ことり(16)「今日から貴女の専属メイドになることりです。鞠莉ちゃんよろしくね♡」鞠莉(11)「ふんっ…」
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ことり「やぁ〜♡可愛い♡」ツンツン
鞠莉「ちょ、ちょっと…触らないで!」 自分には絶対持てないものを当たり前のように持っている人間に対する嫉妬と憧れの入り雑じったこの感情
これはあれだ、かよちんを見る時の凛ちゃんのような目で我輩はいつもここを見ておるよ 夜は一人、あなたを想って針の音 1/3
ことり「それじゃ、私もお部屋に戻りますね」
家野「はい。今日もお疲れ様でした、ゆっくりお休みください」
鞠莉ママ「Good night, コトリ」
ことり「お休みなさい!」ペコッ タタタ…
Bird's room...
ことり「ふう…」パタン
ことり トコトコ…
ボフンッ (in bed)
ことり スッ (makura mo-gyu!!)
ことり「あああああああああああ!!!!今日もまりちゃんが可愛かったよおおおおおおおお!!!!」 夜は一人、あなたを想って針の音 2/3
ことり「朝!!まだちょっぴりおねむで目をうとうとさせてる姿!!寝てる間に取れちゃったはずのナイトハットをちゃんと被り直し…たつもりがへにゃってなっちゃって!!それも含めた全体が可愛いの権現!!」
ことり「お船のとき!!口ではあんな風に言っていながらも、実は船に乗るとき足元が震えちゃうことりの手を先に乗ったまりちゃんが引いてくれるようになってきました!!それで出発前に少しだけいじわる言うの!!
今日はおひざには座ってくれなかったけど、たぶんもうそろそろ座ってくれるようになるってことりは思ってます!!」
ことり「帰りのお船!!思いがけずドンってなって怖くて動けなくなっちゃったことりでしたが、それでも気づきました!!お船が大きく揺れた瞬間、まりちゃんも『ひっ』って言いました!!ちっちゃな声で『ひっ』って!!
ちくしょおおおおおっなにやってんだことりぃぃぃぃぃ!!あれはかっこよくまりちゃんを支えて『大丈夫だよ、怖くないよ(イケボ)』ってしてあげる場面だったのに!!
ちくしょおおおおおおおおおおおっ!!!」
ことり「最初はちょっぴり警戒されてて、ことりの作ったごはんとかおやつとか恐る恐るって感じだったけど、最近は喜んでくれてるってわかる!!楽しみにしてくれてる!!そりゃそうだよ、だってまりちゃんのために愛情いっぱい込めてるもん!!
人を愛せる子は人の愛情に気づけるものだもん!!まりちゃん!!ああっ好き!!可愛い!!」
ことり ………
ことり「二日続けてコーヒーの味はイヤだよね。明日はスコーンでも焼いて、アフタヌーンティー風にしよっかな…」(賢者タイム) 夜は一人、あなたを想って針の音 3/3
ことり「さてと」ヨイショ
ことり「後は大詰めだけだもんね、今夜じゅうに仕上げちゃおっと」
ことり「〜♪」ダダダダ…
ことり「それにしても、……」チラッ
ことり「う〜ん。どう考えても帰るまでに使いきれないくらいの分量だよね」
布と生地の山 コンモリ…
──ことり『それに、結局みんな買ってもらっちゃいましたし』
──鞠莉ママ『…本当にそんなものでよかったのデスか?それでは余計にコトリの時間が減るだけなのでは…』
──ことり『ううん、これがいいんです。私の数少ない得意なことなので』
ことり「張り切ってあれもこれも選んじゃった私も悪かったなあ。小原さんにしてみれば、これくらいの平凡な布なんかこれだけ積み重ねてもきっとたいした金額じゃないのかもしれないもん」
ことり「かと言って、持って帰って向こうで自分の服とか実習に使うのもなあ」
ことり「どうしようかなあ」ダダダダ…
そして夜は更けていく…
的なね 心臓に悪いタイプの女の子 1/5
七日目…
<きゃ〜〜〜〜〜〜〜〜………………っ!!!
