――――

曜「梨子ちゃん、結構擦りむいちゃってたね」

梨子「曜ちゃんは思ってたほどひどくないようで安心したわ」

梨子「…………ごめんね、下敷きにしちゃって」

曜「ううん!大丈夫大丈夫!」

曜「とはいえ二人して捻挫しちゃったからしばらくはダンス練習できないね」

梨子「これから歌の練習の比率を上げるのか、それともみんながダンス練習してる間に曜ちゃんの衣装作製を私がお手伝いするのか……」

曜「歌の……ってそうそう、昨日!大丈夫だった?」

梨子「昨日?」

曜「花丸ちゃんは図書室にいたはずなのに音楽室にいたから!あれ、ドッペルゲンガーじゃないの!?」

梨子「あぁ、あれは私が……ちょっと悩んでることがあって」

梨子「それについて相談にのってもらってたの」

曜「えっ……ってことは」

梨子「安心して、昨日私と一緒にいた花丸ちゃんはドッペルゲンガーなんかじゃないよ」

曜「なあんだぁ……よかった」ホッ