絵里「ノッキン・オン」にこ「ヘブンズ・ドア」
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絵里「・・・ガン?」
「はい」
絵里「・・・手術、ですか?」
「既に、あちこちに転移しています」
「もうこれ以上、手術した所で・・・」
絵里「そう、ですか」
「入院をお勧めします、すぐにでも」
絵里「・・・分かりました」
「準備はすぐ出来ますか?」
絵里「ええ、まあ」
「結構です、ではすぐにでも」
ーーーーーーーーーーーーーーーー にこ「じゃこうしましょ」
にこ「お互いのやりたい事リストは見ずに、数字だけ言って」
にこ「その数字を実行するのよ」
絵里「ほほう」
にこ「不正無しよ?」
絵里「分かったわ、どっちから言う?」
にこ「・・・」ジーッ・・・
絵里「・・・了解」
絵里「20の中からでしょ・・・?」
絵里「うーん・・・」
にこ「・・・」
絵里「じゃあ、1番目!」
にこ「・・・"ママにキャデラックを贈る"」 絵里「"ママにキャデラックを贈る"?」
にこ「そうよ」
にこ「エルヴィス・プレスリーを?」
絵里「・・・まあ、名前位は」
にこ「ママ、世界で一番熱心なプレスリーのファンなの」
にこ「よくプレスリーをテレビで見てたわ、録画とDVDだけどね」
にこ「まあ、流石に実物は無理だけど」
にこ「そのママの、テレビ見てる後ろ姿が、妙に頭に残ってるの」
にこ「大きくなったら、本物みたいにキャデラックを贈ろうって思ったわ」
にこ「もう、叶わないかなって諦めてたけど」
絵里「・・・」
にこ「今は違う」
絵里「すごくイイわね・・・」
にこ「・・・そう?」
絵里「気に入った」 にこ「よし、次は私が選ぶわよ」ゴロン
絵里「うん」ゴロン
にこ「じゃあ・・・7!」
にこ「あいや、1!」
絵里「・・・」
にこ「私も1にする」
絵里「番号変えちゃ・・・」
にこ「・・・」バッ
絵里「あっ」
にこ「・・・」ジーッ
にこ「・・・ふふ、これが絵里のやりたい事?」
絵里「・・・そうよ、貴女と比べると凄い恥ずかしいんだけど・・・///」
にこ「そんな事ないわ、とても素敵じゃない」
にこ「"チョコレートに埋まりたい"なんて」
絵里「埋まりたいじゃなくて食べまくる、よ」
にこ「どっちも一緒よ」 絵里「違うわよ」
にこ「ふふ」
絵里「全く」
ズキッ
にこ「・・・」
絵里「・・・」
にこ「・・・う」
絵里「・・・?」
にこ「・・・あ゛ぅ・・・!」
絵里「にこ・・・?」
にこ「ぐぅ・・・あ゛ぁ・・・っ!!」
絵里「にこ?ちょっと、にこ!?」
絵里「く、薬!」ドタッ
ガラガラッ
バタン
カラカラン・・・ 絵里「これで・・・」
にこ「あ゛ぁ・・・がぁっ・・・!!」
絵里「にこ、これ飲んで・・・」
グイッ
にこ「うぅ・・・」
絵里「・・・大丈夫、大丈夫よ」ギュッ
にこ「ぅ・・・」
絵里「・・・」ナデ・・・
にこ「・・・」
ーーーーーーーーーーーーーーーー 取り敢えず2番目に書きたいところ書けたんで今日は寝ますね
明日か明後日にでも続きを書きやす
落ちたら新しくスレ立てるわ ーーーーーーーーーーーーーーーー
ブーン・・・
希「ええ、向かってますよ」
希「はい、小泉と一緒です」
希「・・・朝には着くかと」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
凛「ホテル迄どれくらいかかるの?」
真姫「まあそんなにかからないわ、朝には着くと思う」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
にこ「・・・」スゥ・・・
絵里「・・・」ギュッ
コチ コチ コチ・・・
にこ「・・・」
絵里「・・・」スゥ・・・
ーーーーーーーーーーーーーーーー 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:1341adc37120578f18dba9451e6c8c3b) ー朝ー
絵里「・・・」
にこ「・・・む」
絵里「にこ?」
にこ「ふぁ・・・あ」
絵里「大丈夫?頭痛は?」
にこ「無いわ、迷惑かけたみたいね」
絵里「良いのよ・・・」
にこ「ありがとう、シャワー行ってくる」
絵里「うん」
バタン
絵里「・・・ふう」
ガラッ
絵里「良い天気ね・・・」 絵里「ん?」スッ
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ーホテル屋外駐車場ー
凛「あったにゃ、コルベット!」
真姫「間違いないわね」
凛「パトもあるし、用心しないと」
真姫「警察も耳が早い・・・」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
絵里「・・・まずい」
ドタドタ・・・!!
