穂乃果「廃校は異能で阻止するんだよっ!」 2
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前回までのラブライブ!ESP
デェンッ!
高校2年になった私を待っていたのは学校が廃校になるというお知らせ
穂乃果「えーっ!音ノ木が廃校?!」
廃校を阻止するためその理由を知りたかったんだけど結局、私には分からずじまい
そこで私は、異能という力をもった生徒を集めて廃校の理由を調べようとしたの、
でも
調べていく途中に、A-RISEがライブをやるはずのコンサートビルで騒動に巻き込まれて
海未「何か騒がしいですね、」
パリィーン!
真姫「…海未っ!?」
「…頭にトサカがついてる子、ちょっとついてきて貰うで」
大変なことに足を踏み入れちゃったみたい
一応、皆無事に帰って来て、
今日はにこちゃんが「皆で話合おう」って計画してたみたいだけど…
にこ「っていうか、二年生組は?」
前回
穂乃果「廃校は異能で阻止するんだよっ!」
https://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1536499715/ にこ「で、その子が今、あんたの妹の近くにいるわけだけど…」
真姫(…演技だけどね)
にこ「…あんたはこの前の仮面つけた女?」
絵里「違うわよ。あと、その手をどけて…脅してるわけ?」
海未「そういうわけではありませんが」
絵里「脅して、亜里沙を焼き殺したら…もちろんあなた達は罪に問われる事になるけど、そこは考えてるのかしら?」
にこ「……本当にそう思ってるの?」 絵里「そうだから言ったのだけれど…」
にこ「ハッ…めでたいやつね」
絵里「…」ッ
真姫「…どうかしら」
海未「確かにそうとは限りませんよ」
絵里「…じゃあ説明してみなさいよ」 海未「いいですよ、……あなたも知っていると思いますが、能力者関連の事件は実際に法廷で、事実通りに裁かれる事ありません」
絵里「ふーん、それで?」
海未「何故か…」
海未「…能力者の事件、事故は証拠がほとんど見つからず立証が難しいからです。」
海未「……例を出すと、本当に真姫が貴方の妹さんに火を放ったとしましょう。それで、あなたがそれを通報したら…」チラ
真姫「…たぶん私が裁判所に行く事になるわね、それであなたは《この女の子》私ね。が貴方の妹を能力で焼き殺したって言うわ。でも…それを証明できるのかしら、」
真姫「…鮮明に防犯カメラとかに写っていれば別だけど」
絵里「…」 真姫「今この国は正確に能力者なんて把握してないわ、私が能力者だって糾弾されても私は能力者じゃないって言えば良いだけ…」
真姫「もし私が能力者だって確定しても、他の能力者の能力のしわざによる可能性だってあるわ、」
にこ「他にも色々あるけど、まとめると能力者の起こした能力による事件は、結果的にはきちんと法に問われないってわけ…」
海未「あなたもそれを分かっているのでは?」
にこ「こんなこと知らなきゃ、ビルであんな大胆に動けないわよ」
絵里「…ふーん」 真姫「…」
にこ「…」ジ
絵里「…良く知ってるじゃない、まぁそれは、その通りよ。」
絵里「……だから?」
海未「……それをあなたも知っているから────────
絵里「この前の仮面の女は私って?…ふふ、」 海未「……いいでしょう…三つ目の根拠です。にこがこの病室に来たとき貴方は何をしましたか?」
絵里「花瓶をぶつけたけれど」
海未「確かにそうですが、私が言いたいはそこではありません。」
絵里「何?」
海未「真姫を見て思いましたが花瓶に入っていた水の量として、あれは少し多かったのではないかと…」
真姫「…確かに多いわね」ピチョ にこ「……まるで水を別のことに使うためのような」
海未「ちなみに、この前の騒動の発端者も、水を使って能力を発現してましたね…」
絵里「…そうだったわね」
海未「…どうですか?他にも言ってあげましょうか?」
真姫「これで三つね…」
絵里「はぁ…もういいわ、私はあなた達が言ってる仮面の女よ、」
にこ「…やっと認めたわね」
絵里「面倒くさくなってきたわ」 海未「では、なぜこの前のビルの様な事を?」
真姫「聞かせてもらうわよ」
絵里「聞いたら早く帰ってくれるんでしょうね…」
絵里「…能力者は法に問われない。
