ワイワイワイワイ

ダイヤ「ふふっ」

ダイヤ(何故でしょう、楽しくて仕方ありません)

ダイヤ(千歌さん、梨子さん、そして善子さんとこんなにも距離が近くなって)

ダイヤ(他愛もない会話に花を咲かせているのも、わたくしにはとても刺激的なのかもしれません)

ダイヤ(……それと同時に、頭のどこかで、記憶のどこかで引っかかるものがありました)

ダイヤ(わたくしにとって、このメンバーだけのお泊り会は初めてのはずです)

ダイヤ(でも、先程の千歌さんの久しぶりのお泊り会という言葉に)

ダイヤ(わたくしは確かに、と思ってしまったのです)

ダイヤ(記憶に無いはずのものが、記憶のどこかにあるような感覚……)

ダイヤ(わたくしはこの光景を知っている……?何故……?)

ダイヤ(もしかしたら、それが元の世界に戻る為の手がかりなのかもしれません)

千歌「ダイヤちゃん?ぼーっとしてどうしたの?」

ダイヤ「いえ、何でもありませんわ。それで、何の話でしたっけ?」

千歌「えっとねぇ」

ダイヤ(わたくしがこの世界に来た理由が……元の世界に戻れない理由が)

ダイヤ(もしかしたらあるのかもしれません……)