絵里「にこぉっ!!」ガラァッ!!
にこ「わひゃう!!何よこっちはシャワー中よ!?」
絵里「警察が来てる!」 にこ「・・・」シャー
絵里「・・・」
キュッ
にこ「行くわよ、準備して」
絵里「ええ」
https://youtu.be/UJ1tBVtYOBc
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ー廊下ー
にこ「ケースは?」スタスタ
絵里「持ったわ」スタスタ
チン
ガラッ
希「・・・ふう、この階?」
花陽「はい、この階で間違いな・・・」
希「ん?・・・あ」
にこ「・・・」
絵里「・・・」 絵里「あー・・・」
にこ「・・・」チャキッ
希「・・・っ」スチャッ
花陽「・・・!」スッ
にこ「・・・絵里、ちょっとしゃがんで」ボソッ
絵里「・・・え?分かったけど・・・」スッ
グイッ!
絵里「え」
にこ「・・・」スチャッ
にこは絵里のこめかみに銃を当てる 絵里「・・・」
にこ「・・・」
希「・・・落ち着いてな、ここに銃は置く」カタン
花陽「・・・!」フルフル
希「・・・花陽ちゃんもや、ゆっくり下ろし」
絵里「・・・」
にこ「・・・着いてきてもらうわ」スチャッ
ーーーーーーーーーーーーーーーー ー少し遡るー
凛「・・・てか、割と綺麗に乗ってるもんだにゃ」
真姫「てっきり傷だらけかと思ったわね」
凛「・・・相手が抵抗して来たら、どうするにゃ?」
真姫「・・・」スチャッ
ースタームルガー Mk1ー
凛「骨董品にゃ」
真姫「カッコイイじゃない、スマートで」
凛「今どきオールドは流行らないにゃー」
真姫「ま、いいからさっさと行くわよ」
真姫「これ以上、私達の金を使われる訳には行かないからね」
凛「はーい」
ーーーーーーーーーーーーーーーー ーホテル内ー
にこ「〜♪」フンフン
絵里「・・・にこ」
にこ「んー?」
絵里「やり過ぎじゃないかしら・・・」
にこ「そーお?」
椅子に縛られた花陽の上に、対面する様に乗る希
にこ「こんなもんでしょ」
花陽「///」プシュー
希「・・・アンタら、こんな事してタダで済むと思うなや」
希「今に応援が来るからっ・・・!!」ムググ
にこ「しー・・・」ガムテペタッ
希「・・・」
にこ「お似合いよ、イカしてるわ」
絵里「・・・」ハァ・・・ 絵里「警察縛り上げるなんて、正気の沙汰じゃないわよ」
にこ「大丈夫よ、こんくらい」
絵里「イカれてるわ・・・」
コツコツ・・・
にこ「あによ、アンタが海に行きたいって言ったからこうなったんでしょー?」
絵里「私はこんな事してまで行きたい訳じゃないわよ!」
にこ「なぁにを今更、アンタ既に車パクってんのよ?」
絵里「あれは、酔ってて覚えてなくて・・・」
にこ「酔ってたら許されるとでも思ってんの?」
絵里「うっ」
ウィーン・・・ 絵里「お母さん悲しむわよ」
にこ「アンタ急に弱いとこ突くの辞めなさいよ!」ペシッ
絵里「・・・」ペシッ
