鞠莉「ふふっ、曜は優秀なムードメーカーね、傍にいるだけで雰囲気が明るくなるわ」

鞠莉「それで……Doppelgangerになってる子はそれぞれどういう根拠で?容態は悪いのかしら?」

花丸「まず果南ちゃんは、一番最初にドッペルゲンガーが出現していたこと、それから昨日の朝練のときの反応が鈍かったことが根拠ずら」

曜「え?反応鈍かったっけ?」

鞠莉「いつも通りだった気がするけど……」

花丸「朝練が終わったあと、曜ちゃんと梨子ちゃんが階段で転んだよね」

花丸「あの時、何度か呼び掛けても反応がなかったの」

鞠莉「あ、確かにあの時の果南、ちょっと変だった」

鞠莉「果南なら顔真っ青にして駆けつけて曜と梨子をおんぶだっこして保健室までダッシュしそうなものなのに」

花丸「不測の事態で、本物ならどう動くかって判断ができなくなってたんじゃないかなって思うんだ」