鞠莉:なおさら渡すべきじゃないの?
花丸:護符は身を守るものだから、不用意に渡しちゃったら病原菌も護符に守られて退治できなくなるかもしれないって思って
曜:ドッペルゲンガー菌に手出しできなくなったら困るなぁ
鞠莉:でも善子と千歌にはもう渡しちゃってるよね
花丸:そこが問題なの
花丸:そのふたりが病気になったということは、護符ではドッペルゲンガー菌を防げないかもしれないってこと
曜:私たちもいつ病気になってもおかしくないんだね
曜:衣装やってる場合じゃないな
曜:初めにドッペルゲンガーが出てからもう一週間も経つのに対策の具体例が全然出ないなんて
鞠莉:防戦一方よね
鞠莉:いや、防げてすらいないね
花丸:うちにある本をたくさん見たんだけど、何も有益な情報がないの
鞠莉:お寺の本にドッペルゲンガー関連のものがあるとも思えないしねえ
鞠莉:明日は部活休んで、対策を考える?
花丸:今日は現状確認しかできなかったし、明日改めて顔を突き合わせて話し合った方がいい案が出るかも