亜里沙は明らかに能力者が発端による事件に巻き込まれてからこうなったわ…」
絵里「普通に犯人が見つかる事を僅かながらに期待した、けど今も亜里沙は昏睡状態のままで……犯人は罪を償わずに生きている…」
絵里「私はそれが許せないし、許すつもりもない」
絵里「そんなんじゃ亜里沙が報われないわ…それから私は妹を事件に合わせた犯人を独自で探し始めた。見つけてきちんとした罰を受けてもらう為にね」 にこ「それがこの前のUTXに関係あんの?」
絵里「……夜な夜な怪しそうな能力者を見つけては問い詰めたわ、お前がやったのかってね。友達にまでも協力してもらって…」
絵里「そのうちね、UTXが関係しているかもしれないって言うやつが出てきた。今まで具体的な事を聞いた事なんてなかったから、とりあえず信じたわ」
絵里「それにすがるしかなかったの、まぁ実際本当だったんだけどね、UTXの近くでは能力者の事件が多かったり」
絵里「協力者を得る為に、それを私は周りにいる人に知らせようと『UTXは能力者と黒い関わりがある』なんて言ったわ、」
絵里「でも、誰も信じてくれなかった。…だから私はUTXに世間の目を向けようとしたの…」
真姫「それで…」 絵里「そして今回みたいに騒動を起こして世間の目をUTXに向けようとした。…今までは毎回沈静化されちゃったけどね」
にこ「じゃあ、この前のコンサートビルの件については流石にUTXは押さえきれなかったってわけ?」
絵里「そうね…あなた達に正体がばれた分の成果は得られたと思うわよ?」
真姫「見つけて悪かったわね」
にこ「…今まで思ってたより、理由はまともね」
海未「…」 絵里「で?話したんだからさっさと、ここから出ていって、一回で終わるように全部話したんだから」
海未「…それについては感謝させて頂きます」
海未「それで…、一つお願いがあるのですが……」
絵里「…何?」
海未「私たちと組みませんか?」
にこ「!…海未!?あんた何言ってんのよ」
絵里「…そうよ、私は貴方をビルから蹴飛ばしたのよ?」 海未「それがあった上でもです。利益はかなりあると思いますが」
真姫「そんな事言う気はしていたけど…」
絵里「…もし協力しても、私には利益なんてないわ。貴方たち、遊んでるようにしか見えないもの」
にこ「フンッこの前私に捕まってたじゃないの、…それに遊んでなんかないわ」
絵里「そうだったの?…分からなかったわ」
真姫「仮面の女はあなただってたどり着いたんだから、そこは認めてほしいわね?」 絵里「ミトメラレナイワァ…」
絵里「結局お遊びよ、何も分かってないわ」
海未「我々も真面目に廃校の原因を調べているんです、何故そう頑なになるのですか」
絵里「どうせ飽きたら止めるんじゃない?廃校への思いなんてその程度よ、」
海未「…そんなものではありません、私達は見つかるまで探し抜くんですよ」グッ
絵里「…あら、怒っちゃったの?」
絵里「……でも。じきに、あなた達は気楽に探偵ごっこなんてやってられなくなるわ」
海未「どういうことですか?」 絵里「そのままの意味よ?…でも…もう遅いかもしれないけれど…」
真姫「…は?」
にこ「…」
絵里「UTXの学校説明会へ行った時に、廃校問題を調べるなんて止めておけば良かったのに、良い機会だったわよ?」
海未「あなた、…知っていたんですね」
絵里「でも…この前のコンサートビルの件は……さすがに、不味かったんじゃない?」
真姫「…何が言いたいの」 にこ「ヤバイ奴らに目をつけられたって?」
絵里「ええ」
海未「じゃあ、それこそ我々に協力して貰わないと困りますね」
絵里「イヤよ、」
にこ「…私は別にどっちでもいいわ」
海未「しかし…」
絵里「イヤ、私の目的があるのよ…」 海未「…」
真姫「…ねぇ、もう帰らない?」
海未「…ですg────
絵里「ん?…」ピク
にこ「何?」
ザッザッ
真姫「足音、」
絵里「ほらね」
海未「…一人ではありません、何人かいます」 絵里「…いつか来るとは思っていたけど…」
絵里「……いいわ、もしそこのやつらと戦えたら、協力、考えてあげてもいいかも」
にこ「あんた何様よっ……。」
海未「にこ、注意してくださいっ!」
にこ「ッ…来たわ…」
真姫「誰っ!?」ザッ
─────── 穂乃果「ここのクレープ美味しいね〜」
凛「穂乃果ちゃんが今食べてるのって新しく出たやつ?」
