ワン!!ワンワン!!ワンワン!!

花丸「やめて!!そんなにほえないで!イイ子だから大人しくして!!」

理亞「花丸!ここは危険だから校舎の中に戻るわよ!!」

花丸「え?ち、ちょっと理亞ちゃん!?」

理亞は花丸を担ぎ上げると校門に背を向けて走り出し、校舎の中へと非難した

理亞「なんなのよあのバカ犬!!どうしてこんなときに限ってあんな変なのが出てくるのよ!」

理亞は次から次へと降りかかる異常事態へのいら立ちを隠すことができずに、教室の壁を蹴り飛ばした

花丸「怖かったずら..まだ心臓がドキドキしてるよ..」

理亞「クソッ!あんな凶暴な犬がいるんじゃここから逃げられないじゃない!」

花丸「落ち着くずら..焦っている時ほど冷静さを保たなくちゃだめだよ..」

理亞「これが落ち着いていられるかっての..どうしよう..このままじゃ..」