ダイヤ「この部屋にも奇人が潜んでいるということですか。あるいは雰囲気に誘われてかくれんぼの真似事をしている少年少女か…」

ダイヤ「いずれにせよ取り合う義理はないのだけれど、もしも子どもならば遊び場にするには危険だと説かなければなりませんわね」

ダイヤ「奇人に絡まれる可能性も多分にあるのがイヤだけど、子どもである可能性に思い至った以上、その程度の些事はわたくしが呑み込めばよいものとして、捜すとしましょうか」

ダイヤ「ベッドの下」カチ

『マットレスから 変な ニオイがする!』

ダイヤ「いらぬ報告をありがとう」

ダイヤ「机の下」カチ

『机には いくつもの 切り傷が ついている…』

ダイヤ「知りたくない事実でした」