二人は目的地を図書室へと変え、学院の真っ暗な廊下を音を殺してゆっくり歩いて行った

ギシ..ギシ..

1歩..1歩と足を進めるごとに木製の床が軋む音が小さく鳴り響く

理亞「2階の廊下も軋むわね..」

花丸「校舎が全体的に古いからね..ポジティブに考えればそれだけ歴史と伝統があるんだよ..それより..真っ暗で怖いずら..」

理亞「我慢しなさい..懐中電灯で照らしたらあのボウガンの奴に居場所がバレちゃうじゃない..」

花丸「こんな暗い中であの人と遭遇したら..想像するだけで鳥肌が立つずら」