にこ「・・・」ベシッ
絵里「・・・」ベシッ
コツコツ・・・
にこ「あによこん畜生・・・ッ!!」グググッ・・・
絵里「アンタこそ・・・ッ!!」グググッ・・・
ーーーーーーーーーーーーーーーー
「あ・・・よこん畜・・・ッ!!」
「ア・・・タこそ・・・ッ!!」
凛「・・・何か揉めてないかにゃー?」
真姫「・・・」
ガチャ にこえり「「・・・」」
希「・・・」
花陽「・・・///」
真姫「えーと、ここ2人部屋じゃ無かったでしたっけ」
絵里「・・・」
にこ「・・・」
凛「どちら様にゃ?」
にこ「・・・あー、おほん」
にこ「我々は、音ノ木坂警察署の者です」
希「・・・!?」ムグ
りんまき「「警察?」」
にこ「貴女達は何者かしら」
真姫「・・・私達、車盗られたんです」
凛「ケースも」
真姫「その犯人が、ここに泊まってるって聞いて来たんです」
絵里「・・・」
にこ「あー・・・」 にこ「・・・よっと、これの事かしら」ドスン
凛「あ、それにゃ!」
にこ「車の鍵はこれね」
真姫「あ、ありがとうございます・・・」チャリッ
にこ「今回は運が良かったのよ、次取り戻せるかは分からない」
にこ「こういう事は無くしていきなさい」
絵里「・・・」
凛「はい!」
にこ「宜しい、では我々は応援を呼んでくるから、暫く待ってて頂戴」スタスタ
絵里「・・・静かに待っててね」スタスタ
希「・・・」ムググ
りんまき「「・・・」」 ガチャ
バタン
真姫「・・・話の分かるデカね」
凛「言ってみるもんだにゃ」
ーーーーーーーーーーーーーーーー ー高級ホテル前ー
にこ「・・・」カチッ シュボッ
にこ「・・・」フゥー
絵里「お金、無くなったわね」
にこ「・・・」スッ
にこは自身のスカートをたくしあげる
太ももに巻き付けられた札束
絵里「・・・呆れた」
にこ「にしし・・・」
スタスタ・・・
ーーーーーーーーーーーーーーーー スタスタ・・・
にこ「・・・」フゥー
絵里「・・・諸々、買ってきたわ」
にこ「ん、ありがと」
絵里「・・・」
にこ「行きましょ」
コツコツ・・・
絵里「・・・しかし、改めて考えると恐ろしい事してるわよね、私達」コツコツ
絵里「貴女が機転利かせてくれなきゃ、今頃捕まってたわね」コツコツ
絵里「・・・にこ?」
にこ「・・・」
絵里「どうしたの、そんなとこで止まって・・・」
にこ「・・・」ユビサシ
絵里「ん・・・?」
そこには、青い海のポスターが貼ってあった
にこ「・・・」
絵里「・・・」 絵里「海・・・」
にこ「・・・ぅ」フラッ
絵里「・・・にこ?」
にこ「・・・う゛ぁ」
絵里「ちょ、ちょっとにこ!」
にこ「う゛ぅ・・・あ゛ぁっ・・・!!」ドサッ
道端に倒れ込んでしまうにこ
絵里「にこッ!にこッ!!」
にこ「あ゛がぁ・・・っ!!」
絵里「ま、待ってて、待っててにこ!!」タタッ
ーーーーーーーーーーーーーーーー ー薬局ー
穂乃果「えーと、ここにこれを・・・」
バタァン!!