穂乃果「うんっイチゴがたくさん入ってるって!」
ことり「イチゴ好きだもんね、穂乃果ちゃん」
花陽「それも美味しそうですね」
凛「かよちんのやつは米粉の生地だっけ?」
花陽「うん、生地がもちもちして、美味しいよ〜」 凛「へー、確かに美味しそうだね」チラ
花陽「…凛ちゃんもこのクレープ食べる?」
凛「かよちんいいの?」
花陽「もちろんっ、どうぞ」ハイ
凛「…頂きますっ」パクリ
花陽「どう?」
凛「ッ美味しいにゃ〜」 穂乃果「今日たまたま花陽ちゃんと凛ちゃんに会ったからここ来たけど正解だったね!」
花陽「このお店知れて良かったです」
凛「…そうだ、ここって病院の近くだっけ」キョロ
ことり「うん、あそこに見える建物かな?」
凛「あっほんとだー」
穂乃果「ねぇ、ことりちゃんのクレープの具落ちそうだよ?」 花陽「チーズ?のクレープですか?」
ことり「チーズケーキを丸ごとクレープ生地で、そのまま包んだやつだって」
凛「重みで垂れ下がってるにゃ」
ことり「結構多かったかも」テヘヘ
穂乃果「じゃあ穂乃果のも食べさせてあげるから一口ちょうだいっ」
ことり「いいよー、こっち向いて…はいっ」スッ
穂乃果「ことりちゃんもっ」ズイッ
穂乃果、ことり「「」」パクッ ことり「…ん、穂乃果ちゃんの美味しいねっ」ペロリ
穂乃果「おーチーズケーキが丸ごと具になるって珍しいけど、意外といける!」
凛「珍しいなんてレベルじゃないにゃ…」
花陽「…そういえば今日海未ちゃんっていないけど、どうかしたのかな?」
穂乃果「最近部活とかで色々あるみたい」
凛「たしか弓道部だよね?」 ことり「うん、結構上手いんだよ?海未ちゃん」
凛「…確かにバシバシ当てそうにゃ」
ことり「そうだ、海未ちゃん部活終わったかもしれないし電話して見る?」
ことり「、まってて」ピ
凛「じゃあ、真姫ちゃんとにこちゃんも皆、呼ぶにゃっ」
花陽「じゃあ真姫ちゃんに聞くよ?」pi
穂乃果「えーっと、にこちゃんの連絡先は…」pi 凛「みんなで集まるの久しぶりだねっ」
花陽「確かにそうだね〜」プルルル
ことり「この後皆でどこ行く?」
穂乃果「そうだね、ファミレスとか?」プルルル
凛「ボウリングとかは?」
ことり「それいいかもね」 花陽「まきちゃ〜ん?」プルルル
ことり「まきちゃんまだ出てないの?」プルルル
花陽「海未ちゃんもまだっぽいね」
穂乃果「にこちゃんもまだ出てない…」プルルル
ことり「えっ?…二人とも?」
凛「寝てるんじゃないかにゃ〜?」
花陽「そうかなぁ?」 ことり「出なかった…」
花陽「真姫ちゃんも」
凛「えっ二人とも出なかったの?」
穂乃果「え?大丈夫かなぁ…」プルルル
ことり「何かあった、とか無いよね…」 穂乃果「…おーい!にこちゃーん」
穂乃果「……あっ!出た、にこちゃんっ?!!」ガチャ
穂乃果「穂乃果だよっ!暇なんだけど今大丈──────
にこ『!…このっ…暇どころじゃないわよっ』ゼエゼエ
穂乃果「え、どうしたの?」
にこ『今逃げてんのよっ!』タッタッ 穂乃果「?、誰から?」
にこ『変なやつらから!病院ちかくで!』ドォン
にこ『、そん中に能力者がいるんだけどヤバい』ゼエハア
穂乃果「??…なんで?」
にこ『今説明する暇なんてないけど…とりあえず真姫と海未、』ドコォ
にこ『…うわっ、あと生徒会長も気絶してる』ズドン
穂乃果「え!?何があったの?」 にこ『危なっ、』バキィン
にこ『…今逃げてるけどもう無理かも、……捕まる…』タッタッ
穂乃果「何が?」
にこ『早くっ!』ドタドタ
穂乃果「分かったっ病院に行けば良いの?」
にこ『………今から私のgps入れて位置情報送るからそれを追って!』ソコニイルゾ
にこ『…あんたら、しつこいのよっ!』ソコダッ 穂乃果「了解っ」
にこ『頼んだわよっ!!』カクホ-
穂乃果「うんっ!!」
にこ『ねぇ!ちょっとその手、放しなさ──────プツ
穂乃果「ッにこちゃんっ!」 ことり「どうしたの?穂乃果ちゃん」アワアワ
穂乃果「にこちゃん達を早く助けなきゃ!」
凛「っ…どう言うこと?」
穂乃果「真姫ちゃん海未ちゃん生徒会長もそこにいるみたい」
花陽「なんで!?」
穂乃果「穂乃果も良く聞けなかったけど、とりあえずgps送られて来るからそれを追ってって!」 スクフェスモブ異能で良いのあったらまだ募集中だよっ!
