2人は図書室の扉の前へとたどり着いた..灯りのついていない図書室はシン..と静まり返っていて、暗闇の中に何かが潜んでいるのではないか..という恐怖が理亞の背筋を冷たく凍らせた

花丸「開けるよ?ちょっと待ってて..」

花丸はポケットの中から図書室の鍵を取り出して、扉を静かに開けた

花丸「マルの大好きな図書室へようこそ♪」

理亞「待て..図書室の中に異変がないかをまず確認して..イスがいつもと違う場所にあるとか..モノが無くなっているとか..」

花丸「大丈夫だよ..図書室にはカギがかかっていたし、このカギはマルしか持っていないからこの図書室には誰もいないよ」

理亞「そう..」

理亞はホッと安心し、軽く溜息を吐いた