0039名無しで叶える物語(たこやき)
2019/05/05(日) 17:29:32.33ID:uZzcbjnI果南「……。下で話した通りだよ。それだけ」
鞠莉「……」
曜「二人とも、私を殺そうとしたよね?」
果南「してない! クレーンを動かしたのはただの脅しで……」
鞠莉「ごめんなさい」ペコリ
曜「……」
果南「ま、鞠莉……。本気だったんだ」
鞠莉「そうすれば手に入ると思ったの。曜の気持ちが」
果南「そんなことしなくても、曜の気持ちは鞠莉のものだよ! 知ってたくせに!!」
鞠莉「果南だってそうなんじゃない? 曜を手に入れたかったから……」
果南「わっ、私は……その」
鞠莉「曜を奪いたかったから」
果南「鞠莉から?」
鞠莉「さあね」
果南「……」
曜「……で、私を吊るしたのは?」
鞠莉「吊るしたかったからよ」
曜「鞠莉ちゃんにはもう聞いたよ。果南ちゃんは?」
果南「……吊るしたかったからだよ」
曜「あのさぁ。二人ともふざけてるの? 私、殺されかけたんだよ?? まだ本当のことを言わないつもりなら……」
果南「悪かったって! だけど、曜だって悪いんだよ。私の気持ちに気づいていながら気づかないふりをするんだもん」
曜「だからって吊るす!? 頭おかしいよ!」
果南「そ、そういう性癖なんだよ……察して」カァアア
曜「えぇ……」
鞠莉「引くわね……」
果南「鞠莉もでしょ!?」
鞠莉「マリーはあくまでジョークのつもりだったのよ。果南が曜を手に入れたいって言うから、『じゃあ吊るす?』って」
曜「『帰りにマック寄っていく?』みたいな言い方しないで」