次から多分バトルに入る 第12話「START:DASH!!」
真姫「誰っ!?」ザッ
にこ「A-RISEの綺羅ツバサと優木あんじゅ?!」
あんじゅ「はぁ〜い」 ツバサ「こんにちは、にこさん」
ツバサ「それに音ノ木坂学院の皆さん?」
真姫「なんでUTXのA-RISEがこんな所に?」
海未「A-RISE以外にも後ろに人が何人かいるようですが…」チラ
ツバサ「そうね……綾瀬さん、あなたなら私達がここに来た理由を分かってるんじゃない?」
絵里「…さぁ?」 あんじゅ「わからないの?」
ツバサ「あなたたち3人を尾行して接触するタイミングを伺ってたの」
にこ「…尾行?」
ツバサ「でもたまたま仮面の女に会いに来たんだもの、びっくりしちゃうわよ」
あんじゅ「で…まぁそうなったら私達も出てきた方がいいかな?って」
ツバサ「まぁ元々あなたがどこにいるかは分かってたんだけどね」チラ
絵里「ふーん…」 真姫「…私達、監視されてたの?」
海未「話ぶりからはそうですが…」
あんじゅ「ええ、ちゃんと見てたわ。お陰でまとめて捕まえ易くなって感謝してるわよ」
にこ「まとめて捕まえるって、…ここにいる私達4人?」
あんじゅ「概ねそうね、他にもいるけど…今はね」
にこ「なんで捕まらなきゃいけないわけ?」
ツバサ「…この前のビルの件で色々あなたたちのことが分かっちゃったから、確保しなくちゃいけなくなったの」
あんじゅ「命令で、不本意ながらね…」 絵里「全力で抵抗させてもらうけど…良いのかしら」
ツバサ「もちろんよ?貴方の妹さん、近くにいるみたいだけどね…」
絵里「…」ジロ
あんじゅ「行くわよ?」
海未「やるんですか?にこ、真姫」
にこ「…やるしかないでしょ」
真姫「……了解」
絵里「…」 _______
病院の一室に一瞬緊張が走り、あんじゅとツバサが出口側に下がる。
絵里「は…逃げるの?」
ツバサ「別にそういう訳じゃないわ」
すると…下がった二人の間から、つなぎのような服を着た、ぱっと見中高生くらいの少女が姿を見せる。
あんじゅ「じゃあ…やってもらって良いかしら?」サ
後ろの女1「いいよ、任せて」
真姫「…あなた達はやらないの?」 あんじゅ「色々壊しちゃうかもしれないから…」
ツバサ「そういうこと、…それじゃよろしくね」サ
にこ(耳に何かいれてる?)
女1「やっちゃうよ!」
あんじゅ「じゃ、頼んだわよ」バイバイ
女1「また後でね〜」
絵里(亜里沙だけは…) すると女1は、にこ等4人の前で大袈裟に、右手を自らの正面に掲げる。
海未(何の能力でしょうか)ジリ
女はそのまま手を広げたまま前に出すと、
ゆっくりと力むように中指を親指にかけ───中指と親指のみが手の平で接触し合う、
にこ(何をしようと?)
力をかけると、はりつめる中指。女が中指を少しずらすと、
その指は滑るように親指の根本に向かい─────
女1「」ニヤ
真姫(指パッチン?)
にこ「あんたら!耳を早くふ───」
絵里(光?)
───────ピカッ────キイイィィィィィンン
にこ『さいで』サ
真姫「…っく」フラ 海未「うぅ…」バタ
にこの言葉は女1の、手から発生させられた部屋中に響きわたる甲高い音によって途中でかきけされ、
彼女らの平行感覚は奪われていた
絵里「……」バタン
そして音と共に、女の手の平から発された部屋中を照らす強烈な白い光は、にこ達の視界をも重ねて奪っていく
にこ(くっ耳は辛うじて守れたけど、目が…白くて、見えない、皆は!?)
にこ「真姫、海未!」
真姫「…」
海未「」
絵里「」バタ
にこ(反応がない?…気絶してるの!?) 真姫と海未はその場所で受け身も取らずに、崩れ落ちた体勢のまま病室の床の上で意識を失っていた
絵里はベッドの上の亜里沙に覆い被さるように気絶し、動かない
にこ(このままじゃ何も見えないじゃない…)
にこだけは辛うじて聴覚への攻撃に対処できたため、彼女だけは次の手段に移ることができた
にこ「にこっ」ボソ
そう発するとにこの背後に、にこ2がずれるように現れる。
にこの視界が真っ白に塗りつぶされていたため、にこ2の視覚を利用し周囲の状況を確認、
身代わりも兼ねてにこ2をその場に放置したまま、今の本体であるにこ、は病室の窓へ体を乗り出し急いでやむをえず外へ飛び出る
にこ「…」ヒョイッ
にこ「…」ダッ 女1「はは、楽勝だわw」
女1「もう全員気絶させちまったよ、起きてるか〜?」ユサユサ
女1「?…ツインテールのやつ……」
女1「多分、こいつ本物じゃないな、逃げられたか……おい、ちょっとお前ら捕まえてきてくれない?」
女2「別にいいよ〜」
女3「はいはい、」
にこ(にこ以外の3人は全員気絶、とんだ初見殺しね。…簡易スタングレネード?……っていうか助け呼ばないとかなり不味いわ)タッタッ 外側のすぐ下の階にあるバルコニーに運良く着地したにこ2は、少しだけふらつきながらまっしろになった視界を少しずつ回復させていく…
にこ(早く逃げないと…)アセ
にこ(う…良く見えないけど……こっちかな?)テク…
女2「ねぇ、そこのツインテール待ってくれない?」スタッ
にこ「あんたら、さっきの奴等の仲間ね…」
女3「逃げないでよ」テクテク にこ「…は?…逃げるに決まってんでしょ!」タッタッ
女2「まぁそれはそうだよね」スタスタ
女3「逃がさないから」ダッ
にこ(捕まるわけないでしょっ!)
