゃあウィー!!でいいって事で」
海未「youth」
穂乃果「なんで!?海未ちゃんもいまウィー!!してたじゃん!!」
海未「youth」
穂乃果「…ガンコだなあ…」 穂乃果「………」ポチポチポチ
穂乃果「ほら!ウィキペディアにも日本のファンから『ウィー!!』で認識された事を受け、日本びいきのスタンハンセンは『ウィー!!』と発音するようになったって書いてあるよ!!」
海未「youthです」
穂乃果「むぅ〜…」 穂乃果「…………」ポチポチポチ
トゥルルル…トゥルルル…トゥルルル…
真姫『なに?』
穂乃果「あ真姫ちゃん!アメリカのスタンハンセンに電話繋いで!!穂乃果が聴きたいことあるからって!!」
真姫『ヴェ!?』 真姫『…ちょっと待って』
ゴホン オホン ア"ー ア"ー
スタンハンセン『やあ日本のみんな、スタンハンセンだよ』
穂乃果「あ!スタンハンセンだアイアムオバマ!寿司?ふざけんな!」 穂乃果「穂乃果聴きたいことがあるんですけど…あちょっと待ってスピーカーモードにするから」ポチポチ
スタンハンセン『ヴェエ』
穂乃果「よし…と!スタンハンセンさん、じつはほのほのしかじかという訳でして…」
スタンハンセン『(イミワカンナイ)』 スタンハンセン『…なるほど、たしかに最初は「youth!」って言ってたよ、でも、日本のファンのみんなは「ウィー!」って真似してくれるしね』
スタンハンセン『どちらが正しいとかじゃなく、日本のみんなが喜んでくれるのが僕はいちばん大切かな』 スタンハンセン『僕は日本が大好きだし、日本のファンのみんなには喧嘩をしないで仲良くしていてもらいたいな』
スタンハンセン『そう、僕とベストフレンドだったババやツルタのようにね』
穂乃果「………!」
海未「…………!」 穂乃果「…海未ちゃん、ごめんね」
海未「私の方こそ意固地になって申し訳ありませんでした」
スタンハンセン『(切っていい?)』 穂乃果「μ's!」ウィー!
海未「μ's!」ウィー!
スタンハンセン『μ's!』ウィー!
穂乃果「ふふっ」
海未「ふふっ」 真姫「…ハァ」ポチ
凛「電話だれからだったのにゃ?」
真姫「ほのか」
凛「フーン」 凛「なんで穂乃果ちゃんに電話でスタンハンセンのモノマネさせられてたの?パワハラ?」
真姫「…ワカンナイ」
凛「いじめかにゃ…動画送って絵里ちゃんたちに相談してみるにゃ」ポチポチ
真姫「ヴェ!!?」 『こんにちはスタンハンセンです』
絵里「ハラショー…」
希「真姫ちゃんもすっかり打ち解けてくれたやんなあ…」
おしまい 聖良さん「…という訳ですから、浮力がはたらくので鉄でできた船が海に沈まないのです」
千歌「ほぇ〜」
千歌「聖良さんはすごいのだ!なんでも知ってて頼りになるのだ!!」
聖良さん「ふふっまあ…その通りですが」 千歌「初めて東京で会った時はこのやろうブッ殺してやると思ったけど、思い止まってよかったのだ」
聖良「その節はすいませんでした、私も少々人見知りなもので」
千歌「チカたちと同じ地域振興型スクールアイドルとして頑張ってると知って一気に親近感が増したのだ…聖良さんのところも大変ですけど頑張ってください!」
聖良さん「えぇ……えぇ?」 千歌「大変ですよね…ただでさえ寒いのに市が財政破綻しちゃうなんて…」
聖良「ッ!!?それは夕張です!千歌さん何か勘違いしてませんか!?」
千歌「?北海道なのだ?」
聖良「北海道にもいろいろあるんです!!」 聖良さん「いいですか…私達の住んでいる函館は札幌に次ぐ北海道第2の大都市…」
千歌「北海道の中では2番なのだ?」
聖良さん「微妙な印象になる言い方はやめてください!東京以北で大都市と言えば、仙台、函館、札幌…」
千歌「全部さむくて田舎なのだ」
聖良さん「沼津の方にだけは言われたくありません!!!」 聖良さん「まったく…少しはご自分の目の前にある箱で函館について調べてみたらどうですか?」ピクピキ
千歌「今のは函館のハコと目の前のハコをかけたダジャレなのだ」
聖良「説明しなくていいです!!」
千歌「キャラメル拾ったらハコだけ…」
聖良さん「なんで嘉門達夫は知ってて函館の知識は皆無なんですか!?」 千歌「……………」カチカチ
聖良さん「…………」
千歌「『鹿角聖良』『ブロッコリー嫌い』」カチカチ
聖良さん「ッ!!何を検索しているんですか!!」
千歌「あ」
聖良さん「?」
千歌「聖良さん、ぱいぱいでかめろんとか呼ばれてるのだ、チカと同じなのだ从c*;ヮ;§」
