長机の上には、小さなノートが一つ置かれていた。

善子「ん、ノート?」

希「図書館にノートって、合うようで合わないね」

善子「受付の人のやつか、それか……」

希(ここに”いた”人が書いたもの、だね)

善子(うん、ってまた直接脳内に!?)

希(スピリチュアルやね)

善子(さっきからなんなのよそれ!すごく気になる!)

希(ふふふ♪)


そのノートは、様々な文字で書かれており、大半は黒く塗りつぶされていた。
なんとか潰されていない箇所の一部分を読むことができた。