0036名無しで叶える物語(東日本)
2019/03/15(金) 23:42:30.36ID:Xrowg1LH雪穂「色々すみません。迷惑かけることになっちゃって」
海未「いえ、このくらい。私は気にしてませんよ」
あの後、私たちはスイーツをつつきながら、ぽつぽつお互いの話をしました。
彼女……雪穂さんは、元婚約者のために仕事を辞め、貯金も相手の名義にしていたので、すごく悔しかったこと。
家族は近頃ほとんど連絡を取っていない姉が一人だけで、出来れば彼女には頼りたくないということ。
今晩行く当てがないとのことなので、うちでよければ泊まりませんかという流れになったのです。
閉店時間ぎりぎりまで話し込んでしまって、電車もありませんでしたし。