花丸「あわわわ..も、もう来たずら!!」

理亞「なんで!?どうして私たちがここに逃げ込んだってわかって..ハッ!!」

月明かりがプールサイドを薄く照らし出し..花丸から流れ出た血痕が道しるべのようにコンクリートの上に点在しているのに理亞は気が付いた

理亞(クッ!花丸の血痕を辿ってきたのか..こんなことに気が付かなかったなんて!!)

襲撃者は矢を取り換えて再び理亞に狙いを定め..ボウガンの引き金を弾いた
ドシュッという音の直後、銀色の弓矢が疾風のごとく理亞目がけて飛来する..

理亞「わああ!!」

理亞は腰を抜かしてしまい、地面にへたり込んでしまう..
ボウガンの矢は理亞の顔面があった場所に突き刺さり、壁の粉末がパラパラと理亞の頭に降り注いだ