花丸(た..助かったずら..)

理亞(静かに..まだ奴はすぐそこにいるのよ..物音を立てたら気づかれる..)

理亞は廊下を歩き去ってゆく襲撃者の足音に注意深く耳を傾け..足音が聞こえなくなったとき..ホッと安堵の溜息を吐いた

理亞「行ったみたいね..とりあえずは大丈夫よ」

花丸「生きた心地がしなかったずら..」

理亞「ここも安全じゃないわね..奴が去った方とは反対の方に逃げるわよ..」

花丸「反対方面だったら..マルたちの部室があるずら..あそこは内側からカギをかけることができるからここよりは少し安全ずら」

理亞「そう..それじゃあそこに移動するわよ..案内をお願い」

花丸「わかったずら..」

そして二人は部室を目指し廊下を歩き出した