家野「まりお嬢様!?」
鞠莉ママ「何事デスか!?」
家野「お部屋の方からです!」
鞠莉ママ「私が行ってきマス!イエノは現場に混乱が行かぬよう、ゲストへの対応指示をお願い」
家野「かしこまりました」
タタタタタ…
鞠莉ママ「マリ!入りマスよ!」ガチャッ
鞠莉ママ「どうしまシタか!?」
まり「ママ…」ワナワナ…
まり つベレー帽と ギュ…
鞠莉ママ「それは…!?」
まり「起きたら──起きたら可愛いベレー帽が置いてあったの!!」
鞠莉ママ「……………ハイ…?」 心臓に悪いタイプの女の子 2/5
まり「いえの!おはよう!」
家野「おはようございます、まりお嬢様。先ほど大きなお声がしましたが、なにか──…まあ」
まり(ベレー帽equip)「なんにもないわ!」ニコニコ
家野「…そうでしたか、それならばよいのですが」
まり「うん!」ニコニコ
家野「…えっと、」
家野「とてもお似合いですね、そちらの帽子」
まり「そう?そう??気づいちゃった?」
まり「えへへ、いえのってば目ざといんだから〜♡」
家野「どうされたのですか?初めて見るように感じますが」
まり「わからないの。起きたら部屋の入口に置いてあってね、あけたら可愛かったのよ!」フフン
家野「ほう、もう完成したのですね」
まり「え?なあに?」
家野「いえ、なんでも。今日のお洋服ともばっちり合っていますね」
まり「そうでしょ!」クルン 心臓に悪いタイプの女の子 3/5
まり ウキウキ ソワソワ
家野「ところで、ことりさんなら調理場の方にいらっしゃいますよ」
まり「!!」
まり「な、なんでことり!?どこにいたっていいわ!」
家野「そうですか。ご挨拶なさるかと思いまして」
まり「…ま、まあ、朝のあいさつはした方がいいかもね!小原家の者として、日々の礼儀は大切にしなくちゃいけないもの!」
家野「そうですね、それがいいと思います」
まり トコトコ…
まり「あいさつしにいくんだからね!」
家野「はい」
まり トコトコ…
まり「それだけだからね!!」
家野「わかっていますよ」ニコニコ 心臓に悪いタイプの女の子 4/5
ことり「…うん、焦げ目もいい具合。まりちゃんは甘いのが好きだから仕上げにハニーをたっぷりかけてっと…」
ことり「ことり特性のフレンチトーストの出来上がり〜♡」
コホン
ことり「! あ、家野さん。ちょうどできましたけどまりちゃんは起きてきて──」
まり「ぉ、おはよぅ…ことり……」モジ
まり(ベレー帽equip!!)
ことり「──────」
ことりは、大宇宙を感じた。
産まれてから今日までに体験してきた様々な出来事が脳裏を駆け巡り、森羅万象、世の中のありとあらゆる真理を瞬時に理解した。
人は皆ちっぽけだが、営みは繰り返され、何世紀にもわたり命を紡いでいく。
そう、世界はそれそのものが永遠に終わることなく生き続けていく一つの輪廻であるのだ。
生を受けると同時に定められる死、その限られた時間の中で為す各々の営みこそが大宇宙。それはまるで、そう、スクールアイドルという存在そのものに コホン、コホン
ことり「!!!」ハッ 心臓に悪いタイプの女の子 5/5
まり「おはようって、言ったんだけど。聞こえなかったの?もっと近くに行って耳元で言わなくちゃだめかしら」モジ
ことり スタ…
ことり スタスタスタスタ
ことり スッ (片膝つき
まり「な、なによ。なにか言ってよ──」
ことり「可愛いよ。とっても似合ってる」
まり「…っ!」///
まり「ま、まあ、知ってるし。っていうか、なにが。まりはおはようって言っただけなんだけど」
ことり ハグッ
まり「……!!?」
まり「ちょっ放してよヘンタイ!ヘンタイことり!もう、朝ごはん食べられないじゃないの!いえの!いえのーーー!」ジタバタ
まり「あれ、なにこの濡れてるの…」
ことり 鼻血ダラァーーーーー
まり「ぎええええええええっ!!鼻血!鼻血出てるわことり!出てるとかいうレベルじゃない!!待ってほんとに放してお洋服についちゃう!ついちゃうううう!!」ジタバタジタバタ
ことり「(鼻血が)ぶっぶーですわぁ…♡」トローン
まり「いえのーーーーーーーーーー!!!!」
的なね
>朝起きたら見知らぬかわいいベレー帽が掛けてあった!