穂乃果「ほぇっ!?」
絵里「ハァッ・・・!ハァ・・・!」ドタッ
穂乃果「ど、どうしました!?」
絵里「こ、これと同じ奴を・・・ !!」カラン
穂乃果「これは・・・」
絵里「早くっ!急いでるの!!」
穂乃果「・・・処方箋はありますか?」
絵里「え・・・?」
穂乃果「これは非常に強い薬で、病院からの処方箋が無いと、お出し出来ないんです・・・」
絵里「そんなっ、お願いお金なら幾らでも・・・っ!!」ガサゴソ 穂乃果「処方箋が無ければウチでは、どうしようも・・・」
絵里「そんな・・・」
穂乃果「ごめんなさい・・・」
絵里「・・・」
・・・スタスタ
穂乃果「・・・」
絵里「・・・」
穂乃果「・・・?」
絵里「・・・っ」クルッ
スチャッ・・・
穂乃果「・・・っ!!」
パァン・・・!!
絵里「・・・」
穂乃果「・・・っ」
絵里「・・・」スチャッ
穂乃果「・・・少々お待ち下さい」
ーーーーーーーーーーーーーーーー ー道端ー
にこ「う゛ぅ・・・ぐっ・・・!!」
絵里「にこっ、にこっ!!」タタタッ
にこ「絵・・・里・・・」
絵里「大丈夫、薬を持ってきたわ」グイッ
絵里「さあ、飲んで」
にこ「・・・」ゴクン・・・
絵里「・・・」ギュッ
にこ「・・・」
絵里「・・・」・・・チラッ
穂乃果「・・・」
絵里「・・・」フイッ
絵里「・・・さあにこ、肩を貸すわ」
絵里「移動するわよ」グイッ
にこ「・・・」
ーーーーーーーーーーーーーーーー ー音ノ木坂警察署 喫煙室ー
希「・・・ったく、えらい目に遭ったわ・・・」フゥー
希「なんでウチが花陽ちゃんとしっぽりせなあかんねん」
花陽「希さんて、意外と重いんですね」
希「・・・ないすばでーの美女やから、しゃあないやろ」
ガチャ
「失礼します、小泉さん、これを」
花陽「ありがとうございます」ペラッ
希「・・・」フゥー
花陽「・・・希さん」
希「ん?」
花陽「奴等、今度は薬局強盗ですよ、ほら」ペラッ
希「・・・」
希「・・・」クテン
花陽「追わないんですか・・・?」
希「・・・ちょっと休ませて・・・」
ーーーーーーーーーーーーーーーー ー薬局ー
穂乃果「・・・」ニコニコ
希「・・・」
穂乃果「?」ニコニコ
希「・・・強盗入ったってのに、えらい機嫌ええやないか」
穂乃果「そうかなぁ?」
希「・・・賄賂でも貰ったんとちゃうか・・・」
穂乃果「そんな訳無いじゃん!」
ガチャ
希「おう、花陽ちゃん」
花陽「・・・目撃者の証言によると」
花陽「犯人達は薬を手に入れ、そのまま郊外へ向かったそうです」 希「ウチらはいつも後手やな・・・」
花陽「希さんがいつもサボるからでしょ」
希「・・・なぁ花陽ちゃん」
花陽「はい?」
希「ちゃんと親孝行、してる?」
花陽「・・・何ですか、いきなり」
希「・・・別に?ウチだったら、死に際はどうしよっかなーって事よ」スタスタ
花陽「ちょ、どこへ行くんですか?」
希「・・・ん、張り込みには、あんぱんと牛乳やろ?」
ーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーーーーーー
ー車屋ー
にこ「あー・・・、ったく」
にこ「頭痛いわ」
絵里「薬、欲しかったら言ってね」
絵里「薬局に500万も置いて来たんだから」
にこ「・・・アホか」
https://youtu.be/bpOSxM0rNPM
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ブーン・・・
絵里「・・・」
にこ「・・・」
絵里「・・・お母さんとは、どれくらい会ってないの?」
