0039名無しで叶える物語(東日本)
2019/03/15(金) 23:52:37.04ID:Xrowg1LH海未「出ていく時、他に好きな人が出来たと言ってましたから。多分その方と」
雪穂「…ひどい」
ぽつりと漏れた言葉の深刻なトーンに、ややたじろきながらも。
海未「私は…仕方ないかなと諦めてます」
雪穂「仕方ないですかね?」
海未「こういうのは、気持ちの問題ですから」
海未「別に、契約書とか書いてもらったわけでもないですし」
愛想笑いを浮かべようとして、上手くいきません。
彼女はまた下を向いていました。
雪穂「今でも…その人のこと、好きですか?」
海未「………はい。好きです」