鞠莉「はい、翻訳の本集めてきたわよ〜♪」

希「ありがとう、早いね」

善子「流石は鞠莉ね」

海未「すみません、私は力になれず仕舞いで」ショボーン

希「気にしなくていいよ、ヨハネちゃんなんかはずっと扉とにらめっこしてただけやし」ニシシ

善子「なっ!?ひ、一人で扉開けるの危ないって言ったのはあなたでしょ!?」


海未「英語の解読は、進みましたか?」

希「うん、一つの単語と思ってたら途中で塗りつぶされてるだけとかあって、大変だったけど何とかね」

鞠莉「どんなことが書いてあったの?」

希「こんな感じ」スッ


ピンクの部屋では 先へ行くものに――を与える

オレンジの部屋では、識別し、知を得て、正しく選定しなければならない


鞠莉「なるほど、部屋の情報を残してくれてたのね」

善子「なんか謎々みたいね」

希「うん、文字のほとんどが塗りつぶされてて、本当は正しい対処法とかも書いてくれてたんだと思うけど」

海未「この人は色んな方法を試し、情報を残そうとしてくれていたのですね……」