花丸「true friendship –––––––––」
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久し振りに書いたので、ちょっと読みにくいかもしれません。
SSは書き終わってるので、
コピペしてどんどん投稿して行きます…! ーーーーー
ーーー
ーー
キ-ンコ-ンカ-ンコ-ン…
善子「やっと授業終わった〜…!」
花丸「ほとんど寝てただけずら…」
ルビィ「善子ちゃんお疲れさま〜」ニコッ
善子「ヨハネっ!! …そういえば、今日って練習ない日よね?」
花丸「うん、千歌ちゃん達がテスト期間だからね。
マルはいつも通り、図書室に寄ってから帰ろうかな…!」
ルビィ「じゃあルビィも帰ろうかな♪
3人で一緒に帰らないって、何だか久し振りだね〜」
善子「3人で帰るのがお決まり、みたいになって来てるし。」
花丸「ふふっ、それも良い事ずらっ」
善子「良いことなのかしら…? まぁ私は帰るわね。」 ルビィ「うん! また明日ね〜」フリフリ
花丸「善子ちゃん気を付けてね〜」フリフリッ
善子「ヨハネよー。」スタスタ…
ルビィ「…じゃあ、丸ちゃんもまた明日!」
花丸「ルビィちゃんばいば〜い」ニコッ
タッタッタッ…
ルビィ クルッ…
ルビィ「♪」フリフリッ
花丸「…♪」フリフリ
花丸「……マルも図書室に行こうっと…!」タタッ ーーーーー
ーーー
ーー
花丸「…」ペラッ…
花丸「…」ジ-ッ…
花丸「…」フムフム…
ガラガラッ…
果南「あぁ〜 授業疲れたぁ〜!」ノビ-ッ
ダイヤ「果南さん、図書室で大声はダメですわよ…!」
果南「別に私たちくらいしか居ないだろうし良いじゃん?」
ダイヤ「はぁ…そういう問題では無くてでs……」ボフッ
ダイヤ「……果南さん、いきなり立ち止まらないで下さい…」ヒリヒリ…
果南「いや、ごめんダイヤ……でもマルが…」
ダイヤ「マル…? あぁ、花丸さんの事ですか…
花丸さんがどうかしたのですか?」 果南「すっごく綺麗な姿勢で本を読んでる…」
花丸「…」ピシッ
ダイヤ「……綺麗ですわね。」
果南「でしょ? 私たちに気付いてないみたいだよ。」
ダイヤ「えぇ… そんなに集中出来るものですか…?」
タッタッタッ…
果南「おーい! まーるっ!」
ダイヤ「ちょっ、果南さん失礼ですわよ! 本を読んでいるのに…!」
果南「だって生徒会室にあった本、返却期間過ぎてたし……」
ダイヤ「そ、それは……そうですけど…」
ダイヤ「だからって図書室で大声を出すのは禁止ですわ!!
それに、学校内を走ることも禁止されているんですから!」
花丸「わっ!?」ビクッ
果南「あ、ダイヤが大声出したせいで気付いちゃった」 花丸「何で果南ちゃんとダイヤさんが!? いつの間に…」
ダイヤ「…集中されている時に申し訳ありません……」
花丸「な、何のことずら…?」
果南「とりあえず! 生徒会室にあった本を返しに来たんだよ。
何冊か返却期間が過ぎてる本もあるみたいで…」スッ…
ダイヤ「…その件に関しても申し訳ありませんわ……」
花丸「と、とにかく…! 良く分からない…けど…!
ダイヤさん謝らないで下さいズラっ!」
果南「ダイヤ、後輩からのお願いだよ?」
ダイヤ「…花丸さんありがとうございます……」ペコッ
花丸「えへへ、謝罪の言葉より感謝の言葉の方が嬉しいずら!」ニパッ
ダイヤ「……天使ですわ…天使が私の目の前に…!!…」
花丸「…!?」
果南「あはは…」 ーーーーー
ーーー
ーー
花丸「それで、こっちがマルのオススメずら!」
果南「ほぇ〜、浦女にも結構本ってあったんだね〜…」
花丸「うん! 図書室も広いし最高の場所だと思うな♪」
ダイヤ「…」フムフム…
果南「っていうか、ダイヤずっと本読んでるね。」
花丸「ダイヤさんって大和撫子っていうか…和風って感じだけど、
あんまり本を読むイメージ無いなぁ……」
果南「そうだねー… どちらかと言うと勉強…?」
花丸「…? それは趣味とかに入るのかな……」
果南「……そもそも、勉強が趣味の人って存在するの?」
花丸「身近に居ないだけで、結構居ると思うけど…
……マルは絶対出来ない趣味ずら…」ウ-ン…
果南「わたしも〜。」 ダイヤ「……はっ…! ここの犯人はこの方の可能性も…!!」
花丸「…ダイヤさんが推理小説を読む事も意外だったズラ。」
果南「うんうん、読んでるところ初めて見た!
……本読んでるのも久し振りに見たけど」ボ-ッ
花丸「果南ちゃん飽きて来てる?」
果南「え? ……ちょっとね。」ボ-ッ
花丸(この顔はだいぶ飽きて来てるなぁ…)チラッ 花丸「……ずらぁぁあっ!? あと少しで終バスが来るずらぁぁぁ!!」
果南「ぅえぇっ? もうそんな時間……ダイヤとマルやばいじゃん。」
花丸「ダイヤさん行くズラぁぁぁっ!!」グイ-ッ
ダイヤ「待ってください! まだこの部分の謎が…!」ブツブツ…
花丸「マルの家に続編あるずら!! めっちゃ面白いズラ!!
他にも面白い本いっぱい!! だから歩くずらぁぁ!!」ズラァァァァ!!
果南(必死だなぁ。)
ダイヤ「続編…!? ではこの本は借りますわ!!」
花丸「もうそのまま持って帰って良いずらぁぁ!」グイィィイッ
ダイヤ「そういう訳には行きませんわ! ルールは守らなければ…!」
花丸「頭の硬度10ずらぁぁぁぁ!!」ズルズル
ダイヤ「何と!! ヒドいですわ!!」
花丸「今のマルの状況もヒドいよぉぉお!!」
果南(帰ろ〜っと)スタスタ… 〜 国木田家 〜
果南「……帰ろうと思ったら、いつの間にかマルの家に居た…」
花丸「夕ご飯作ってくるから、部屋で待ってて良いズラよ〜」
ダイヤ「本が読みたかっただけで家に泊まらせて頂いて…
花丸さん! 手伝わないと私の気が済みませんわ!!」
花丸「えぇっ…! マルだけでも作れるよぉ…!」
ダイヤ「いえ!! 本を読ませて頂くという事にも感謝を込めて!
ここは手伝わせて下さい!!」
花丸「……じゃあ手伝ってくださいずらっ♪」ニコッ
ダイヤ「はい! 精一杯!!」
果南(妻と娘を見てる気分…)
花丸「果南ちゃ〜ん! ちょっとだけ手伝って欲しいずら〜!」
果南「ん、ちょっと待ってねー」タタッ ーーーーー
ーーー
ーー
『かんせ〜い!』
花丸「婆ちゃん直伝! おいなりさんと、太巻き寿司を召し上がれ♪」
果南「おぉ〜! すっごい美味しそう…!」
ダイヤ「花丸さんに教えてもらいながら作りましたわ!
果南さんは主に太巻き寿司を作ったんですわよね?」
果南「うんっ、たまには自分で作るのも良いね♪」
花丸「えへへっ、食べて食べて♪」ワクワク…
果南「じゃ、いただきまーす…!」パクッ
ダイヤ「では私もいただきます!」パクッ
果南「!」
果南「美味し〜♡ こんなに美味しいの初めてだよ〜♡」
ダイヤ「本当にすごく美味しいですわ…!!」パァァアッ 花丸「教わった甲斐があったずらぁ〜♡」モグモグ
果南「お婆ちゃんから教えてもらったんだよね?
すっごい料理上手なんだろうなー…! 羨ましいよ〜!」
ダイヤ「えぇ、ルビィにも食べさせてあげたいくらい…!!」
花丸「あっ そういえばダイヤさんも果南ちゃんも、
マルの家に泊まる事はご両親に連絡した……?」
果南「もちろん、バッチリだよ!」ニコッ
ダイヤ「ルビィにはとっくに連絡していますわ。」フフッ
花丸「…えへへっ♪ 今日はいっぱい楽しむずら〜っ!」
『お〜っ!』 ーーーーー
ーーー
ーー
果南「ん〜♡ 食べた食べた〜…♪」ゴロンッ
ダイヤ「食べてすぐ横になると牛になりますわよ!」
花丸「ふふっ、喜んでもらえて良かったずら♪」
ダイヤ「花丸さん食器洗い手伝いますわ。」
花丸「本当? じゃあお願いしちゃおうかな…!
マルはお風呂沸かしてくるね〜」スタスタ…
ガチャッ… バタン…
果南「マルって、本当に良く出来た子だよね〜」ゴロン
ダイヤ「そうですけど、寝っ転がってないで座りなさいな。」カチャカチャ…
果南「あ〜いっ」ボフッ
ダイヤ「…どうしていきなりそんな事言いだしたんですか?」
果南「んー 素直に言ってみただけ」ニシシッ
ダイヤ「ふふっ、そうですか。」ジャ-ッ… 果南「マルとか、共学だったらモテそうだよね〜。」
ダイヤ「可愛らしくて天然で、人気は間違いなさそうですわね。」
果南「ルビィとか梨子もね〜」
ダイヤ「果南さんも魅力的でモテそうですけどね。」
果南「えー? いつもそんな事言わないじゃん。」
ダイヤ「素直に言ってみただけですわ。」フフッ
果南「…へへっ」ニコッ ガチャッ…
花丸「ただいまずら〜♪」
果南「マルお帰り〜!」
ダイヤ「おかえりなさい、お風呂までありがとうございます。」
花丸「いえいえ! マルに出来るのはこれくらいだし…!
ダイヤさんも、お皿洗いありがとう♪」ニコッ
ダイヤ「いえいえ。」ニコッ
花丸「えいっ!」ポフッ
果南「わっ! ビックリした〜」ナデナデ
花丸「果南ちゃんのお膝、とっても気持ちいいずらぁ〜…♪」
果南「そうかな〜」ナデナデ…
ダイヤ「花丸さんも、横になると牛になりますわよ。」
花丸「もぉもぉ〜っ! 牛ずらよ〜!」モ-モ-
ダイヤ「ふふっ、牛さんはズラなんて言いませんよ。」ナデナデ
花丸「えへへ♪ ダイヤさんのナデナデも気持ちいい…♪」 果南「お風呂沸くまでなにしてよっか〜」
ダイヤ「コタツにでも入ってゆっくりしてますか?」
花丸「あ、ミカンあるずらよ〜」
果南「おぉー やっぱコタツと言えばミカンだね〜…」ムキムキ…
花丸「ミカンを見ると千歌ちゃんが思い浮かぶずら」ムキムキ…
ダイヤ「お二人さん、お腹いっぱいでは無いのですか?」
果南「お腹はいっぱいだけど、別腹に入るから大丈夫!」モグモグ
花丸「マルもじゅら!」モッフモッフ…
ダイヤ「ふふっ、では私も頂こうかしら。」ムキムキ… 果南「……んへへ…」
ダイヤ「どうしたのですか?」
花丸「果南ちゃん何考えてたのー?」
果南「こうやって3人ぎゅうぎゅうに並んでさ、
コタツに入ってミカン食べて…まるで家族みたいだな〜って。」
花丸「それ、マルも思ってたずら。」ニコッ
ダイヤ「では、果南さんがお父さんですか?」クスッ
果南「立場的にそうだね〜 ダイヤが私のお嫁さん!
マルは私たちの愛する娘だなぁ。」ハグゥ
花丸「わぁっ! ビックリするずらぁ〜」アハハ
ダイヤ「この3人が家族だったら、凄く賑やかになりそうですわ。」フフッ
花丸「こうやってダラダラ〜って過ごすのも良いよね〜…♪
春は外でピクニック! 夏は縁側で麦茶を飲みながら外を見るの!」
花丸「秋は紅葉を眺めに出掛けて、冬は今みたいにコタツでごろごろ…!」エヘヘ 果南「それ、本当にやっちゃおうか。」ニコッ
花丸「本当ずら!? やったぁ〜!」
『えへへっ、ふふっ』キャッキャ
花丸「そろそろお風呂に行くずらっ」
果南「もしかしてみんなで一緒に?」
花丸「うん! その方が楽しいずら!」
ダイヤ「では行きましょうか。」ニコッ
果南「私一番乗り〜!」タタッ
花丸「果南ちゃ〜ん お風呂場はこっちだよ〜」
果南「あれ、そうだっけ?」スタスタ… ーーーーー
ーーー
ーー
ガラガラッ…
果南「おぉ、湯気すごいなぁ〜」
花丸「割とお風呂広いでしょ?」
果南「うむ、さすがお寺!」
花丸「お寺はあっちで、こっちは普通の家だよ…」
花丸「そういえば、ダイヤさんが…」チラッ
ダイヤ「…///」モジモジ…
花丸「シルエット越しでも分かるくらい恥ずかしがってるズラ。」
果南「も〜 早く入らないとお湯も冷めちゃうのに…!」
花丸「そうは言っても、ダイヤさん恥ずかしがってるよ?」
果南「無理にでも連れて来ないと、多分一生お風呂入って来ないよ。」
花丸「いやいや、それは無いよ… あと少ししたら入って…」
果南「ううん、入って来ないよ。」
花丸(……実体験か。) ガラッ…
果南「ダイヤ! 裸でそこに居ても風邪ひくよ!」
ダイヤ「んなっ…!?// い、行きますから先に入ってて下さい!」
バタンッ
果南「…閉められちゃった。」
花丸「ルビィちゃんにも負けない恥ずかしがり屋ズラねぇ…」
ガララッ…!
花丸「!」
果南「!」
ダイヤ「み、見ないで下さいっ!/// セクハラで訴えますよ!」
花丸「おっと、それは恐ろしいずら…」
果南「じゃあお湯掛けちゃうから、ダイヤもこっち来て〜」
ダイヤ「は、はいっ」 ジャ-ッ…
花丸「ずらぁ〜…♪」
果南「良い温度だねぇ〜」
ダイヤ「気持ちいいですわぁ…」ホカホカ…
果南「よしっ、一番乗り〜!」ザバ-ッ
花丸「あーっ! ズルイずらー!」ザブンッ
果南「えへへ、早いもの勝ちだよっ」ピ-スッ
花丸「ダイヤさんも来るずら〜!」
ダイヤ「高校生3人はぎゅう詰め過ぎませんか…?」
花丸「大丈夫だってば〜♪ 思ったより広いから!」
果南「肩までゆったりくつろげるよ〜」ポカポカ…
ダイヤ「……じゃあ失礼します…」チャプン…
ダイヤ「……心地いいですわぁ…!」ポカポカ…
花丸「えへへ〜、でしょ?」 果南「っていうか、本当にあんまり狭くないね〜」
花丸「ずら! ちょっぴり肩が当たっちゃうけど…
それもお泊まり会って感じがして良いなぁ〜。」
果南「まぁ確かに! あ、お風呂上がったらドライヤーしてあげるよ♪」
花丸「ほんと〜!? じゃあマルはダイヤさんの髪乾かそうかな♪」
花丸「それじゃあダイヤさんは果南ちゃんの髪だね!」
果南「私だけ髪長過ぎない? 時間掛かると思うけど…」
ダイヤ「いえ! 大丈夫ですわよ。」
花丸「じゃあ決定! そうと決まれば髪を洗うずら!」ザバッ
果南「あ、ダイヤ洗ってあげたら?」
花丸「でも…良いの?」
ダイヤ「ルビィの髪で洗い慣れてますから、大丈夫ですわ。」ニコッ
花丸「やったぁ♪」
果南(マルは可愛いなぁ〜)ホカホカ…
ダイヤ(癒し過ぎますわ…)ホカホカ… ーーーーー
ーーー
ーー
花丸「うぅ〜…のぼせたズラぁ〜……」ダラ-ン…
果南「大丈夫? そういう時は寒い所に行くと湯冷めするよ。」
ダイヤ「それでは一緒に縁側にでも行きますか?」
花丸「う〜ん…じゃあ行くずら〜…」
ダイヤ「はい、手繋いでおきましょう。」ギュッ
花丸「えへへ、まるで本当にお母さんみたいずら。」
果南「じゃあ反対側の手は私ね。」ギュッ
ダイヤ「身長差的にも家族っぽいですわね。」
花丸「も〜! ダイヤちゃんひどいずら〜!
マルが身長の事を気にしてるの知ってるくせに〜…」
ダイヤ(ダイヤ…ちゃん!!?///)ドキッ
花丸「?」
果南「はいはい、行くよ〜っ」グイッ
ダイヤ「ま、待ってくださいっ!」タタッ 花丸「ふぁ〜…」
果南「ふふっ、どう? あっちの部屋よりマシでしょ?」
花丸「ずら…! 頭もスッキリして来て丁度良いよ〜…」
ダイヤ「…あそこに星が……」
果南「おー! すっごい綺麗!」
花丸「電気も少ないから、凄く綺麗に見えるね! ダイヤちゃん!」
ダイヤ「……はいっ!」ニパッ
花丸「この時間帯は外に出ることが少ないから、
あんまり星とか気に掛けた事は無いけど……たまには良いかも…♪」
ダイヤ「…今はこうして3人でくっ付いてますけど、
一人で見るときはキチンと毛布を被りなさいね?」フフッ
花丸「はぁ〜いっ」
果南「……後何回こうやって星を見られるのかなぁ。」
ダイヤ「…」
花丸「ず〜っと! 何十回でも何千回でも見れるよ!」 果南「……さっきは春夏秋冬…皆んなで過ごそうって言ったけど…
私もダイヤも、鞠莉も……別々の場所で過ごす事になるんだよ…?」
果南「きっと一緒に居られる時間も無くなる、
忙しくて会えない時間の方が長くなるよ…」
果南「私たち、後少しで浦の星女学院を卒業する。
こうやって毎日会う事なんか……」
ダイヤ「……しばらく…いや、きっと出来ません……」
花丸「…」
ダイヤ「…花丸さん、ごめんなさ–––––」
花丸「離れていても空はずっと繋がってるよ!
ベタな言葉だけど、とても大切な言葉だと思うの…!」
花丸「世界中どこに居ても空は同じ、星も沢山見える!
……だから、何回でも一緒に見れるよ…!!」ギュッ…
果南「………マルには敵わないなぁ。」フフッ
ダイヤ「…本当に…敵いませんわ…!」 花丸「思ったことを素直に言ってみただけだよ。」ニコッ
果南「!」
ダイヤ「…この3人、本当は似た者同士かもしれませんね。」
果南「…そうかも♪」
花丸「…?」
ダイヤ「そろそろ寒くなって来ますし、部屋に戻りましょうか。」
果南「手は繋いだまま…ね?」
花丸「…うんっ!」
ダイヤ「さっきの花丸さん、とってもカッコよかったですわよ。」
花丸「あ、あの言葉はマルたち3人だけの秘密だよ!?//」
果南「マル照れちゃって可愛いな〜♪」ツンツンッ
花丸「果南ちゃんのばかっ!///」 ーーーーー
ーーー
ーー
ダイヤ「さて、歯磨きもしましたし…そろそろ寝ましょうか。」
花丸「え〜…まだまだ起きてたいよー…」ムゥ…
果南「明日の朝、早く起きて外走りに行こうか?」
花丸「ずら…!? それは……」
花丸「えへへっ、やっぱり賛成ずらぁ〜っ!
マル達は今を楽しまないと! 早く寝るずらっ」モゾモゾ…
果南「んっ、じゃあダイヤ電気よろしく〜」モゾモゾ…
ダイヤ「しょうがないですわね…」
パチッ… 花丸「……マルね、果南ちゃんダイヤちゃんと出会えて…」
果南「…」
ダイヤ「…」
花丸「本当に…良かったなって思うずら。」ニコッ
果南「…」
ダイヤ「…」
花丸「果南ちゃんは運動神経抜群で、いつもマル達を置いて行っちゃうの。
だけど 果南ちゃんについて行けば、いつも綺麗な景色が見える。」
果南「いきなり褒め散らかして…どうしたの?」
花丸「ありがとう、果南ちゃん。」ニコッ
果南「…うん。」ニコッ 花丸「ダイヤちゃんには、たまに叱られちゃう時もあるけど……
反省した後に頭を撫でてくれるのが、マルは大好き。」エヘヘ
ダイヤ「いきなりそんな事言い出すなんて… らしくないですわね。」フフッ
花丸「ありがとう、ダイヤちゃん。」ニコッ
ダイヤ「……えぇ。」ナデナデ…
果南「私もね、マルの優しいところ 友達想いなところ……
ルビィには負けちゃうかもしれないけど、素敵な所をたくさん知ってるよ。」
花丸「えへへ…」
果南「ありがとう、マル。」ハグッ
花丸「…うん……!」
ダイヤ「私も知ってますわよ、努力家でいつもは大人しくて見守る立場。
だけど友達の事になると、誰にも負けないくらい強くなる。」
花丸「……っ…」ウルウル…
ダイヤ「ありがとう、花丸さん。」ギュッ…
花丸「……うん………うん…っ…」 花丸「…えへへ……やだなぁ…離れちゃうの…」ウルウル…
花丸「…いやだ…嫌だよぉっ……!!…」
花丸「ずっとずっと、一緒に…!……居られたら…良いのに…っ…」
果南「でも、空は繋がってるんでしょ…!」ギュッ…
ダイヤ「さっきそう言ったのは誰ですか?」ギュッ…
花丸「…言ったよ…!…そう言ったけど……無理だよぉっ…!!
離れ離れになりたくないっ!! ずっとこうしてたいよ…!!」
果南「…」ギュウッ…
ダイヤ「花丸さん…」
花丸「…ぅあぁぁあん!!」ポロポロッ…
果南「マル!! 私達はずっと一緒!
大人になっても、お婆ちゃんになっても!!」
ダイヤ「果南さんの言う通りです…! Aqoursは絶対に…無くなりません!」
花丸「果南ちゃぁん…! ダイヤちゃぁん…!!」ギュ-ッ…
花丸「ずっと…ずっとずっと…!! 一緒だよっ!」 ーーーーー
ーーー
ーー
ダイヤ「花丸さん 果南さん! 急がないと遅刻しますよ!」
果南「ちょっ、ちょっと制服が上手くっ…! 着れなくて…!」
花丸「ご、ご飯があと少し残ってるからぁ…!」モグモグ
ダイヤ「全く…! バス来ちゃうわよ!」
タッタッタッ…
果南「はいっ制服完了!! 髪はー…バスの中でやっちゃう!」
花丸「食べ終わったずら! レッツゴー! 急ぐずらぁぁ!!」ダッ
ダイヤ「ちょっと! 早過ぎますわ!!」タタッ --- ---
ダイヤ「あぁ…私の家からと花丸さんの家の距離だけでも…
割と乗車時間が長くて酔いかけましたわ……」
果南「バスとか久し振りに乗った……きもちわるい…」グルグル
タッタッタッ…
花丸「果南ちゃんダイヤちゃ〜ん! 授業始まっちゃうずらよ〜!」
ダイヤ「…いつの間にか、私達が花丸さん達に
引っ張られる側になっていたんですね。」
果南「ふふっ ほら! 私達も負けないように走るよー!」
ダイヤ「えぇっ!? さ、さっきまでの酔いはどこに!?
ちょっ、ちょっと! 待ってくださいーっ!!」タタッ
花丸「ふ、2人とも早過ぎるよ!? 待っ……」
花丸「これ…ゼラニウムの花…? 誰が植えたんだろう…」
花丸「確か花言葉は–––––––––––」
ダイヤ「花丸さん遅刻しますよー!」
果南「マルー! 急いでーっ!」
花丸「ふふっ、は〜いっ!」タタッ
ーー
ーーー
ーーーーー
おわり 最後まで読んでくださってありがとうございます!
まだ中学生なんで、色々物足りない部分もあると思いますが…
温かい目で見てくれると嬉しいです!笑 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています