曜「えへへっ。あ、しまった!」

鞠莉「ん?」

曜「自分のことを話すのに夢中で、一番肝心なことを聞くのを忘れてた。鞠莉ちゃんは母の日はどうするの?ご家族で会うとかは?」

鞠莉「ああ。そうしたいところだけど、文字通り世界中を飛び回ってる両親だからね。この前、予定を聞いてみたんだけど、その日はアメリカにいるって」

曜「そうなんだ…」

鞠莉「曜がそんな顔しないの。昔からだもの、気にしてないわ。それに、もう手は打ってあるの」

曜「ん?」

鞠莉「一番確実で、一番信頼できる方法で、ね」

曜「?」