スマホ<♪ニッコリノマホオ~
にこ「ふんっ!」ダッ
♪エガオノマホー
女2「はぁっ」ガバッ
ナミダサヨゥナラ~
にこ「あぶなっ!」ブワッ
ニッコニッコ♪ ニッコニ────
にこ「…あぁっ、こんな時に誰よっ!?」pi ────
凛「じゃあっ早く追わないと!」
花陽「ねぇ、この地図の矢印、にこちゃんの所のGPSだよね?結構早くなってきてるよ!」
穂乃果「車に乗せられたのかな、早く追うよ!」
ことり「タクシーとか呼んでみる?」
穂乃果「そんな時間ないよっ!」
ことり「じゃあっ」
凛「追うなら凛に任せてっ!」 花陽「たしかに凛ちゃんなら…」
穂乃果「たしか高速移動だったね!」
ことり「大丈夫?」
凛「すぐに追い付けるよ」
凛「…凛が連絡するからタクシーで追ってきて!」
穂乃果「ありがとう、絶対に行くよっ」
花陽「凛ちゃん、気を付けてね」
凛「凛に任せるにゃ!」ドン 凛は穂乃果と位置情報をスマートホンで急いで共有した後に、自らのスマートホンを見て、改めてにこがいる大体の位置を把握
にこのいる位置を表す矢印は、車に乗っているような速さで地図上を動き続けていたが、まだこの距離ならば追いつけると凛は思考する
そして上に羽織っていた制服のブレザーを脱ぎ、顔に軽くターバンのようにぐるぐると巻いた
スマホを後ろポケットに入れると、凛は両手を地面につけてクラウチングスタートの体勢を取り、準備をするように大きく息を吸う
凛「」フゥー
凛「…」(とりあえず真っ直ぐ…)
そして横で見ている少し心配そうな花陽達に大丈夫だよ、と軽く手をふった後に
凛はさっと前方に視線を向けると、
───────フッ
穂乃果らが瞬く間もなく凛はその場から消えていた… 凛は超スピードで先ほど地図上で確認した場所に向かう
凛の視界では建物、車が残像を残しながら後ろに伸びていくように過ぎ去っていく
凛(…ここら辺?)
凛「…」ピタッ
ある程度進んだ所で急停止し、スマホを取り出すと未だに動き続ける位置情報を再確認する
凛(あっちの方向かな…)ビュン
…
……
… 凛(ここら辺にいるみたい、ちょっと疲れてきたにゃ)ハァハァ
少し大通りから外れた交差点で立ち止まり、信号待ちの車に視線を向けた
凛(あのおっきい車、怪しいかも)
一台止まっているめぼしい白い車、ワゴン車を見つけた凛は様子を伺おうと、そっと近づいていく
凛(……あ…信号が青になっちゃった)
ブロロロ…
凛(行っちゃうよ、…見ないと。追いかけるしか…) 凛は車のスピードにあわせて後ろに追従するように追いかけるが、ぶれて車内を上手く見れない
凛「…これじゃ見えないじゃん」ム
凛「…えいっ!」ピョン
凛は思いきり良く、走り続ける車の後部に掴みつき、後ろの窓から車中を覗き見る。
凛「いるかにゃ〜?」ズイ
『…今なんか揺れなかった?』ユサ
凛「あっ、にこちゃんと真姫ちゃんっ…眠ってるのかな?、ん…でも縛られてる」チラリ
凛「それに海未ちゃん、生徒会長もいるの!?」
『ねえ!、今後ろにだれかつかまってるわよ?』
『え!?』フリムキ
凛「にゃっ!?」 【ほのタクシー車内】
──────♪─アサハパン、パンパパン ♪
穂乃果「あっ凛ちゃんから着信!」
ことり「ほんとっ?」
花陽「凛ちゃんっ!」 穂乃果「どうだった?」
凛『…ちょっと…ゼェ…待って……ハァ…』
穂乃果「凛ちゃん、落ち着いてからでいいよ」
凛『…ありがと……フゥー』
凛『にこちゃんのスマホ追ってたら、皆が、目隠しと…腕を縛られて車に乗せられてたの。』
凛『だから……助けようとしたんだけど、見つかっちゃって…何とかにげた…』
穂乃果「じゃあ、まだ無事なんだね?」
凛『うん』 穂乃果「…動ける?」
凛『体力使っちゃったから、休憩すれば大丈夫!』(ちょっと怪我しちゃったけどね)
穂乃果「良かった、じゃあ穂乃果達は追ってるね」
凛『うん、あとで追い付くにゃ…』
穂乃果「じゃあまた後で、」 凛『じゃあ───
───あっ待って、大事なこと言い忘れてた!』
穂乃果「ん、何?」
凛『その車に乗ってる人、…全員能力者かも』
…
───────────
…
花陽(そろそろ車はこの道を通る筈です…)チラ
─────ブロロロ…
花陽「来ましたっ」 ことり「穂乃果ちゃん、あの車がきたよっ」