これを書いてみた ことりちゃあんwww
ウキウキなマリーはかわいいなあ 真実に刺された日 1/6
船頭「お、まりさんですね」
ことり「! お〜〜〜〜い、まりちゃあ〜〜〜〜ん!お帰りなさぁ〜〜〜〜い!」ノシシシ
まり「…た、ただいま…」
ことり「ん…?」
──ことり「まりちゃ〜ん、お帰りなさ〜い!」ノシシシ
──まり「ちょっと!大きな声で呼ばないでよ、恥ずかしいでしょ!」
──ことり「お帰りなさい♡」
──まり「ただいまっ!」フンス
まり「早く乗ってよ、帰るわよ」
ことり「まりちゃん、なにかあった?」
まり「な、なんにもないから!見ないで!」プイッ
ことり「んんーーー……」ムムム 真実に刺された日 2/6
船頭「はい到着しました、一日お疲れ様でした」
まり「ぁ、ありがと」スタスタ…
船頭「なんだか元気なさそうですね」
ことり「やっぱりそうですか?お膝に乗せてもおとなしかったし、どうしたんだろう…」
船頭「お姉さんとしては少し嬉しかったんじゃないですか?」
ことり「…………ううん。お膝になんか、座ってくれなくていいんです」
ことり「そんなことよりも、まりちゃんには笑顔で元気でいてほしいのに」 真実に刺された日 3/6
まり「ただいま」
家野「お帰りなさいませ、まりお嬢様。今日は久し振りに私がおやつを作りましたよ、すっかりことりさんの味に慣れてしまったかもしれませんが──」
家野「…」
家野「お嬢様」
まり「な、なにっ」
家野「お顔が赤いですが、どうかなさいましたか?」
まり「べ、別に!なんにもないけど!」
家野「…そうですか、それならよいのですが。カバンをお部屋に置いていらしてください、おやつの用意をしておきますね」
まり「う、うん」トコトコ…
家野「ああそれと、その帽子はとても似合っていますが、お家の中では脱いでおきましょうね」
まり「っ!」
まり「わ、わかってるっ!」/// タタタタ…
家野「…………んん?」ハテ 真実に刺された日 4/6
まり's room
バタン… スタスタ ボフン (布団)
まり「ぅぅ…」
まり「ぅぅぅ〜〜〜っ」
──家野「とてもお似合いですね、そちらの帽子」
──まり「起きたら部屋の入口に置いてあってね、あけたら可愛かったのよ!」
──コホン、コホン
──まり「おはようって、言ったんだけど。聞こえなかったの?もっと近くに行って耳元で言わなくちゃだめかしら」
──ことり「可愛いよ。とっても似合ってる」
──まり「…っ!ま、まあ、知ってるし。っていうか、なにが。まりはおはようって言っただけなんだけど」
まり「ぅぅぅぅううううう〜〜〜〜」 真実に刺された日 5/6
──まり「おはようっ!」ルン
──かなん「おはよー、まり」
──まり「ねえねえ、かなん。お、は、よ、う」頭フリフリ
──かなん「うん、まり。お、は、よ、う!」お尻フリフリ
──まり「…」
──かなん「?」
──ダイヤ「おはようございます、かなんさん。まりさん」
──かなん「ダイヤおはよー!」
──ダイヤ「まあ、まりさん!その帽子!」
──まり「! さすがダイヤ、にぶちんのかなんとは違ってよく気づくんだから。どう、とっても可愛いでしょ?」
──ダイヤ「とっっっっっても可愛いです!はああ〜〜羨ましい、ことりさんお手製の帽子を被れるだなんて」ウットリ
──まり「えへへ〜。朝起きたら置いてあってね、なんにも言わなかったけどたぶんママがプレゼントで──────え?」
──ダイヤ「またお会いしたいですわぁ…」トロン
──まり「え?ねえダイヤ、今なんて?ことりの手作りって言った?」
──ダイヤ「えっ、違いましたか!?」
──ダイヤ「μ'sの衣装で一番気に入っているとおっしゃっていた飾りがあしらってあるので、てっきりそうだと思ったのですが…」 もう膝の上に乗ってくれるようになったのかよ!(歓喜) 真実に刺された日 6/6
まり「ぅぅぅぅぅうあああああああああっっっっ!!!!」///////
まり「恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい!!」
まり「やだやだやだやだやだやだやだやだ、散々可愛いって誉めてママにもいえのにもことりにもみんなに見せびらかして!!」
まり「ママがくれたんだと思ってた!!この前のお土産なんだと思ってた!!だってこんな可愛いベレー帽が手作りだなんて誰も思わないじゃない!!」
まり ベレー帽と彡 バッ
まり つベレー帽と ギュ
まり ジィィィィィィィ…
ベレー帽 Kawaii !!!
まり「あああああ可愛いいいいいい!!!」チクショーーーッ!!
──ことり「可愛いよ。とっても似合ってる」
──ことり ハグッ
──ことり 鼻血ダラァーーーーー
──ことり「(鼻血が)ぶっぶーですわぁ…♡」トローン
まり「ヘンタイ鳥めぇぇぇえええええっ!!!!!」ウオオオオオッ
その日、まりちゃんは寝るまでことりと口を聞いてくれなかったという。
的なね 大人達の夜、その二 1/4
※ まりがことりと口を聞いてくれなかった日の夜中
家野 スタスタ… (館内巡回中)
家野 (うん、異常なし。このまま奥様に挨拶してから部屋へ戻るとしましょうか………ん?)
ことり コンコン
家野 (ことりさんも奥様に挨拶でしょうか)
<いマスよ、どうぞ
ことり「こんばんはぁ」キィ…
家野 (…挨拶、ですかね?)
家野 (…)
家野 ススス… 大人達の夜、その二 2/4
<小原さぁん
<なんデスか、そんな声を出して
<まりちゃんがお話ししてくれませんでしたぁ
<またなにか構い過ぎたのではありまセンか
<なんにもしてないのにぃ…
家野 (…………ほう)
<そういえば、コトリがマリに作ってくれた帽子デスが
<はい
<とても可愛かったデスね。今朝もマリは喜んでいまシタよ
<似合ってましたね!はぁぁ〜可愛かった
<鼻血がどうとか言っていまシタが
<きっききき気のせいじゃないですか!?
家野 (気のせいではなかったでしょう)
<そうデスか
家野 (奥様…) 大人達の夜、その二 3/4
<まりちゃんがとびっきり可愛くしたいなって思ったときに選べるように、デザインしてみたんです
<横につけてた飾り
<私が昔作った服につけたもので、一番可愛くできたなって思うやつで。ほ………友達も、すっごく誉めてくれやつで
<まりちゃんのお洋服の好みに合わせて少し変えてみたんですけど、気に入ってくれたみたいで、よかった
<ほんとは、毎日学校に着ていくお洋服も、お休みの日にはくスカートも、パーティに着ていくドレスも、みんな作ってあげたいです
<今度はしっかりまりちゃんとお話ししながら、こんなデザインがいいなって教えてほしい
<そうやって少しずつ可愛いお洋服を増やしていって、まりちゃんが明日を楽しみにしながら毎日過ごせるような、そんな………風に………
<……………… 大人達の夜、その二 4/4
家野 (なるほど、こういうことでしたか)
家野 (奥様と眠ったことなど、もう何年前になるのやら)
家野 (少し──羨ましいですね) スタスタ…
ことり スー
鞠莉ママ ポン…ポン…
鞠莉ママ「あら、もうこんな時間デスか。イエノが寝る前に顔を出さないとは」
鞠莉ママ (また一緒にどこかへ旅行にでも行きたいものね…)
こうして夜は更けていく──
的なね 半日くらい口をきいてくれないだけで凹むなんて、貴女も十分鞠莉キチじゃないですかことり
乙! 二〜三日分、適当に日常を書きたいのですが、なにか読みたいシチュエーションなどありますか?
