鞠莉「実際、そのくらいのつもりで聞いたんだもの」

果南「私もそんなの冗談だって分かってた。でも……」

曜「……」

果南「曜にあれこれするうちに歯止めがきかなくなって、どうしようもなく曜を手に入れたくなって……」

鞠莉「……」

果南「それで、吊るした」

曜「うん……」

鞠莉「あ、納得してくれるのね」

曜「したくないけど、するしかないって言うか……嘘をついているようには見えないし」

鞠莉「曜はどうするの? 私たちを殺人未遂で訴える?」

曜「そうだね」

果南「……」

鞠莉「……」

曜「冗談」アハハ

果南「えぇ……」

鞠莉「もしかして、私たちのこと……許してくれるの?」

曜「私のことを好きって言ってくれる人を、訴えたりなんてできないよ」

果南「優しい子に育ったね曜は」ナデナデ

曜「えへへ」

果南「……」キュン

鞠莉「ちょっと果南? 曜はマリーを好きって言ってるのよ?? 離して」パシッ

曜「鞠莉ちゃん」

鞠莉「何?」

曜「果南ちゃんから聞いたよ……」


「ドMだって」