穂乃果は片手を前に突きだし、右手を左手で支えるようなポーズを取った。
穂乃果「任せてっ!」
──
────
──────
ことり「海未ちゃん達、気絶させられて捕まってるの!?」
穂乃果「うん、だから何とか車を止めて救出しないと…」
花陽「そんな、どうやって…。」
花陽は手元のスマホに写る位置情報に目を落とし、目で追っていた。
花陽「…。」
花陽「……!…戻ってきてる」 ことり「どういうこと?」
花陽「今まで街の中心部から離れるように進んでいたんですけど、ここで向きを変えて違う道でこっちに引き返してますっ」
穂乃果「じゃあ、追い付ける可能性はあるよねっ」
花陽「はいっあります」
ことり「運転手さんっ向きを変えてっ!」
──────
────
── ことり(花陽ちゃんが言うには車はほとんど真っ直ぐにしか進んでないらしいから、通る場所を予想して待ち伏せするっていう賭けだったけど…)
花陽(賭けは当たったみたいですね)
穂乃果「ここだっ!…命中させるよっ!」ズドォン
計画は簡単。
4人を乗せた車が前を通ったら、穂乃果がその車に衝撃波を当てて、橋状の道の下でクロスするように通っている大きめの用水路に突き落とすだけ
そして横転させた車に、すぐにことりと花陽が駆け寄って4人の拘束を解いて逃走、というものだった
考えた事自体は単純だが相当に難度は高い、万が一の事も考えて周りにあまり建物がなく多少開けた場所を救出場所に選んだようだが… その待ち伏せをする用水路の水幅は広く、高速道路のガード下を通っており、両脇にはコンクリートの岸が幅広く作られていた。
断面
 ̄\ / ̄
\____ ___/
| 水水水水水 |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
上から
穂待機
平坂坂平平平平 水水水水水 平平平平坂坂平
橋橋橋橋橋橋橋橋橋橋橋橋橋橋橋橋橋橋橋橋
橋橋橋橋橋橋橋橋橋橋橋橋橋橋橋橋橋橋橋橋
平坂坂平平平平 水水水水水 平平平平坂坂平
平坂坂平平平平 水水水水水 平平平平坂坂平
平坂坂平平平平 水水水水水 平平平平坂坂平
平坂坂平平平平 水水水水水 平平平平坂坂平 穂乃果「命中させるよっ!」ズドォン
穂乃果の発生させた衝撃波は、走ってきた車の前輪にみごと命中し、スリップさせる事に成功。
──────キキーイィィッ ギャリギャリギャリ
車はコントロールを失い、蛇行運転をはじめる、そして橋の上にある道路の柵へ衝突して突き破り、道路の外へ!
橋の上から空中へ飛び出すと、
ガアアァンッ──────
車はその勢いのまま落ちていき、コンクリートの地面に触れた後、傷つきながら車体を横にしてゴロゴロと転がっていく 最終的に、用水路の水場と岸の段差で車体を斜めにし、車は水に半分浸かった状態で止まった…
ことり「花陽ちゃんっ!」タッ
花陽「うんっ」
三人が待ち伏せしていた逆の岸側で停止した車に向かって、ことぱなは橋を経由して救出に向かい、穂乃果もそれに続く
穂待場
平坂坂平平平平 水水水水水 平平平平坂坂平
平坂坂平平平平 水水水水水 平平平平坂坂平
橋橋橋橋橋橋橋橋橋橋橋橋橋橋橋橋橋橋橋橋
橋橋橋橋橋橋橋橋橋橋橋橋橋橋橋橋橋橋橋橋
平坂坂平平平平 水水水水水 平平平平坂坂平
平坂坂平平平平 水水水水水 平平平平坂坂平
平坂坂平平平平 水水水水車 車平平平坂坂平
平坂坂平平平平 水水水水水 平平平平坂坂平
平坂坂平平平平 水水水水水 平平平平坂坂平 ことり「車、倒れちゃってる…」
花陽「起こしてみないとだめかな?」
─────パリィンッ───
ことり「キャッ」ビクッ
花陽とことりが横転している車に近づくと横窓がいきなり割れ、そこから手が出てくる
しかしその手は脱出する為に窓をわるだけ。ではなく、うねうねと動き空へ伸びていくように見えた。
花陽「っ手が伸びていってる!?」 穂乃果「能力者ッ?、放れてっ!」タタッ
そしてもう一度、車からガラスの割れる音が聞こえる
ことり「まだあるみたい…」
────シュ
伸びた腕がもう一本、反対側の窓から出てきたと思うと
伸びている手の両方を水面に入れて、苦戦している様子もなく車体ごとコンクリートの岸に引き上げていく
ザパァ───