平日という制約があるのであまり幅がないかもしれませんが >>651
学校で授業参観とか保護者と一緒にやるレクレーションにことりちゃんが代わりに行ってわちゃわちゃとか見てみたい 鞠莉ママときどき一緒に眠って癒してあげてるのかな?
改めて素晴らしいな
>>651
一緒にお昼寝とか見たいけど添い寝はもっと先かな 適材適所、明確な不適 1/3
八日目…
ことり「ただいま戻りました」
家野「お帰りなさい、ことりさん。いつもありがとうございます」
ことり「普段は、家野さんが向こうまで送ったりするんですか?」
家野「そうですね、朝から用があって本土へ渡る日なんかは、少し時間が早くてもお嬢様のお見送りもかねて同じ船に乗ることが多いです」
家野「ただお嬢様ももうお年頃ですから、あまり構われてもイヤかと思って、そう毎日はご一緒しないようにしています。本当は学校まで送り届けたいくらいなのですけどね」
ことり「なるほどなるほど、そうですよね。あんまり構われたらイヤですよね。愛情だってわかってても『ほっといて!』ってなっちゃいそうですし」ウンウン
ことり「あ、お洗濯物干してきますね!」タタタ
家野「お願いします」
家野 (頭で理解しているからといって行動が伴うとは限らない、という見本みたいですね) クス 適材適所、明確な不適 2/3
サンルーム
ことり「♪ふんふふ〜ん」パタパタ
ことり「…むむっ!」っしわくちゃの布きれ
ことり「もうっ小原さんってば!こういう生地のお洋服はネットに入れるか手洗いしなくちゃって言ってるのに!」チュンチュン!
ことり「こんな雑に洗濯してたら、すぐぼろぼろになっちゃって着られなくなっちゃう。乾いたら傷んでるところ見とこうっと」サッサッ
ことり「……………!!」チュピーンッ
ことり っブラ プルプル…
ことり (お、大きい…!ことりの㊙�Jップのブラとは迫力が違う…!)
ことり (これは小原さん…?ううん、もしかして家野さん…!普段のお洋服は生地も厚くて装飾も多いから見た目じゃわからないけど、あのメイド服の下に広がるエデンの園には──もしかして、極上の果実が………!?) ゴクリ
ことり (くっ、耐えて。耐えるのよことり。裏地を触ってみたり縫製を確認したりするのはお洋服の勉強として見逃されても、他の好みから誰のものかを想像したりましてや匂いを嗅いじゃったりするなんてっ…そんな、ヘンタイさんみたいなこと…!)
──母親の手料理──幼女向けのテレビアニメ──一面のお花畑──友近姉さんの物真似芸──淡島の緑と内浦の海──YAZAWAの絶壁──
ことり スン
ことり (無心で干そう) サッサッ… 適材適所、明確な不適 3/3
ことり「〜♪」パタパタ
ことり「────」
ことり「ぁ………ぁあ………っ」カタカタ
ことり「ぁぁぁぁぁぁああああああ……!!」
ことり っ小学生の女の子の服 ババーーーン
ことり (こっこここここことりが干してるのは、ホテルに住んでる中でもごく一部の人達の洗濯物のみ…!)
ことり (小原さん、家野さん、ことり自身、そして──そしオフッw そして、まっまま…まりちゃんのもの…!!)
