花丸「マルに構ってたら理亞ちゃんまで殺されちゃうよ..マルのことはいいから一人で逃げて!!」

理亞「何言ってんの!アンタを置いて逃げられるわけないでしょ!?さあ早く!ヤツが来る前に早く!!」

理亞は花丸の腕を自分の肩に強引に巻きつけ、力づくで花丸を立ち上がらせた

花丸「ウッ!」

理亞「後で手当てするから..逃げるよ!」

花丸に肩を貸した状態で二人はベランダまで歩き、扉を開け放った..
夜風の心地よい冷たさが理亞の頬を弄ったとほぼ同時に..窓ガラスにボウガンの矢が突き刺さった

理亞「ヒッ..!」

ガシャーンという窓ガラスが粉々に砕け散る音が鳴り響き..粉々に砕け散ったガラス片がシャワーのように飛び散った