聖良さん「……………」 高海千歌の誤解は結局解けぬままだったが、二人は何故か打ち解けグループの境を越えた友情を育んだのであった
おしまい 逆のパターン
ルビィ「あ、あの…おじゃまします…」ぅゅ
鹿角母「あら!あらあらあら理亞ちゃんがお友達をつれてくるなんて!あらあらあら!」←聖良さんから邪悪な部分を取っ払ったような外見のめっさいい人そうなお母さん
理亞「母様!ルビィは東京から来たの!東京の沼津から来たの!!」
ルビィ「ピギ!?」 鹿角母「あらあ…東京の沼津から!どおりで垢抜けてて可愛らしいと思った!」
理亞「母様、沼津はすごいんだよ!!東京から電車で2時間くらいでつくんだから!!」
鹿角母「あらあ…そんな大都会に比べたらなにもなくて退屈でしょうけど…どうぞ、今日はゆっくりしていってくださいね?」←めっさ嬉しそう
ルビィ「あ…ぁ…」ガタガタガタガタ 鹿角母「理亞ちゃん、東京の沼津はどうだった?」ニコニコ
理亞「すごかった!地面の下を電車が走ってるんだよ!おっきいテレビがビルにくっついてるんだよ!」
ルビィ「ぁ…あの…」
鹿角母「あら!ふふっ!恥ずかしい…ごめんなさいね、私、函館から出たことのない田舎者なの…沼津の人が聴いたらおかしいわよね!ふふっ!」
ルビィ「 」 鹿角母「白玉いかがかしら?沼津の方にはお口汚しでしょうけど…」
理亞「そんなことない!母様の白玉は東京の沼津のにも負けないくらいおいしい!ね、ルビィ!」
ルビィ「は、はい」ガクガクガク
ルビィ「おいしいです、白玉とってもおいしいです…グスッ グスッ」
理亞「?なに泣いてんのあんた」
ルビィ「ごめんなさい…ごめんなさい…」グスッ グスッ
おしまい 穂乃果「あのさあ、穂乃果最近気がついたんだけど…」
海未「はい」
穂乃果「いやね、ずっと勘違いしたまま覚えてたんだけど」
海未「…はあ」
穂乃果「『腿』じゃなくて『ポンポン』だった」
海未「何を言っているんですか?」 穂乃果「……………」モリモリ←パン食ってる
穂乃果「♪腰を振ってー腿を振って、イエーイ!レッファーイ!♪」
穂乃果「…ってやつなんだけど」
海未「あぁ…」 海未「チアガールみたいな格好して踊るやつですね」
穂乃果「ちょ海未ちゃんテキトーに言い過ぎじゃない!?それ選択肢多過ぎだけどちゃんとわかってる!?」
海未「……転んだら寝たふりするやつですよね?」
穂乃果「覚えてるのピンポイントでそこ!?ちゃんと曲名覚えてよ!!」 海未「すいません、私のユニットではないのであまり興味がなくて」
穂乃果「ぶっちゃけ過ぎだよ海未ちゃん」
穂乃果「まあいいけど…でもさあ、ふつう『腿』だと思うじゃん、『腰』だよ?『腕』だよ?」
穂乃果「そしたらふつう身体の一部がくるじゃん」
海未「はあ」 穂乃果「腰を振って、腕を振ったら次は脚も振るでしょ?痛いほど」
穂乃果「ていうか。ポンポンは振っても痛くならないじゃん!?腿は振ったら次の日筋肉痛だけど!絶対あれ腿が正解だったと思うんだよね?」
海未「はあ」 穂乃果「腕を振って〜♪」ブンブン
穂乃果「腰を振って〜♪」フリフリ
穂乃果「腿を振って〜♪」モモアゲモモアゲ
穂乃果「……………」
穂乃果「……無理…」
海未「鈍りすぎじゃないですか」 海未「そもそもその曲の歌詞は穂乃果たちが考えたんでしょう…私は各ユニットの曲には基本ノータッチですので言われても困ります」
穂乃果「だってぇ!!この曲は凛ちゃんがー」
海未「『凛ちゃんがー』!!?」クワ
穂乃果「!!な、なんでも、ない…です…」 海未「まったくあなたという人は…凛にいったい何をやらせてるんですか?油断も隙もない」
穂乃果「えへへ、あいすいません」
穂乃果「チアデイ♪チアボイ♪髪切って〜」
穂乃果「頑張るトキが美しいって、霊験あらたかな〜」
海未「いやなんか無茶苦茶じゃないですかそれ!?」 海未「よくそれでCD出せましたね…歌詞カードちゃんと読んで…というか…ちゃんと自分で作詞してくださいよ」
穂乃果「まあそのへん穂乃果はいつもこう、フィーリングというか」
海未「…………」
穂乃果「………」
穂乃果「ことりの〜おーやーじに〜しちゃうがな〜」
海未「曲を変えてもだめです!!!というか、歌詞!!」 穂乃果「フンフンフンフフーン…おーらい♪」
穂乃果「フンフンフンフフーン…かもーん♪」
穂乃果「…………」
海未「……………」
穂乃果「リ´・-・)」
海未「……………」
海未「………いぇーい」
穂乃果「リ´・ワ・)!!」
穂乃果「ふふっ」
海未「ふふっ」
おしまい 从c*•ヮ•§パイスライドォ――ッ!!!!
