ダイヤ「あ、お客さんがレジへ来ましたわ」

梨子「……」

コト

梨子「…いらっしゃいませー」(さっきより低音)

千歌「あ、今絶対梨子ちゃんイラっときたね、多分もう少しで発注終わりそうだったのに中断されたから」

ピッ

梨子「108円です(散々立ち読みしてガムって……気を使ったか知らないけど買い物しないでそのまま帰ってくれたほうが私は楽なのに)」

客「……」スッ

梨子「……1万円お預かりします」

ダイヤ「……露骨に嫌な顔しましたわね」

梨子「……9892円のお返しです」

お客「……あ、8円ありました」スッ

梨子「……」ニコニコ

千歌「あ、あれやばいやつだ」

ダイヤ「……帰りましょう千歌さんコンビニはダメです。何か大切なものを失いそうな気がします」

千歌「うん……あのオドオドしてるけど優しい梨子ちゃんがあんな表情するまで変わるなんて……今度から梨子ちゃんには優しく接してあげよう……」