アリガトウゴザイマシター

ダイヤ「さ、買う物も買えましたし千歌さんの家に戻りましょう」

善子「そうね。でも本当に抹茶チョコ買わなくて良かったの?」

ダイヤ「善子さんにあぁまで言ったのですから当然ですわ」

善子「別に私は気にしないし買っちゃえば良かったのに。ほんと強情なんだから」

ダイヤ「強情って」

善子「……そうだ。日を改めてならダイヤも気にしないわよね?」

ダイヤ「どういう意味です?」

善子「駅前にチョコレートの専門店が出来たんだけど、今度の休みに一緒に行かない?」

ダイヤ「チョコレートの専門店、ですか」

善子「多分抹茶チョコもあると思うけど」

ダイヤ「それは大変魅力的ですわね。ですが……」

善子「ですが?」

ダイヤ「千歌さんや梨子さんではなく、わたくしでよろしいのですか?」

善子「ダイヤと行きたいと思ったんだから良いの!」

ダイヤ「……っ!」

ダイヤ「で、ではお言葉に甘えて」

善子「ふふっ、約束よ」