ラブライブ!サンシャイン!! 穂乃果「ね、腕立て伏せできる?」
真姫「はぁ?何よいきなり…」
穂乃果「あ、できないんだ」 ニヤニヤ
真姫「ッ!!出来るわよそれくらい!見てなさい!!」
真姫「フンッフンッフンッ」↑↓↑↓↑↓
穂乃果「おぉ…」 穂乃果「すごいすごい!私より全然出来る!!」
真姫「フフン」ドヤッ ↑↓↑↓↑↓
穂乃果「じゃあさあ…そのまま笑ってみて!」
真姫「はぁ!?イミワカンナイ…」ヴェェ ↑↓↑↓↑↓
穂乃果「ニヤニヤ」
真姫「く…」↑↓↑↓↑↓ 真姫「…………」↑↓↑↓↑↓
真姫「フフ…フフフフフ…」↑↓↑↓↑
真姫「フハッ!フハハハハハハ!フハハハハハハハハハハハハ!!」↑↓↑↓↑↓
真姫「ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ」↑↓↑↓↑↓
真姫「ハハハハハハハハハハハハハハハハハハノヽノヽノヽノヽノヽノヽノヽノヽ」↑↓↑↓↑↓
穂乃果「(………どうしよう…)」
〜 数日後 〜
海未「それでは練習を始めます、今日は筋力トレーニングから…腕立て伏せ30回3セット、はじめ!」パン
凛「アイドルの練習もたいへんにゃ…」↑↓↑↓
花陽「さ、30回もできるかなぁ…」↑↓↑↓
真姫「フフフフフ…ハハハハハハ…」↑↓↑↓
凛「!?」
花陽「!?」
真姫「ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!」↑↓↑↓↑
凛「…………」
花陽「………」 希「お!さすが練習中は雰囲気がちがうなぁー」
真姫「トラナイデ!!」
真姫「まったく…練習に集中できないじゃない」
海未「はい!2セットめいきますよー」パン
真姫「ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!」↑↓↑↓
希「!!?」
希「(…撮っていいものなんコレ)」コソコソ
穂乃果「(オフレコでお願いします…)」ヒソヒソ 〜 しばらく後 〜
にこ「にっこにっこにー!」
ほのうみことりんぱな「にっこにっこにー!」
真姫「…にっこにっこにー」
にこ「つり目のアンタ真面目にやんなさいよ!!」
真姫「真姫よ!まったく…」スッ
真姫「ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!」↑↓↑↓↑↓
にこ「な……な!?」ガタガタガタガタ
〜 ちょっと後 〜
凛「痛いにゃー!」
絵里「全然だめじゃない…いい?柔軟性はすべてのパフォーマンスの向上に繋がるわ!最低でも全員こうして床にお腹を…」
真姫「スッ」
絵里「?」
真姫「ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!」↑↓↑↓↑↓
凛「ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!」↑↓↑↓↑↓
にこ「ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!」↑↓↑↓↑
絵里「な、なにがやりたいの!!?」 〜 夏合宿あたり 〜
絵里「…驚いたのよ、最初は…こいつらいったい何を目指してるんだ!?って、理解に苦しんだわ」
穂乃果「はは…びっくりするよね、うん…穂乃果も最初は驚いたもん」
絵里「真姫が始めたって聴いたんだけど」クスッ
穂乃果「意外でしょ?」フフッ
海未「穂乃果ー!絵里ー!練習始めますよー!!」
絵里「あら」
穂乃果「いこ!絵里ちゃん!!」
『ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!』↑↓↑↓↑
おしまい このスレもいよいよ終わりが見えて来ましたね
殆ど一人で戦い抜いた強者です 教師「…このもんだい、とけるしと……」フルフルフル
\ シ ー ン /
教師「こ、このもんだい、とけるしと…」フルフルフル
\ シ ー ン /
教師「なに、おらぬか…わかるしと、おらぬのか…」フルフルフル
\ヒソヒソ/ \クスクス/
教師「あー………」フルフルフル
聖良さん「スッ」↑
\…!!/ \ッ!!/ 教師「お、おぉ鹿角…わかるのか…」フルフルフル
聖良さん「はい」
聖良さん「軽量級と重量級のレスラーの組み合わせは昔からタッグチームのひとつの正解だと言われています、例えば…ジミー・スヌーカとブルーザー・ブロディなどがその代表です」
教師「おぉ…正解…鹿角はいつも完璧なこたえじゃの…」フルフルフル
聖良さん「フッ」↓
\………/ \…………/ 松尾(モブ生徒)「…見た?さっきの!フッだって、フッ!フッだよ?フッ!」
田澤(モブ生徒)「見た見た!なに?アレ…まじ調子乗るなっての!私たちだってあんな問題…わかんないんじゃなくて答えるのダルいから昔してるんだっての!!」
秀麿呂(モブ生徒)「だよねー!空気読めっつーの!ほんと鹿角さんって美人で頭がよくて運動もできておまけに親切だし、超ムカツク〜」
松尾(モブ生徒)「ねー」
田澤(モブ生徒)「ねー」 \チンコー/ \チンコー/ ←チャイムの音
松尾(モブ生徒)「あ、鐘為っちゃった!五限め行かなきゃ!」
田澤(モブ生徒)「移動教室とかダリーって…」
秀麿呂(モブ生徒)「……あれ?」
松尾(モブ生徒)「?」
田澤(モブ生徒)「?」
秀麿呂(モブ生徒)「いやほらあれ、鹿角さん…掲示板のところになんかデカい紙貼ってる…」
松尾(モブ生徒)「…デカすぎない?あれ」
田澤(モブ生徒)「3メートル四方くらいあるし、余裕で超ハミ出してるし」
秀麿呂(モブ生徒)「なんて書いてあんだあれ…」
告 知
この度、結成されました最高のスクールアイドル、Saint Snow のファーストライブを1週間後に行います
このライブは大々的に開催されるものです
ファーストライブはただ行ナゥものではない、このSaint Snowが最高の歴史に名を刻むものであります
何故ならこのライブを見るものはSaint Snowに最高だと言わされるべきであるからです
詳しくはホームページ等を見て熟知してください
鹿角聖良 松尾(モブ生徒)「…なあ、これ……?」
田澤(モブ生徒)「大丈夫だ、私にもまったく意味がわからない」
秀麿呂(モブ生徒)「無駄にQRコードなんか付いてるし…」
松尾(モブ生徒)「………」
田澤(モブ生徒)「………」
秀麿呂(モブ生徒)「アクセスしてみるか…?」ポチポチポチ
\ ダンスナゥ !! /
秀麿呂(モブ生徒)「な…っ!!?」ビクーン!
