聖良『正直に告白するわ..私ね..あの時迷っちゃったの』

理亞『迷ったって..何を?』

聖良『理亞を見捨ててしまって..見て見ぬフリをしてしまおうかって..』

理亞『え?』

聖良は気まずそうな顔を作ると罪悪感から逃れるように、理亞から顔を背けた

聖良『あんな大勢を相手にするのに..怖くないなんて人..いるわけないわよ..理亞がいじめられているのを見て怒りを感じたのは本当よ..助けてあげたいって思った..』

聖良『もしもやられたら..自分があんな目に合わされたら..そんなことを考えちゃったら..怖くて足の震えが止まらなくなった..』

聖良『このまま見て見ぬフリをしてしまおう..そして、事情を知らない風を装って理亞にいつも通りに接すればいい..そんなことを考えて逃げようとしたの..』