0044名無しで叶える物語(うめぼし)
2019/07/16(火) 04:06:29.32ID:W9yRiFsA海未「そうみたいですね……おや?片方のお皿になにかが?」
天秤の片方の皿には、黒い硬貨の様なものがひっついている
希「……はがれないね」グイグイ
海未「希……なんでも試さないでください」ハァ
海未「とれるかどうかは、逆さにすれば大体わかるでしょう」スッ
希「おぉ、流石海未ちゃんやね!」ニコ
海未「黒の硬貨が付いているということは、どこからか白の硬貨を探してこい、ということでしょうか」
鞠莉「そう言う事みたいね」
海未「どこから、とはもちろん」
鞠莉「カラフルな扉達の向こうから、ってことね☆」
そこらに散らばる白骨死体さえなければ
子供部屋のように感じるほど、カラフルでファンシーな雰囲気の部屋。
それが逆に、不安を駆り立てている。私はそう感じざるを得ませんでした。