ことり (まりちゃんの──まりちゃんのまだあどけない、それでいてちょっぴり背伸びしたい気持ちも見え隠れする、揺れ動く思春期の心を体現したかのような可愛いお洋服…)
ことり (背中のデザインがちょっぴり主張強いな、肩から肘にかけて伸びるラインの色はすごく好き、合ってる。確かこれと合わせてたスカートはっと) ゴソゴソ
ことり (こっこれだあ…) エヘヘ…
ことり (それぞれで見ると悪くないけど、まりちゃんの身長と髪の毛、靴とランドセル。みんな含めて考えると上をもう少し落ち着いたトーンの柄モノにするか、スカートを思い切ってパンツスタイルに変えてみるとか──デュフw まりちゃんのパンツスタイルもいいなあ)
ことり デヘヘヘヘ……
家野 (ことりさんはお仕事が早いですが、洗濯物を干す時間だけは日に日に長くなっていきますね) ヤレヤレ…
的な?ね? お題消化ありがとう!乙!
というか、期待以上にことりちゃんのレビューが素敵でキモくてありがとうッ!!www
ぬゎ YAZAWAのファランクスではことりの幼女愛は防げなかったか ことりちゃんがあなたちゃんみたいな感じになってて草 掃除機かけてたらベッドの下から悪い答案が出てくる話きぼんぬ じゃあわしはアメプロにハマっておいたしようとする鞠莉ちゃんをカールゴッチ式ガチレスリングでポキポキする話キボンヌ Cleaning of Memories 1/3
『まりの部屋』
キィ…
ことり「失礼しまぁす」
ことり「本人がいないときにお部屋に入るのって、なんだかとっても緊張するよね…」
──家野「お嬢様のお部屋の掃除をお願いできますか?」
──家野「ただ、お嬢様もお年頃ですので、できればお部屋に入ったことは気づかれない方がベターです」
ことり「ふっふっふ…」
ことり っハタキ スチャ
ことり「この南ことりをなめてもらったら困りますよ、家野さん」
ことり「適度に散らかっているこのお部屋を、物を動かすことなくお掃除するのは困難です。困難ですが──それは普通のお母さん達のお話!」
ことり「ことりには長年培ってきたスキルがあるのです」
※ 独り言です。 Cleaning of Memories 2/3
──ことり「──ちゃあん、こんにちは〜」
──母親「あらことりちゃん、いらっしゃい。あの子ってばお菓子買ってくるって出かけちゃったのよ。ことりちゃんが来るなら言っておけばいいのに」
──ことり「そうなんですかあ」
──母親「どうせ近所の駄菓子屋さんだと思うから、よかったら上がって待ってて。すぐお茶持っていくからね」
──ことり「ありがとうございます!」
──ことり「失礼しまぁす」キィ…
──ことり「──ちゃんってば、またこんなに散らかしてる」
──ことり「片付けておいてあげたいけど、勝手にさわられたらいやかなあ。それなら、ものを動かさないようにすき間だけお掃除しておこうっと」ヨイショヨイショ
──「お母さんたっだいまー!」
──母親「あっ、あんた!ことりちゃん遊びにきてるわよ!」
──「あーっ、忘れてた!いっけない!」タタタタタ
──「ことりちゃん!待たせてごめーん!」
──ことり「お帰りなさい。全然まってないよ〜」
──「お菓子買ってきたから一緒に食べよう!」
──ことり「うんっ!」 Cleaning of Memories 3/3
ことり「約束して遊びにいくのに、いっつも出かけちゃってたよね」
ことり「お部屋だって、読みかけのマンガとか使い終わったおもちゃとか、いつもそこそこ散らかってたもんね」
ことり「遊びにいくたびに、気づかれないようにお掃除してたから──いつの間にか、変なスキルが身に付いちゃったよ」クス
ことり サッサッ…サッサッ…
ことり「──ねえ。今はきちんと片付いてるかな。ことりなんかがいなくても、ちゃんとお部屋はきれいにしておかないとだめだよ」
ことり サッサッ……サッサッ……
ことり「ふうっ、こんなものかな!」
ことり「うん。見た目には人が入ったなんて全然わからないはずだけど、拭き掃除も磨き掃除もできた。完璧!」フフン
ことり「それじゃ家野さんに報告して次のお仕事をっと〜…」
──ことり サッサッ…サッサッ…
──ことり「…あれ?なんだろう、これ…」カサ
ことり「…………」
ことり「家野さん、お掃除終わりましたよ」
家野「ありがとうございました。それでは次ですが…」
ことり (帰ってきたら秘密のお話があるけど、うーん…どうしよっかなあ。これ…) っ小テスト カサ…
的な?ね?
