メッセージに返信し、部室を出ようと扉に手をかけたとき、ふとホワイトボードに書かれたハッピバースデーの文字が目に入る。

薄暗い部室に1人、私は思わず泣きそうになってしまった。

鞠莉「…たまたま運が悪かっただけ、しょうがなかったのよ」

涙をぐっと堪え、まるで自分に言い聞かせるように小さく呟いて部室を後にした。

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