にこ「・・・もう随分ね」
絵里「仲は?」
にこ「悪くは、なかったわよ」
絵里「・・・そ」
にこ「・・・」
ブーン・・・ 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:1341adc37120578f18dba9451e6c8c3b) 絵里「・・・もしかして、緊張してる?」
にこ「・・・」
絵里「・・・」
にこ「・・・///」ペシペシペシ
絵里「ちょ、痛い痛い、運転中!」フフッ
ブーン・・・
ーーーーーーーーーーーーーーーー にこ「・・・Zzz」スゥ
絵里「・・・」
ブーン・・・
Crawlin' back to you・・・
にこ「・・・」
絵里「・・・ふふ」
ブーン・・・
ーーーーーーーーーーーーーーーー 出掛けますので一旦ここで
今日かもしくは明日には終わります 「・・・地元のディーラーからの情報によると、犯人の二人組はピンクのキャデラックを購入」
「後に西へ移動」
「二人組の一人、矢澤にこの実家に向かっていると見て間違いないでしょう」
希「・・・プレスリー気取りかな」モグッ
「母への贈り物ですか・・・」
希「・・・」
「て言うより、いつから気付いてたんです?相も変わらず勘ですか?」
「・・・そこだけは尊敬してます」
希「・・・」
「・・・聞いてます?」
希「・・・何で小粒のあんぱん5個入りにしちゃったのかなって」
ーーーーーーーーーーーーーーーー 絵里「ポスト、あったわよ」
にこ「ん・・・よっこいせと」
ガコン
にこ「これで全部?」
絵里「うん」
にこ「・・・粋ね」
絵里「こういうお金は、パーっと使った方が良いのよ」
にこ「・・・染まってきたわね」
ブーン・・・
ーーーーーーーーーーーーーーーー
「無線中に食べないで下さいって、いつも言ってるじゃないですか」
希「ごめんごめん」
「分かってくださいね」
「ていうか、そんなに食べて何で太らないんですか」
希「んー、花陽ちゃんと身体の作りが違うんとちゃう?」
「・・・私だってそんな太ってないですから」
「希さんはいつも茶化しますけど」
希「・・・」
ブーン・・・
ーーーーーーーーーーーーーーーー 「こないだ測った時だって体重はーーー」
希「花陽ちゃん」
「はい?」
希「来たで」
「・・・応援を送ります、無茶はしないで下さい」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ブーン・・・ キキッ
にこ「・・・」
バタン
絵里「・・・」
ザーッ・・・
にこ「・・・」
にこ「・・・」チラッ
絵里「・・・」コクン
にこ「・・・ふう」
ピンポーン ガチャ
にこママ「はい、どちらさ・・・」
にこ「・・・ハーイ、ママ」
にこママ「・・・にこ?」
にこ「・・・うん」
ザーッ・・・
にこママ「・・・一体、今まで何してたの・・・?」
にこ「・・・」
にこママ「・・・ちょっと痩せたんじゃない?」サラ・・・
にこ「・・・」
にこママ「ちゃんとご飯、食べれてる?」
にこ「・・・」
にこママ「・・・」ハァ
ギュッ にこ「・・・ママ、あれ見て」
にこママ「え・・・?」
絵里「・・・」
ガチャ・・・
ーピンク色のキャデラックー
にこママ「素敵ね・・・まるでエルヴィスみたい」
にこ「・・・」
にこママ「ママ、免許持ってないのに」グスッ
絵里「・・・」
にこママ「取りに行かなきゃね・・・」
にこママ「愛してるわ、にこ」
にこ「・・・」ギュッ・・・
ザーッ・・・
ーーーーーーーーーーーーーーーー
希「・・・ジェイル・ロック」スチャッ キキーッ・・・!!