ラブライブ!サンシャイン!! 前略
高3の春に突然スクールアイドルを始める姉様であった
聖良さん「…………」カタカタカタ
聖良さん「ふう」眼鏡クィッ↑
理亞「姉様…」
聖良さん「あら理亞、おかえりなさい」
理亞「………貼り紙、掲示板の」
聖良さん「あぁ、気づいてくれましたか」
理亞「……何?あれ」
聖良さん「フッ」 聖良さん「話題になっていたでしょう?いかがでしたか、皆さんの反応は」
理亞「…バカにされた、笑われてた」
聖良さん「フッ」
理亞「あと先生に怒られた、片付けさせられた」
聖良さん「フッ」
理亞「…………」
聖良さん「計算どおりですね」眼鏡クィッ
理亞「いやなんで!!?あとなんで眼鏡かけてるの!!?」 聖良さん「理亞は渡辺文樹という方を知っていますか、インディーズの映画監督なのですが」
理亞「……?」
聖良さん「インディーズと言ってもいかがわしいビデオの監督ではありませんよ」フッ
理亞「……ッ!!」
聖良さん「彼は内容的にアレで映画館で上映できない映画のフィルムを自ら担いで全国をまわり、自主興行という形で活動を続けています…」
聖良さん「特徴的なのはその広告方法で、街角に貼ったポスターに自分で『失神者続出』『子どもは見ちゃだめ』などと落書きを加えるんです…この画像のように…面白いでしょう」カタカタカタ
理亞「……?」
聖良さん「いかがわしいビデオではありませんよ」眼鏡クィッ↑
理亞「……ッ!!」 聖良さん「彼の映画のポスターは一度見たら忘れられないインパクトがあり、映画を見たことがない人ですら『電柱に変なポスターが貼られていた』ことを強烈に記憶していると聴きます…」
聖良さん「わかりますか?いっけん奇抜であったり、意味のよくわからないもの、なにかいかがわしいようなもの…そういったものほど人の興味を惹き、記憶につよく残るのです」
聖良さん「私のライブのポスターもマーケティングの第一段階としては成功といえるでしょう…『先生に怒られて剥がされたポスター』、どんなものか見たくなりませんか?どんなまずいことが書かれていたのかと気になりませんか?」フッ
理亞「……姉様の例え話、いつもよくわからない」
聖良さん「ほう」
聖良さん「…では、理亞は又吉イエスという政治活動家を知っていm」
理亞「それネタにしちゃ駄目な人だからやめて!!!」 聖良さん「まあ論より証拠、このホームページの再生数を見てください」カチッ
理亞「……?」
\ダンスなぅ!!/
理亞「ッ!!」ビクーン!
聖良さん「びっくりしたでしょう…私もまさか1日めでここまで伸びるとは思いませんでした、正直驚いています」
理亞「いやHP開いた瞬間に絶叫音声とか、普通にそっちに驚くから!!あと『ダンスなぅ』って何!?」
聖良さん「あれ?言ってませんでしたか…キャッチフレーズです、私たちの」
理亞「!!?」
聖良さん「まあ、言ってみればスタンハンセンのウィー!みたいなものです」
理亞「だから姉様の例えはよくわからない!!」
聖良さん「ほう」
聖良さん「では…ジャイアント馬場さんがマクドナルドのフィッシュバーガーを好んでよく食べられていたのを理亞は知っていm」
理亞「プロレスで例えるの自体をやめてよ!!!」 聖良さん「気に入りませんか?」
理亞「…………」
聖良さん「例えばですが。何かの拍子に『ダンスなぅ』という言葉を聴いた人がいるとして…」
聖良さん「Saint Snowのことは知らなくても、その人の頭の片隅には『ダンスなぅ』という謎のキーワードが常時引っ掛かっている状態になるわけです」
聖良さん「そしてその人が何かの拍子にSaint Snowを知ったとき、その人はどう思うでしょう…『あれ?これ知ってるぞ!』『あ!これだったんだ!』とその時に気づくことになるのです」
聖良さん「人間というのは知識の動物でありますから…『あれ?』という疑問が解決されたとき、本能的に脳の快楽中枢が刺激される…つまり、嬉しくなるんです。その人にとってSaint Snowの名前は『嬉しい思いをした経験』として記憶されることでしょう」
聖良さん「脳科学で言うところのアハ体験というやつですね」
理亞「…………」 聖良さん「…なのでこれから『ダンスなぅ』を流行らせようと思います」
理亞「!!?」
聖良さん「とりあえず私は『インターネット』のいろいろなところに『ダンスなぅ』と書き込みをしてまわりますから…理亞はそうですね、私生活の中で努めて『ダンスなぅ』という言葉を使うようにしてください」
理亞「……具体的には…?」
聖良さん「そうですね、朝学校に行ったらクラスの皆さんに『ダンスなぅ』と挨拶してみるとか」
理亞「!?」
聖良さん「喜怒哀楽…感情表現のすべてを『ダンスなぅ』で表現してみるとか」
理亞「…………」
聖良さん「どうですか?」
理亞「…………」
聖良さん「返事」
理亞「………」
理亞「………」
聖良さん「返事」
理亞「………ダンスなぅ…」 聖良さん「不満そうですね…素晴らしい。しっかりと『ダンスなぅ』で感情表現が出来ています、私の見る限り100点満点中200点の『ダンスなぅ』です、さすが理亞」
