電話…!もしかすると彼女から…!


【着信:絢瀬絵里】


淡い期待は儚くも迅速に打ち砕かれました。

絢瀬絵里。私の、多分唯一対等に付き合ってくれる友人。

かけがえのない存在ではあるのですが。


海未「………はい、園田です」

『もしもし海未? あなた今すぐ出てこれない? いつものお店でご飯食べましょうよ』