にこママ「!?」
にこ「・・・」
絵里「・・・」
花陽「動くなッ!!警察です!!」
にこ「・・・っ!」スチャッ
花陽「一人は抑えました!」
絵里「・・・っ」ググッ
希「銃を下ろしな、矢澤にこ」
にこ「ママ!家の中に!!」
にこママ「何、何なの」
にこ「早くっ!!」
希「落ち着き、ゆっくりでええから」
絵里「言う事を聞いて、にこ!!」
にこ「絵里は黙ってて!!」 希「妙な真似しなければ撃たない」スチャッ
にこ「っ!!」スチャッ
絵里「にこっ!!」
にこ「・・・!」
絵里「もう、海は良いからっ!!」
にこ「・・・」
絵里「・・・もっと、自分の為に生きて」
絵里「私にはまだ、時間がある」
絵里「別の機会に行く事だってーーー」
にこ「・・・だったら私はいつ見に行けばいいのよッ!!」
ザーッ・・・ 絵里「・・・にこ」
にこ「・・・っ」
希「・・・」スチャッ
花陽「・・・」
絵里「・・・」
にこ「・・・」フラッ
ドサッ
にこママ「にこ・・・?」
絵里「・・・っ!離してっ!!」グイッ!!
花陽「あっ・・・!」
タタタッ
絵里「にこっ!にこっ!!」
希「・・・ええ気味や」
絵里「・・・何ですって?」
希「・・・」
絵里「貴女に、何が分かるのよッ!!」
ザーッ・・・ 絵里「この子は今、脳腫瘍でも必死で生きてるのよッ!」
絵里「早く救急車を呼びなさいっ!!」
絵里「死体を逮捕するつもり!?」
希「・・・」
花陽「・・・」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ピーポー・・・
にこ「・・・」ガシャン
絵里「私も乗ります」
花陽「ちょっ、貴女も乗るんですか?」
絵里「・・・この子は私の親友よ」
絵里「病院も、医者も知ってる」
絵里「手出しは無用よ」
花陽「・・・」
希「・・・付き添ってやり」
花陽「・・・はい」スッ
にこママ「・・・」
絵里「・・・ごめんなさい」
にこママ「・・・良いの」
<マッテヨ ココロー バックダンサー・・・
希「・・・」
バタン! ブーン・・・
絵里「・・・」
にこ「・・・」
花陽「・・・救急車の助手席は初めてです」
「そうなんですか?」
ブーン・・・
絵里「・・・にこ・・・」スッ
にこ「・・・」パチッ
にこは目を開けた
絵里「・・・!」バッ
花陽「痩せる為にはどうすればいいんですかね・・・?」
「まあ、不健康な生活を改めないと・・・」
にこ「・・・」ニヤッ
絵里「・・・」ハァ-・・・
ーーーーーーーーーーーーーーー キキーッ!!
バタァン!!
ーーーーーーーーーーーーーーーー
にこ「・・・よっこいせと」ギュー
絵里「ごめんなさいね、刑事さんとお医者さん」
「」
花陽「・・・」ムググ
にこ「・・・さ、行きましょ」
絵里「・・・悪い人」
ブーン・・・ 「まいど!」
にこ「キャンピングカーもイイわね」
絵里「流石に、救急車で移動はね・・・」
にこ「強盗しといて良かったわ」
絵里「・・・そんな言葉、人生で聞きたくなかった」
ブーン・・・
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ー高級チョコレート店ー
キキッ
にこ「・・・」シュボッ フゥー・・・
絵里「・・・わあ・・・」
ーーーーーーーーーーーーーーーー ガヤガヤ・・・
にこ「・・・」
絵里「・・・」ソワソワ
「いらっしゃいませ」
にこ「どうも、ここって買って食べるとか出来るの?」
客「金さえあればな」
にこ「そう、頼めるかしら」
「かしこまりました、こちらへどうぞ」
絵里「・・・」ワクワク
スタスタ・・・ ーVIPルームー
「・・・では、ありったけのチョコを」パンパン!