理亞「姉様!!!」
聖良さん「気に入りませんか?」
理亞「姉様!私昨日入学したばかりでクラスの人とも全然話せてない!そこでそんな強烈なキャラ付けされたらもう学校行けない!!」
聖良さん「ほう」
理亞「姉様は私の高校生活を二日で崩壊させるつもりなの!?」
聖良さん「…………」
聖良さん「わかりました、理亞がそこなで言うのならキャッチフレーズは別のものにしましょう」
理亞「姉様…」
聖良さん「………『よっこら聖良』…?いや、『がんば理亞』…」ボソボソ
理亞「姉様ッッッ!!!」 理亞「姉様!私、確かに高校に入ったら姉様とスクールアイドルやりたいって言った!小さい頃から約束してた!でも…今の姉様は間違っていると思う!!」
聖良さん「ほう」
理亞「私、こんないきなりスクールアイドル始めると思わなかった!入学初日から『変なスクールアイドルの人』みたいなキャラにされると思わなかった!!」
聖良さん「理亞、何かを始める時には慎重さも大切ですが…時には悪魔のような大胆さも必要ですよ?その加減が大切なのです…self control…ダンスなぅ」
理亞「姉様は大胆過ぎる!!少しはセルフコントロールして、ダンスなぅ!!」
聖良さん「ダンスなぅ」
理亞「キャッチフレーズもなにも、そもそも私たち、曲もまだ決まってない…1週間後にライブなんて出来ない…どうするの!?ダンスなぅ!」
聖良さん「ダンスなぅ。曲…ですか?そうですね…『最高』…『最高だと言わせたい』…『みんなに』…『self control』…ダンスなぅ」
聖良さん『♪最高!言わせたいみんな〜にね〜♪』←めっさいい声
聖良さん『ダンスなぅ!』
聖良さん『♪大事なのは〜self control♪』←めっさいい声
聖良さん「出来ました、これでいきましょう」
理亞「………ッ!!!」 理亞「振り付け…」
聖良「そうですね、歌い出しは理亞と私が重なるようにこう立って…硬変こっちですか?ではもう三寸ばかり右…」
理亞「衣装!!」
聖良さん「こんなこともあろうかと私が昨夜、一晩でやってくれました。どうですか?」ピラッ
理亞「………会場、とか…」
聖良さん「あ、函館市民会館ですか?先日ご連絡致しました鹿角と申します…ダンスなぅ…えぇ…」
理亞「お、お金!会場、借りたりするお金…」
聖良さん「『クラウドファインディング』で募った資金、思いの外貯まっていますね」眼鏡クィッ
理亞「……………」
聖良さん「ダンスなぅ?」
理亞「ダンス…なぅ……」 聖良さん「さ、早速練習しましょう、最高のライブにしなくてはいけませんから」
理亞「姉様…」
聖良さん「そして既に完成したトレーニングメニューがここにあります、ランニング10km、遠泳15km、精神統一…」
理亞「姉様ッッ!!!」
聖良さん「ダンスなぅ」
理亞「いい加減にして…姉様はいつもそう…」
理亞「なんでもかんでも自分で決めて、なんでもかんでも一人で完璧にこなして…」
聖良さん「ダンスなぅ」 理亞「私が『バレーボール』やりたいって言ったときも次の日の朝に家の前にバレーコートが出来てた!『菌消し』集めた時も3日でレアな肌色まで完璧にコンプリートされてた!!」
聖良さん「ダンスなぅ」
理亞「姉様ッ!私は『姉様と』『二人で』スクールアイドルがやりたかった!!二人でいろいろ話ながら、いろいろ苦労しながら、いろいろ悩みながら、スクールアイドルやっていきたかった!!」
聖良さん「…ダンスなぅ」
理亞「なんで最初から全部完璧にしちゃうの?なんで一人で全部完成させちゃうの?姉様のバカ!完璧超人!!ブロッコリー恐怖症!!!」
理亞「姉様なんてもう知らない!!」ダッダー!
聖良さん「…………」
聖良さん「フッ」 〜 翌日〜
教師「このもんだい、わかるしと」フルフルフリハタ
\ヒソヒソ/ \クスクス/
教師「おらぬのか。わかるしと、おらぬのか」フルフルフリリン
聖良さん「ダンスなぅ」スッ↑
\!?/ \!?/
教師「お、おぉ、鹿角…わかるのか、このもんだい、わかるのか」フルフルフリフリ
聖良さん「ダンスなぅ」フッ
\………/ \………/ 聖良さん「この場合1+1の答えは2ではありません…永遠のチャンピオンですので200です、10倍です10倍」
教師「おぉ…鹿角の答えはいつも完璧じゃの」フルフルフリサン
聖良さん「ダンスなぅ」スッ↓
教師「ダンスなぅ」
\(ダンスなぅ…?)/ \(ダンスなぅ)/ \ヒソヒソ/ \コカーン/ \コカーン/ ←チャイムの音
松尾(モブ生徒)「…聴いた?さっきの…何あれ?」
田澤(モブ生徒)「聴いた聴いた!『ダンスなぅ』だって!ヤなカンジ〜!」
秀麿呂(モブ生徒)「…ダンスなぅ」ボソ
松尾(モブ生徒)「ブッフwwwなに真似してんのwww」
秀麿呂(モブ生徒)「あ…いや…昨日からなんか妙に頭に残るっていうか…なんか口に出したくならない?あれ…」
松尾(モブ生徒)「えぇ〜?ならないy」
田澤(モブ生徒)「ダンスなぅ…」ボソ
松尾(モブ生徒)「!?」
田澤(モブ生徒)「いやごめん、つい…」
松尾(モブ生徒)「超ヤだ〜何?まじでみんなして…」
松尾(モブ生徒)「…ダンスなぅ」ボソ
松尾(モブ生徒)「ッ!?」
田澤(モブ生徒)「…!!」
秀麿呂(モブ生徒)「!!」 \ガラッ/
松尾(モブ生徒)「!」
田澤(モブ生徒)「!」
秀麿呂(モブ生徒)「!」
聖良さん「…………」ツカツカツカ
聖良さん「フッ」
聖良さん「…………」スッ↓
松尾(モブ生徒)「(なに今の!?すれ違いざまに『フッ』ってやられたんだけど!?)」ヒソヒソ
田澤(モブ生徒)「(まさかさっきのやり取り…見られてたとか!?)」コソコソ
秀麿呂(モブ生徒)「…………!」ガタッ
秀麿呂(モブ生徒)「ね、ねえ鹿角さん…」
松尾(モブ生徒)「(え?おい!!)」ヒソヒソ
田澤(モブ生徒)「(なに話しかけてんの!!?)」コソコソ
聖良さん「はい」
秀麿呂(モブ生徒)「ダ…ダンスなぅ…って、なに?」
聖良さん「フッ」 聖良さん「キャッチフレーズです」
秀麿呂(モブ生徒)「へ、へえ…そうなんだ…?ね、スクールアイドル?始めたんだよね?」
聖良さん「フッ」
秀麿呂(モブ生徒)「鹿角さんってあんまりアイドルってイメージなかったけど…どんな曲歌うの?」
聖良さん「ダンスなぅ」
秀麿呂(モブ生徒)「……!!」
聖良さん「フッ」 松尾(モブ生徒)「(…ソッコー会話終わってんじゃん…)」ヒソヒソ
田澤(モブ生徒)「(何がやりたかったの一体…?)」コソコソ
秀麿呂(モブ生徒)「…………」
秀麿呂(モブ生徒)「だって…気になるじゃん…」
松尾(モブ生徒)「!」
田澤(モブ生徒)「!」
秀麿呂(モブ生徒)「気にならない?気になるよね?あの鹿角さんがだよ?今年受験の高3の4月にいきなりスクールアイドル始めて…気になるじゃん…」
松尾(モブ生徒)「………」
田澤(モブ生徒)「………」
秀麿呂(モブ生徒)「気になってるんでしょ?そこは認めようよ、確かに鹿角さんは美人で頭がよくて運動ができて実はけっこう親切だからムカつくけどさ…」
松尾(モブ生徒)「で、でもさあ………」
田澤(モブ生徒)「うん………」
秀麿呂(モブ生徒)「…………」 〜 一号生教室 〜
\チンポー/ \チンポー/←チャイムの音
理亞「(…今日もクラスの人と話せなかった)」トボトボ
高木(モブ一号生)「鹿角さん!!」
理亞「!?」
高木(モブ一号)「いたよー!鹿角さんいたー!!」
理亞「…!?」
仲本(モブ一号生)「鹿角さん!もう、鹿角さん休み時間も放課後もすぐ居なくなっちゃうし、私たちずっとお話したかったんだよ?」
加藤(モブ一号生)「ね、ね、三号生の聖良さんってお姉さんでしょ?美人だしスタイルもいいしステキだよねー!!」
理亞「あ、あ…あ…」ガタガタガタガタ
高木(モブ一号生)「あ!ごめん、いきなりでびっくりしたよね?私高木!同じクラスだよ!!」
仲本(モブ一号生)「仲本!」
加藤(モブ一号生)「加藤!」
理亞「あ…だ、だ、だ…」
(聖良さん『例えばですが…クラスのお友達に「ダンスなぅ」と挨拶してみるとか…』)ポワポワーン←回想の音
理亞「だだだだ、だっふんだ…」ガタガタガタガタ
高木(モブ一号生)「?」
仲本(モブ一号生)「?」
加藤(モブ一号生)「?」
理亞「……ッ!!」
理亞「ダンスなぅ!」キリッ 前略
「高木モブ一・号生」ではなく、「高木・モブ一号生」であるのであしからず
理亞「(クラスの人といっぱい話せた)」
理亞「(私はほとんど『ダンスなぅ』としか答えられなかったけど)」
理亞「(スクールアイドルカッコいいって言われた、すごいって言われた)」
理亞「(…頑張ってねって言ってもらえた)」
理亞「(ライブ絶対行くねって言ってた)」
理亞「(クラスの………『お友達』…)」
理亞「(姉様…)」
\カタカタカタカタ/ \ポチ/ \カタカタカタカタ/
聖良さん「ふむ…もう二寸ほど右ですか」眼鏡クィッ↑ 理亞「…………」
聖良さん「…………」カタカタカタカタ
聖良さん「ちっファック」ボソ
理亞「!!?」
聖良さん「あれ」
聖良さん「理亞…帰っていたんですか?お帰りなさい。すいません、つい夢中になってしまって」
理亞「…振り付けとか、舞台のセッティングの確認?」
聖良さん「『あつまれどうぶつの森』です」
理亞「 」 聖良さん「あ、そうだ…理亞、ちょっと見てほしいのですが」
理亞「ダンスなぅ」
聖良さん「?」
理亞「…なんでもない」
聖良さん「ここ…この、曲のラストの、〆のポーズ…」カチッ
\self control!/
聖良さん「…私はこれで完璧…と思うのですが…なんでしょう、何か、どうしても物足りないというか…完璧過ぎて面白味がない気がして…」
理亞「………ッ」
理亞「そんな大切なところ、私にきかないで」プイ
聖良さん「理亞……」
理亞「…………太陽拳」ボソ
聖良さん「?」
理亞「…なんでもない」
聖良さん「……………」 \カタカタカタカタ/ \カタカタカタカタ/
聖良さん「(ふむ…太陽拳?)」ポチ
聖良さん「こう、ですか」サッ
聖良さん「……………」
聖良さん「これは…ナシですね」ポチ
\カタカタカタカタ/ \カタカタカタカタ/
聖良さん「……………?」
聖良さん「!!?」ピコーン!
聖良さん「いや!今の…今の、もう1回!太陽拳…たしか、こう…!」サッ
聖良さん「これで!私と理亞がこう並んで…こ…これは……!!」
聖良さん「……………」
聖良さん「素晴らしい…!!」ゴクリ \カタカタカタカタ/ \カタカタカタカタ/
理亞「(姉様の部屋…まだ電気ついてる)」
聖良さん「ふう」眼鏡クィッ
理亞「姉様」
聖良さん「あれ」
聖良さん「理亞…まだ起きていたんですか?」
理亞「姉様もまだ…こんな時間まで、それ」
聖良さん「ああ」
聖良さん「これは『あつまれどうぶつの森』です」ポチ
理亞「 」 聖良さん「それよりも理亞!理亞の言っていた『太陽拳』なんですが…」
理亞「ッ!!」
理亞「なんでもないって言った!曲の最後の〆で太陽拳なんておかしいし、姉様が考えた方が絶対いい…」
聖良さん「理亞」
理亞「…ダンスなぅ」
聖良さん「私はsaint snowの最初の曲であるこれを、完璧で最高のものにすることしか考えていませんでした…無駄を削ぎ落とし、純度100%の結晶を作るという発想しかなかった」
理亞「………?」
聖良さん「これですよ」サッ
理亞「太陽拳…」
聖良さん「私に足りていなかったのは、私が足りないと感じていたのはまさにこれ…こういった『遊び心』!理亞のアイデアのおかげで、この曲は一気に血の通った…『生きた曲』になったんです!」
理亞「姉様…」
聖良さん「昨日理亞に怒られた時、正直私は思いました…私一人で出来る作業を何故二人でやらなければいけないのだろう?効率が悪いじゃないか…と…」
理亞「…………」
聖良さん「ぶっちゃけ、何私に意見してんだこのメスガキとか思いました」
理亞「お願いだから『ぶっちゃけ』とか言わないで姉様!!」 聖良さん「違うんですね…私一人では『完璧なもの』は作れても、『最高のもの』は作れない…クリエイティブな分野において『完璧』と『最高』は必ずしも同一ではない…」
理亞「…姉様の話は難しくてよくわからない」
聖良さん「理亞と一緒に作った方が楽しいってことです」
理亞「ッッッ!!」
理亞「そん…な、私…姉様の方が絶対うまく作れる…」
聖良さん「理亞」
理亞「…………立て膝」ボソ
聖良さん「?」
理亞「姉様と私、身長けっこう違うから、立て膝で並んだ方が綺麗………だと思う」
聖良さん「……………?」
理亞「ご、ごめん姉様!なんでもない!!」
聖良さん「いえ……」スッ↓
聖良さん「…で、理亞も…理亞?」
理亞「………」スッ↓
聖良さん「太陽拳」サッ
理亞「太陽拳」サッ
聖良さん「………!!!!!」
理亞「……………!!!!!」 聖良さん「…最高です…!!」
理亞「カッコイイ……!!」
聖良さん「理亞!」
理亞「姉様!!」
聖良さん「最初から…最初からやってみましょう!!これ…絶対すごいものになってますよ!?」
理亞「ダンスなぅ!!」
\デレッデレッデレデレデーデデレッデレッデレデレデーデ♪/
『最高だと言わせたいよ!真剣だよ!ウィガナゴー!!』
〜♪ 〜♪
『self control!!』ビッシィー!
聖良さん「ハァハァ」
理亞「ハァハァ」
聖良さん「出来…ました!最高です…まさに最高!!」
理亞「姉様!!」
\ドンドンドン/ \ゴルァ!夜中にうるせーぞ!!/
聖良さん「あ」
\………ダンスなぅ/
聖良さん「!」
理亞「!」
聖良さん「ダンスなぅ!」←謝ってる
理亞「ダンスなぅ!」←謝ってる
\…ダンスなぅ…チッ/
聖良さん「フッ」
理亞「クスッ」
聖良さん「理亞…1stライブ、最高のものにしましょうね」スッ
理亞「姉様!」ガシッ
そして…
ライブ当日…
聖良さん「そろそろ時間ですね」
理亞「……………」
聖良さん「理亞?」
理亞「え?あ、だ、ダンスなぅ!」
聖良さん「理亞…?」
理亞「……………」
聖良さん「理亞、どうかしまs」
理亞「………できない」
聖良さん「?」
理亞「姉様!私やっぱり、人前で歌うなんてできない!1週間しか練習してないのに、ちゃんと出来る自信ない!!」
聖良さん「理亞………」 理亞「無理…無理…私、無理…」ガタガタガタガタ
聖良さん「理亞」
理亞「無理!!」
聖良さん「理亞」
理亞「無理!!」
聖良さん「無理…り、り、り…理亞」
理亞「『しりとり』みたいに言っても無理!!」
聖良さん「理亞…」 聖良さん「理亞…saint snowはどんなスクールアイドルですか?」
理亞「……?」
聖良さん「理亞」
理亞「………最高…?」
聖良さん「ええ」
聖良さん「saint snowは私たち二人のの作った最高のスクールアイドルです、その最高の私の最高の妹は誰ですか?」
理亞「鹿角…理亞…」
聖良さん「理亞ちゃんパワー充電できてますか?」
理亞「リア…充…」
聖良さん「そういうことです」フッ
理亞「…姉様の話はいつもよくわからない」クスッ
聖良さん「ふふっ」
理亞「ふふっ」
聖良さん「行きましょう、理亞!私たちsaint snowの最高の歴史はここから始まるんです!」
理亞「姉様!」
\ブ――――――――――/
\←スルスルスルスル/ \スルスルスルスル→/
聖良さん「皆さん!今日はsaint snowの1stライブにお越しいただ…」
\シ―――――――――ン/
聖良さん「あれ…」
聖良さん「………」
理亞「……………」
\シ―――――――――ン/
聖良さん「フッ」
聖良さん「世の中は、甘くありませんね」
理亞「………ッ!!!」ダンッ!