どうしよっかな …乃果、後でお話しがあります。ニッコリ
あなたは最高に乙です! おおらか・オア・無頓着 1/4
家野「…」
ことり「…」
小テスト『30点』 ドン
家野「なるほど、なかなかのものを見つけてしまいましたね」
ことり「まりちゃんに言うのも小原さんに言うのも気が引けちゃって、巻き込んじゃってすみません」
家野「いえ。元々私がお掃除をお願いしたことで見つかったわけですからね」
ことり「ちなみに、小原さんって成績とかに厳しいんですか?」
家野「そうですね…」
家野「ほぼ全くの無関心ですね」
ことり「そうですか……………えっそうなんですか?」
家野「はい。通知表すらわざわざお見せしなければ見ようともなさいません」
ことり「え、あ、それは…珍しいですね…」
家野「テストの点数や成績が原因で怒っていらっしゃったことは、私の記憶にある限りは一度もないですね」
ことり「い、一度も」 おおらか・オア・無頓着 2/4
ことり「でもだったらどうしてまりちゃんはテストを隠したんでしょう」
家野「…奥様がそんな風ですから、必ずテストのたびに答案用紙を見せるという習慣は、確かにお嬢様にもないのですが」
家野「これくらいの点数でもあえてベッドの下に押し込んでいらしたことなど、それはそれで一度もなかったと思います」
家野「奥様が長く不在の時期もあるので、そういうときは私に預けてくださるのですが…」
家野「…」
ことり「…?」
家野「これ、つい最近のものですね」
ことり「え?」
家野「先生の性格なのでしょうか。テストの作成日の記載があります」トン
ことり「あ、ほんとですね。先週の金曜日…ってことは、返ってきたのは昨日か一昨日ですかね」
家野「この規模の小テストならば当日に採点が済んだ可能性もありますが、いずれにせよ直近であるのは間違いなさそうですね」 おおらか・オア・無頓着 3/4
ことり「明日の準備をしてるときに、たまたまベッドの下に紛れ込んじゃったとかでしょうか」
家野「それも有り得なくはないですね。結局、テストに無関心なのはお嬢様にも引き継がれてしまった特徴だと言えるので…」
ことり「もしそうなら、わざわざ見つけたことを話す必要もないですよね」
家野「反対に、あえて見て見ぬふりをする必要もないということではあります」
ことり「そっかあ。まりちゃんの認識がわからないと、どうしたらいいのかもよくわからないですね…」
家野「そうですね。ただこれまでお嬢様を傍で見てきた私の感覚としては、ことさら取り沙汰することではないように思います。たまたまベッドの下に紛れ込んでしまいお嬢様自身がそれに気づいていない、という可能性が濃厚でしょう」
ことり「…だったら、ベッドの下に戻してきますね!」
家野「それもおかしな行為ではあるのですが、お部屋に入ったことを悟られないことを優先していいでしょうからね。お願いします」
ことり「はぁーい♪」タタタ おおらか・オア・無頓着 4/4
再び『まりの部屋』
ことり「ぎりぎりまりちゃんが気づくか気づかないかってレベルで、端だけ覗くように…」ゴソゴソ
ことり「こう」
ことり「…ちょっと不自然に出すぎかな。えっとー…こう」
ことり「…隠れすぎかな。なにか物を置いたら見えなくなっちゃうかも…」
ことり「うーん…うーん…」ゴソゴソ…
ことり「…うん!このくらいならいいかな」フゥ
ことり「そういえば小学校って単元ごとに小テストあったもんね。中学校に入ってテストの形式が変わったのは驚いたな〜」
ことり「こんな可愛いテストばっかりだったらやる気も出るのにね」
──「あれがデネブ、アルタイル、ベガ。俗に言う夏の大三角ね」
ことり「…みんなで星を見にいったりもしたなあ。あの子が先生だったら、まりちゃんにも楽しくわかりやすく教えてくれたかもな」
ことり「なんてね」
キィ… バタン
的なね 長女の微笑み 1/1
まり「ただいま!いえの!」
家野「お帰りなさいませ、お嬢様。ことりさんも」
ことり「今日はまりちゃんがお膝に乗ってくれませんでしたぁ」シュン
まり「なんで乗るのが前提なのよ」
ことり「昨日は乗ってくれたもん!」
まり「そっ!れ、は…そんなの気にする余裕なかったからっていうか……」ゴニョ
まり「いいから、早くおやつの用意してて!ママ呼んでくるわ!」スタスタ
ことり「うう………あ、家野さん。紅茶とコーヒー淹れましょうか」
家野「はい。では紅茶をお願いします。お嬢様とも随分打ち解けてきましたね」カチャ
ことり「えへへ…そうですか?」テレ
家野「目標の髪を撫でるのはそろそろできそうですか?」
ことり「それは、まだ…っぽい、ですね…」ム
家野「では引き続き精進ですね」フフ
ことり「あっでも昨日お話はしてくれなかったけどお風呂は一緒に入ってくれましたよ!」ルン
家野「それは素晴らしい」
ことり「それから、それから──」
家野 (お嬢様とことりさんと。姉妹のようで、お二人の仲はずっと見ていても飽きませんね)
的なね
ちょっと小休止 凶兆不安注意報 1/3
九日目…
スッ…
家野「! ことりさん、おはようございます──」
ことり「お、おはようございますっ家野さん!!」
家野「!?」キーン
家野「えっと、はい、今日もお元気そうで…なによりです…?」
ことり「はいっ!南ことり、元気です!朝ごはんの用意しますね!」
家野「では、いつも通りお嬢様のご朝食をお願いできますか」
ことり「お任せくださいっ!!」
家野 (う、うるさい…)
鞠莉ママ「なんだか大きな声が聞こえマスが、どうかしまシタか?」ヒョコ
家野「奥様、おはようございます。特になにがあったというわけではないのですが…」
ことり「おはようございますっ小原さん!!」
鞠莉ママ「!? ぉ、オハヨウ…」キーン
家野 (これです、これ) 凶兆不安注意報 2/3
船頭「おはようございます、まりお嬢さん。メイドのお姉さんも」
まり「おはよう。よろしくね」
ことり「ぉ、おはようございます…」
まり (え。さっきまであんなにうるさかったのに)
船頭「…?乗らないんですか?」
ことり「えっと…」
まり「早くしてよ、学校行くの遅くなっちゃうでしょ」
ことり「…今日は、お見送りここまでにしよっかな、なんて…」
まり「は?」
まり「…どうして?」
ことり「その……今日はちょっと、船に乗るの、は…」
まり「………」
──まり「ママ、また──────の?」
まり「…ことり、あなたも…私のこと…」 凶兆不安注意報 3/3
ことり ハグッ
まり「!」
ことり「本当は向こうまで送っていきたいんだけど、今日は…ちょっとね。ごめんね」
ことり「今日、おやつなに食べたい?」
まり「ぇ、ぁ…」
まり「なんか、フルーツの…やつ…」
ことり「わかった。美味しいおやつ作って、まりちゃんが元気で帰ってくるの待ってるからね」
ことり「いってらっしゃい」ギュッ
まり「………うん。いってきます」ギュ…
まり「…!」
まり (汗のにおい?こんな朝から…?)
船頭「出しますよ」
ブ…
ブゥゥゥゥン…
ことり 手フリフリ
まり「…」
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