プルルルルルルルル

『もしもし?』

海未「絵里!トイレにもいないし、今どこですか?」

『どこって……急に仕事入っちゃったのよ』

海未「はあ? 彼女はどうするんですか」

『どうって……あなた、うまくやりなさいよ』

これは――もしかして、嵌められた?

海未「絵里、あなたまた余計なお節介を」

『ちょっともう切るわよ。頑張りなさいよ、せっかくのチャンスなんだから』

海未「あ、もう…!」