聖良さん「理亞!?」
理亞「あいつら…ッあいつら…ッ!!!」ワナワナワナ 聖良さん「理亞!」
理亞「あいつら!!みんなウソつきだ…裏切り者だ!あいつら…ッあいつらッ!!」ダンッ!ダンッ!
聖良さん「ッ理亞!やめなさい!!」
理亞「だって!あいつら…頑張ってっていってくれた!ライブ絶対いくからねって言ってた!なのに…なのに!!」
理亞「……………友達に…なれたと思ってたのに…ッ」グスッ グスッ
聖良さん「理亞…」
理亞「みんな…ウソつきだ…ウソつきだ…!!」 聖良さん「理亞…」
理亞「クソがッ…!クソがッ!!」ダンッ ダンッ
聖良さん「理亞」
聖良さん「理亞…理亞の、敵は誰ですか?」
理亞「……え?」
聖良さん「現実として起こった結果に『誰かのせい』なんてことはありません…全ては自分の行動の結果です」
聖良さん「理亞の…私たちの敵は誰ですか?敵は…弱い自分の心」
理亞「姉様…」
聖良さん「私達は今日この日のために最善を尽くしてきた…『あいつらのせいで』なんて、誰かを恨むためにやってきたんじゃありません」
聖良さん「歌いましょう!私たちはそのためにこの舞台に立ったのですから!今日ここで最高のライブを行う、それが私たちの約束…」
聖良さん「でないと、私たちは私たち自身の心にウソをつくことになりますよ」フッ
理亞「姉様…!!」 \デレッデレッデレデレデーデ♪デレッデレッデレデレデーデ♪/
『♪最高だと、言わせたいよ!真剣だよ!ウィガナゴー!♪』
〜♪
〜♪
松尾(モブ生徒)「(…なんで来てんの?)」
田澤(モブ生徒)「(…そっちこそ)」
秀麿呂(モブ生徒)「(気になったんでしょ?)」
松尾(モブ生徒)「(ち、違うし!たまたまだし!!)」
田澤(モブ生徒)「(そう!たまたま函館市民会館きたらやってただけだし!別に鹿角さんが心配になったとかじゃないし!!)」
秀麿呂(モブ生徒)「(私は見たいと思ったから来たんだけどな、鹿角さんのライブ)」
松尾(モブ生徒)「…………」
田澤(モブ生徒)「…………」 『ダンスなぅ!』
『ダンスなぅ!』
松尾(モブ生徒)「…………!」ゴクリ
田澤(モブ生徒)「…………!」ガタッ
秀麿呂(モブ生徒)「!!」イソイソゴソゴソ
松尾(モブ生徒)「?お、おい!何やって…?」
秀麿呂(モブ生徒)「もったいない!」
田澤(モブ生徒)「!?」
秀麿呂(モブ生徒)「このラブライブを私達しか見てないなんて…もったいないよ!!」ポチポチ ジィー…
『♪最高!言わせたいみんなにね!♪』
『真剣だよ!遊びじゃない!ダンスなぅ!ダンスなぅ!』
松尾(モブ生徒)「(ダンスなぅ!)」
田澤(モブ生徒)「(ダンスなぅ!)」
秀麿呂(モブ生徒)「(ダンスなぅ!)」
『self control!!』 聖良さん「ハァハァ」
理亞「ハァハァ」
聖良さん「理亞!」
理亞「姉様!!」
\シ―――――――――ン/
聖良さん「…………」
理亞「………………」
理亞「…姉様」
理亞「私、悔しい…やっぱり、悔しい…」
理亞「こんなにうまく出来たのに!本当の本当の本当に、今までで最高だったのに!!なんで誰も見てくれないの…?なんで誰も来てくれないの…?」グスッ グスッ
理亞「悔しい!私!悔しいッ!!」ワー!
聖良さん「理亞…」 聖良さん「理亞」ギュッ
聖良さん「素晴らしいもの、価値のあるものが常に正当な評価を受けるとは限りません…ヴァン・ゴッホしかり、ガリレオガリレイしかり…」
聖良さん「正しい評価を得られないまま失意の中に生涯を終えた偉人・天才と呼ばれる方々のなんと多いことか」
聖良さん「誰にも見てもらえませんでしたが。私たちsaint snowは今日ここで最高のライブを行った!その事実は絶対に揺るぎません。後世の史家はこのライブの記録が遺らなかったことを誠に遺憾であると書き記すことでしょう…」
理亞「…………」
聖良さん「負け惜しみに聴こえますか?自信過剰と思いますか?それでいい…自信とは自分を信じると書きます、自分が好きでなくては自信をもってよいパフォーマンスなぞできるはずがありません…」
聖良さん「さ…涙を拭いて控えに戻りなさい、退場までがスクールアイドルのパフォーマンスですよ?私は市民会館の方に挨拶してからいきますから…」
理亞「……」コクリ↓ \シ―――――――――ン/
聖良さん「………………」
聖良さん「クソガ」ボソ
聖良さん「あぁああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」ガシャーン!
聖良さん「クソが!クソが!クソが!クソがァーッ!!!」ドガーン!ドゴーン!バキィ!ズゴッ!
聖良さん「ダンスなぅ!ダンスなぅ!」グシャッ!ゴシャッ!
聖良さん「ダンスな…」ハッ
松尾(モブ生徒)「…………」
田澤(モブ生徒)「…………」
秀麿呂(モブ生徒)「………」
聖良さん「…………………」
聖良さん「ダンスなぅ」テヘッ レス数が950を超えています。1000を超えると書き込みができなくなります。