キィー・・・
ゾロゾロ・・・
絵里「・・・!」パァッ
にこ「わーお」
古今東西、ありとあらゆるチョコレート
絵里「こ、これは何事かしら」
にこ「何言ってんの、アンタの"やりたい事"でしょ?」
絵里「そ、そうね」ソワソワ
にこ「・・・ふふ」フゥー・・・
絵里「えと、2つくらいでも良いのかしら」
「持ち合わせが足りるのでしたら、全部でも」
絵里「おっほ」
にこ「・・・」ニヤニヤ 絵里「ひゃっほぅ!!」
にこ「この上に行けばいいの?」
「はい、こちらへどうぞ」
スタスタ・・・
凛「・・・」
真姫「・・・」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ー別室ー
海未「・・・何をニヤニヤしてるんですか」
凛「いやぁー、ね?」
真姫「ふふ・・・」
海未「ケースと車を取り戻せても、信頼はそう簡単に回復するものではありませんよ」
真姫「・・・その信頼を落とすきっかけになった二人組が、ここにいるとしても?」
凛「・・・」ニヤッ
海未「・・・ほう」 ーーーーーーーーーーーーーーーー
絵里「あー・・・」
にこ「体中が甘ったるいわよ・・・何ぼけーっとしてんのよ」フフッ
絵里「そりゃボーッともするわよ・・・」
にこ「・・・吸う?」
絵里「ん・・・」
ジジッ・・・
絵里「フゥー・・・」
にこ「ふふ、染まり切ったわね」
絵里「もう、死んでもいいかも・・・」
チャキッ
真姫「そう、それは良かった」
凛「手間が省けそうにゃ」
絵里「・・・っ」
にこ「・・・」
ーーーーーーーーーーーーーーーー 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:1341adc37120578f18dba9451e6c8c3b) ー地下ー
ドタドタ・・・
凛「ほら、こっちにゃ」ドン
真姫「アンタもよ」
絵里「・・・」
にこ「・・・」ハァ
海未「・・・よし、揃いましたね」
海未「では、お二人にお聞きしたい事があるのですが」
にこ「・・・」
絵里「・・・」
海未「貴女達が病院で拝借した車と、ケースの中身1000万円」
海未「あれは元々ウチの物でしてね」
海未「まあ、車は戻ってきましたが・・・」
海未「単刀直入に聞きます、残りの金はどうしましたか?」
にこ「あー・・・金って?」
絵里「・・・」
海未「・・・とぼけないで下さいね」 海未「もしお返し頂いた暁には、お二人を生きてお返ししますよ」
海未「これからの"長い人生"、無くしたくは無いでしょう?」フフッ
絵里「・・・プフッ」
にこ「フフフ・・・」
海未「・・・え?フフッ」
絵里「アッハハハ!」
にこ「いや失礼、アハハッ・・・」
凛「・・・ブフッ」
真姫「フフフフ・・・」
海未「アハハ・・・何がおかしいんですか」スッ
りんまき「」
絵里「・・・」
にこ「・・・」
海未「で、何の話でしたっけ?」
りんまき「金」
海未「そうです、それ」 絵里「お金ね、お世話になった人に郵便で送っちゃったわ」
にこ「・・・ん、そういう事」
真姫「・・・送った、ですって?」
凛「にゃー・・・」
海未「・・・そうですか、では殺しましょう」
スチャッ
絵里「・・・」
にこ「・・・殺れば?」
海未「は・・・?」
にこ「私達はどうせもう死ぬのよ、余計な同情はいらない」
にこ「さっさと殺してくれんなら儲けもんよ」
海未「・・・っ!では、貴女からですっ!!」チャキッ
絵里「・・・んー、私ももう死ぬし・・・ガンで」
海未「っ!?」
絵里「もう最終ステージだし・・・にこと同じ考えよ」
にこ「よ」 海未「黙りなさい!!」
凛「・・・」スチャッ
真姫「・・・」スチャッ
海未「なら、今殺します」チャキッ
絵里「・・・っ」ギュッ
にこ「・・・っ」ギュッ
海未「・・・」フルフル・・・
コツ・・・コツ・・・
海未「・・・!!」
凛「あっ・・・」
真姫「・・・銃、しまいなさい」スッ