その後、腕はさっきとは逆に縮んでいき、シュルルと車の中に消えていった 車は地面に上げられ通常の姿勢に戻りはしたが、引き上げられたばかりの車体は濡れており伝ってくる少量の水が地面に滴る
その車の扉がゆっくりと開くと、中から出てくる人影が2つ。
花陽「気をつけて下さいっ」
中からこちらへ歩き出して来たのは彼女らの救出目標ではなく、
右手に、切れ目の入った小さいプラスチックの棒を1つ持ったメルヘンチックな女と、何も持ってはいないが両手が水に濡れているポニテの女。
そしてもう1人、最後に車から出てきた人影は
穂乃果「真姫ちゃんっ!」
しかしその目にはまるでいつものような色、雰囲気はなく、操られているようにただふらふらと歩いてくるのみ 彼女らはなにも言わずにコンクリートで作られた地面の上を通って、穂乃果らへ近づいてくる
ことり「気を付けてっ!」
「まったく……」コツコツ
穂乃果「…何ですか?」
するとメルヘン女は何かの液体が入ったビンをポケットから取り出し、
花陽「…?」
「…そういう存在は集まってくるものなのかしら……」ピチャ
そう発したメル女は先ほどから持っていたプラスチック棒の先端へ、ビン内の液体をつけるとそれを口にくわえた
花陽「気を付けてくださいっ…」
真姫「…」
「手間が省けて良かったわ、皆まとめて捕まえられるじゃないの──────
「「…音ノ木坂の能力者さん?」」シュルル 第13話「がんばれプランタン」
穂乃果「穂乃果が二人を後ろから援護するよっ、車の方に走って!」
ことり「…うんっ!」ダッ
花陽「行きますっ」タッ 用水路を横に車が停止しており、その前に真姫、メルヘン女、手延ばし女が並び。その正面、3メートルほど放れた所に花陽、ことり、穂乃果が並ぶ。
するとすぐさまメル女は先端に液体のついた棒を口につけ、そこへ息をふく
するとそこからはシャボン玉が発生しており、日光を反射し色をつけ、いくつかあるそれはふわふわと飛んでいく
花陽、ことりへと向けて。
花陽「…シャボン玉?」
その裏でポニテ女は、腕をしならせながら穂乃果を見ていた
「…」シュルル ことり「…」ジッ
迫るシャボン玉を花陽と二人で観察しながら、救出するためにその車へ迫っていく。
花陽「…あっ」
ドォンッ!
すると先ほどのシャボン玉一つの形が不安定になり、割れた…が、単に割れるのではなく
ことり「爆発した?」
その目からは、中心から直径15センチほどに渡り空中でシャボン玉が赤く爆発したように見えたのだ
花陽「たくさん飛んでますっ」
今爆発したのは多く飛んでいるシャボン玉の中の1つ、
ことり「そんなっ」 そのため、二人の目の前にはいくつものシャボン玉が迫ってきていた。近づけば爆発は免れないだろう
穂乃果「伏せて!」
が、そんな二人の背後から二つの衝撃波が飛んでくるとシャボン玉の群れへむかい、火を上げるように接触した玉を爆発させていく
穂乃果「早くっ」
花陽「ありがとっ!」
進行路を確保し、二人が走っていく様を注視しながら他の能力者へ穂乃果は目を向ける
様子がおかしい真姫、と手を伸ばす───ポニテ女 少しだけ前進することができたことぱなだが…
ふと、視界の上をかすめたものへ視線を向けると
ことり「ハノケちぇんっ!」
穂乃果がポニテ女の不気味に伸びた腕に捕まれ、空中で宙ぶらりんになっていた
花陽「そんなっ」
「そっちに気を向けてて良いの?」
だがそんな間にも多くのシャボン玉が今度は二人の間に迫ってきており、
花陽「ことりちゃんっ!」
ことり「うんっ…」サッ
ことりと花陽は反対方向に避けざるをえず、分断されるような形になる。 花陽が真姫に、ことりがメルヘン女というように…
花陽「ことりちゃんっ」
真姫「…」
真姫「…」
花陽「やっぱりおかしいよね」
花陽「真姫ちゃん、どうしたの?」
真姫「…」
花陽「…真姫ちゃん?」
真姫「五月蝿いですこと…」
すると真姫はいきなり手を花陽へ向けると燃え盛る炎を放つ 花陽「えっ誰!?」
真姫の能力を知っていた花陽はさっと炎を避ける、しかし能力耐性があるから避けなくても良いのではないか…
確かにダメージが花陽に入ることはないが、今は耐性という異能を見せるべきではなかった
真姫「答えるわけにはいきませんわ」ブワァッ
するとまたもや炎を花陽へ放った
花陽「絶対真姫ちゃんじゃないよね…」ヒョイ
真姫の手の向きを見極め、花陽は今度も炎を避けていく
花陽の能力はそれ自体で攻撃できるものではないため、自らの力で攻撃する他ない
今はまだ、ある時を待つのみ 真姫「…この能力、相当燃費悪いですわね」ボゥ
花陽「乗り移られてるの?」
真姫「そのとおり、私が操っていますのよ」
つまり
相手の隙をつき、
少しでもアドバンテージを生み出した状態で、肉弾戦に持ち込むのが花陽の戦闘スタイルということになるだろう
真姫「行かせていただきます、」シュッ
そして、真姫が花陽へワンステップで迫ると熱量を感じる右の手刀を振り抜いた
真姫「…」ブワァッ
微量な炎が、遠心力によって手のひらの外側へ向かい指先から流れ出ると、赤い気体の刃が一筋
それは花陽へと向かう
花陽「えいっ」パシッ
真姫が出した炎の剣。 しかしそれは花陽からすれば、ただの女子高生のひ弱な手刀、見極めさえすれば対処するのは難くない
花陽「…」バッ
なんなくそれを受け流すと、飛び退くように花陽は距離を取る
花陽(真姫ちゃんを元に戻すには…)
真姫「まだまだですわっ」
花陽「…目を覚ましてっ!」
思考し、話しかける花陽へむけて真姫は走り迫ると、また手刀を何度も振り抜いていき、準じて花陽はそれを受け流していく───── 一方、切れ目の入った小さな棒を持つメルヘン女と対峙していたことり、
ことり「ほのかちゃんにもあんな事を…」
ことり「貴方たちなんなんですかっ」プンプン
「そのうちわかるわよ」プワプワ
メルヘン女は会話を交わしながら先程と同じように息を吹いてシャボン玉を作っていく、
ふわふわ プワプワ
そしてそれらが流れるのはことりの方向
ことり「ずるいっ」ズリ…
こちらへ寄ってくるシャボン玉からなるべく離れようと、ことりはメル女から目を離さないようにしながらゆっくり離れていく
「ねぇ、貴方たちの友達助けに来たなら車に乗ってるわよ?近づかなくていいの?」
ことり「近づけないよっ、そんなの」プンスコ
「…まぁそうよね」フゥ-
そう言うとシャボン玉に直接息を吹き掛けるメルヘン女、透明な浮遊玉はその息吹きでことりへと一層迫っていく
フワァッ
そして、
───────バンッ
ことり「…きゃっ」
ことりの近くでシャボン玉は爆発し、ことりは悲鳴を上げる 「フフ…かわいい声ね、怯えちゃって」
ことり「だれでもびっくりするんだよっこんな事」
「まだあるわよ」フワァ~
ことり「もう怒っちゃいましたっ」プンプン
ことり「え〜っと」ゴソゴソ
するとことりは鞄の中に手を突っ込みなにかを探しだす
しかし
そんなことりにも着々とシャボン玉は群れをなして近寄ってきて、ことりを待ってはくれない
プワプワ〜
ことり「う〜ん…」ゴソゴソ
プワプワ…
ことり「これだっ」 ──────────
英玲奈「…なぁ毎回リムジンで移動なんて目立つとは思わないのか」
あんじゅ「いいじゃないの、私は好きだけど?」
ツバサ「座り心地だって良いしね」ポンポン
英玲奈「確かに座り心地は良いんだがな…」
英玲奈「なんか、こう…」
ツバサ「気にし過ぎじゃない?」
英玲奈「そういうものなのか?」 あんじゅ「…ちょっといいかしら?今日は皆スケジュールこれから空いてるわよね」
ツバサ「ああ、確かに空いてるわね、今日何かあるの?」
あんじゅ「実はこの前、皆で行きたい所見つけたんだけど」
英玲奈「…おいおい、最近は忙しいのだからしっかり休息は取ろう、という話をしたばかりではないか」
ツバサ「確かにしたわね」
あんじゅ「さすがにそれは覚えているわ」
英玲奈「じゃあ何をしようと言うのだ」
あんじゅ「なんだと思う?」 ツバサ「そうね…」
英玲奈「休息も兼ねる場所だろうな」
あんじゅ「ええ、もちろん休憩も兼ねてるから大丈夫よ」
ツバサ「ん…」
英玲奈「行きたくて、体を休められる…か」
ツバサ「あっ、スポッチャとか?」
英玲奈「おい聞いてたか?思いっきり体を動かすじゃないか」
ツバサ「…確かにそうね」
あんじゅ「スポッチャじゃないわ」
英玲奈「当たり前だ」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています