鞠莉「う……うーん……?」

鞠莉「what?ここは……どこかしら?」

周りは一面水玉模様の壁床天井。
とってもファンシーなところ……

鞠莉「こんな場所に来た覚えはないんだけどー……」

あたりを見渡すと、私が目を覚ました場所すぐ後ろに扉。
その対象の位置には女性の石像がある。ちょっと大きい程度のどこの家にもありそうなやつね。

鞠莉「oh!あのネイビーなお団子は善子!」タッ

見覚えのある色の髪型、あれは間違いなく善子。
友人がいることに内心ほっとし、歩み寄ろうとしたその時

パキッ

私は何かを踏んだ

鞠莉「?」

ふと視線を下げると、そこには砕けた粉状の白いモノがあった。
よく見ると、砕ける前であると思われる棒状のものもある。

鞠莉「嘘……」

嫌な予感がして、私は目を凝らして、もう一度あたりを見渡す。

壁にもたれるように、床に這うように、
人間の形をした骨や、そこで抜け落ちたであろう毛髪があった。

鞠莉「きっと……何かのアトラクションよね……」

自分に言い聞かせるように呟く。鼓動が少し早くなるのを感じた。

鞠莉「そういえば私どうしてここに……確か、放課後に果南と別れて家に帰ってる途中で……」

倒れる前までの記憶はしっかりとあるけど、それからの記憶は無い。
気付けばここに……なぜ……

これは夢……?それとも……

鞠莉の精神×5(45)で判定 失敗でMP-1 成功で±0 鞠莉 MP9