凛「うん・・・」スッ
コツコツ・・・
ツバサ「・・・」 海未「・・・お疲れ様です、ボス」
ツバサ「・・・この二人は?」
海未「この二人が、我々の金と車を盗んだ張本人です」
ツバサ「・・・」
真姫「私達の不手際です、しかし今ケジメを付けようとしてまして」
凛「そうですにゃ」
ツバサ「・・・二人を」クイッ
海未「・・・行きなさい」
りんまき「「・・・」」
スタスタ・・・ ツバサ「・・・貴女達が犯人?」
にこ「・・・えぇ、まあ」
絵里「・・・そうです」
ツバサ「テレビを見たわ、二人とも凄い犯罪者ね」クスクス
海未「・・・」
ツバサ「・・・貴女達は、海が見たいんだっけ?」
にこ「・・・はい」
絵里「・・・」
ツバサ「・・・命は取らないわ、時間が無いんでしょ?」
海未「!?」
絵里「え」パァッ
にこ「・・・!」パァッ
ツバサ「・・・ほら、早く行きなさい」
絵里「は、はい!」
にこ「で、ではっ!」
ドタドタ・・・
海未「な、何故なのです!?」
ツバサ「・・・天国では、誰もが話題にするのよ、海の話を」
ーーーーーーーーーーーーーーーー 「夕暮れ時に、太陽が真っ赤に染まりながら、海に溶けていくの」
「鮮やかな光が、じんわり広がって」
「場末のBARで頼んだ、テキーラサンライズを混ぜた時の様に」
「深い海の色と、混ざりあって」
「そんな話をするのですか・・・?」
「天国では皆、そう話してるのよ・・・」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ブーン・・・
キキッ・・・
絵里「・・・」
にこ「・・・」
ザザァ・・・
にこ「・・・ここが海ね」
絵里「・・・潮の香り、分かる?」
にこ「うん・・・」 絵里「・・・」ザッザッ
にこ「・・・絵里」
絵里「ん?」
にこ「・・・アンタに言ってない事がある」
絵里「・・・分かってるわ」
にこ「・・・!」
絵里「でも、私に言わせてね」
にこ「・・・」グスッ
絵里「貴女は、怖がらなくていいのよ」
にこ「・・・」コクッ
絵里「・・・」ニコッ
ザッザッ・・・ ザザーン・・・ザザーン・・・
絵里「・・・」
にこ「・・・」
絵里「・・・」グイッ
にこ「・・・」シュボッ フゥー・・・
絵里「・・・ん」チャポッ
にこ「・・・ありがと」グイッ
絵里「・・・」
にこ「よっと・・・」ストン
絵里「・・・」
にこ「・・・」フゥー・・・
https://youtu.be/_bWzyiU-S_w ザザーン・・・ザザーン・・・
絵里「・・・」
にこ「・・・」フゥー・・・
にこ「・・・」ポロッ
絵里「・・・」
にこ「・・・」ドサッ
絵里「・・・」ストン
にこ「」
絵里「・・・」グイッ
ザザーン・・・ザザーン・・・ ーーーーーーーーーーーーーーーー
亜里沙「もー、何ですか」
ことり「はい、壁に手をついて下さい!」
ガサゴソ
ことり「・・・」パッ
亜里沙「・・・」
ことり「このお金は?サンタさんから?」
亜里沙「サンタさん?違いますよ、今朝郵便受けに入ってたんです!」
ことり「・・・郵便受けに?」
亜里沙「"絵里&にこ"よりって!」
ことり「・・・貴女の言ってる事が本当で、これが郵便受けに入ってたのなら・・・」
亜里沙「・・・」
ことり「・・・"絵里&にこ"って、誰なんでしょうね?」
亜里沙「さあ?」 終わりでーす
絵里「雨の日のコーヒー」
穂乃果「第一次音ノ木坂抗争」
絵里「青に」にこ「落ちていく」
にこ「絵里って」希「映画の影響」ことり「受け過ぎだよね」
絵里「ゲームセンターに行きましょう!」にこ「拒否」希「話を聞こう」
前作ですが宜しければ BGMも相まって凄い良かった…
元ネタの映画観てみたいな 福岡民だけどスレタイ見て某CMを思い出してしまった ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています