0066名無しで叶える物語(しまむら)
2019/11/13(水) 00:27:03.62ID:JjtnncT7ダイヤ「ふふっ」
ダイヤ(何故でしょう、楽しくて仕方ありません)
ダイヤ(千歌さん、梨子さん、そして善子さんとこんなにも距離が近くなって)
ダイヤ(他愛もない会話に花を咲かせているのも、わたくしにはとても刺激的なのかもしれません)
ダイヤ(……それと同時に、頭のどこかで、記憶のどこかで引っかかるものがありました)
ダイヤ(わたくしにとって、このメンバーだけのお泊り会は初めてのはずです)
ダイヤ(でも、先程の千歌さんの久しぶりのお泊り会という言葉に)
ダイヤ(わたくしは確かに、と思ってしまったのです)
ダイヤ(記憶に無いはずのものが、記憶のどこかにあるような感覚……)
ダイヤ(わたくしはこの光景を知っている……?何故……?)
ダイヤ(もしかしたら、それが元の世界に戻る為の手がかりなのかもしれません)
千歌「ダイヤちゃん?ぼーっとしてどうしたの?」
ダイヤ「いえ、何でもありませんわ。それで、何の話でしたっけ?」
千歌「えっとねぇ」
ダイヤ(わたくしがこの世界に来た理由が……元の世界に戻れない理由が)
ダイヤ(もしかしたらあるのかもしれません……)