ー翌日の朝ー

ガラッ

海未「・・・」コソコソ

ことり「・・・海未さんも、行ってしまわれるのですか」

海未「・・・っ!」

ことり「私は武士の妻、悲しみなど、涙など見せません」

海未「・・・そうです、心の奥底に本音を隠す事こそ、穂乃果の、侍の妻たる貴女のーーー」

ことり「でもっ!!」

海未「っ!!」

ことり「こんなの、耐えられる訳ないよ・・・っ!」

海未「・・・行って、参ります」

ことり「帰って、来るのですか?」

海未「遅ければ、盆には」

ピシャッ

果南「遅いよ、大将」

絵里「・・・良いのね、海未」

海未「・・・勿論ですっ!!」スラッ

刀を抜き、空を刺す海未

海未「この日の本にもう一度、我ら侍の魂を!!」

ウォォォォォォォォォォ!!!!

海未「いざっ!!」

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