速達で出せば間に合うけど、そのためには明日の朝までに仕上げないといけない。

こればっかりはしょうがないからAqoursのみんなに急ぎの仕事が出来たから今日のパーティーに参加できなさそう、ごめんね。と連絡を入れた。

もちろん、私だって今すぐに仕事を放り投げてみんなとパーティーできるならそうしたかったけど。

でも、こうしてみんながスクールアイドルを通じて廃校を阻止しようと頑張ってくれてるのに、理事長である私がその想いを踏みにじるようなことしちゃ絶対にダメだって思ったから───

そんな気持ちや憂鬱さをカップのコーヒーと一緒に飲み干して、私は書類に手をつけた。

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