花丸「404ディストピア」
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ザワザワ ザワザワ
ルビィ「でね〜。その時、お姉ちゃんがー」モグモグ
花丸「へー。ダイヤさん、大胆〜」モグモグ
善子「...」ポチポチ スッスッス
善子「...あら?ちょっと、え、うっそ」ポチポチ
ルビィ「?」モグモグ
花丸「どうしたの?」モグモグ
善子「好きだったブログが404なんだけど!」
ルビィ「あちゃー。ご愁情様〜」
花丸「404?」モチャモチャ
ルビィ「ブログが無くなっちゃったって事だよ」
花丸「へー」
善子「ほんっと、信じられないんだけどー!」グデッ
あれいいね、さつえいのかけるしーんとるくるま、やねとかこいつきなら 思ったより進まなかったので、朝いけそうなら投下します。おやすみなさい
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善子「...軍事産業、404削除推進委員会」
善子「そして、世界銀行よ」
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花丸「...」ボーッ
花丸(...善子ちゃんから敵を聞いた時から)
花丸(悶々と考えている、ディストピアから抜け出す方法)
果南「マル〜」ジャー ゴシゴシ
花丸「はっ」
果南「洗い物片付かないから、早く食べてよ〜」ジャーッ ゴシゴシ
花丸「は、は〜い」パクパク モチャモチャ
減らない海藻丼:ドチャァ
花丸(うぷ...食べても食べても増えるずら...)
花丸(案は...頭の中でできている)
花丸(だけど今のままでは成功しない)
花丸(...Aqoursとしても大事な)
花丸(最後のピースが足りていないから...)
果南「よ〜っと」ジャー... コトッ キュッ!!
花丸「あ」
果南「洗い物終〜わり。残りは自分でやってね〜」フキフキ
花丸「あう〜」
花丸「果南ちゃん、食べるの早すぎずら〜」
果南「マルが遅すぎるんだよー」ヒョイッ パクッ
花丸「うぇ!?オラが楽しみにしてたラストサーモン!」
果南「うま〜い」モグモグ
花丸「む、むごい!鬼悪魔ゴリラずら!」
果南「サーモンが私に食べてほしそうだったからね」フフン
果南「ちょっと外の空気吸ってくるね」トコトコ ガチャッ パタン
花丸「あうぅ...何を楽しみにこのドンブリを食べれば...」
海藻のみの丼:ドチャア
ポツーン...
花丸「...」
ツユを吸って増え続ける海藻丼:モリモリモリ...
花丸「...」ハァ...
花丸「今のままじゃ止められないなぁ...連鎖」
花丸(武闘派レジスタンスも、各国で頑張っていると聞く)
花丸(軍事政権から民主政権の奪還に成功した国もあるという)
花丸(だけどオラは彼等の作った平穏が、長くは続かないと思っている)
花丸(理由は明確で...)
花丸(反戦意識を国民に広める構想が、企図に盛り込まれていないからである)
花丸(反戦プロパガンダと思想の流布)
花丸(404により、ほうっておくと民意がすぐに主戦に傾く中)
花丸(その構想を考えるのは、大変難しい事ではある...)
花丸(だけど、これを避けて通れば....)
花丸(民主主義に戻った国も、民意の下で戦争の旨味に傾いていく事になる)
花丸(終わらない悲劇の連鎖...)
はみ出そうな海藻丼: モリモリ...
花丸(それを断ち切るには、2つを生活から切り離す必要があると思っている)
花丸(1つはインターネット)
花丸(もう1つはマネー。お金ずら)
花丸(インターネットの理由は言わずもがな...)
花丸(世論から軍事の興味関心を断ち切る為であり、)
花丸(お金は、世銀が誘導している戦争のメリットをかき消す為である)
花丸「...」イジイジ チョンチョン
増えすぎた海藻丼:ドチャァ...
花丸「...もう食べられないずらねぇ」
花丸「ラップかけて、果南ちゃんに食べてもらおーっと」
花丸(お金の概念を生活から排除する事は不可能ずら)
花丸(だけど、世銀の影響を受けないお金を作るのは)
花丸(可能だと思っている)
花丸(ネットとお金)
花丸(人類が生み出した2つの大きな文化に)
花丸(一石を投じる鍵は) チラッ
スマホ: チカッ
P2P暗号通信システム: 新着メッセージが34件あります
花丸(...P2P暗号通信システム)
花丸(レジスタンスの通信手段のそれは)
花丸(テロによるサーバーダウンや404の影響を受けないように)
花丸(ベースにオリジナルのプロトコルとP2Pを使用している)
花丸「...」ビーッ... ペリッ ペタペタ
ラップをかけられた丼
花丸「これでよし」ガタッ トコトコ
花丸(通信システムは、初めこそ戦況しか飛び交わない固いツールだったけど)
花丸(今では善子ちゃんを筆頭に、小さなコミュニティがポツポツ誕生している)
花丸(...そう。かつて404で消え去っていったコンテンツ達ずら)
花丸(供給される情報が多様化する時)
花丸(1つの情報の価値と人を動かす力は、数に比例して減少する...)
花丸「...」ガチャッ ウィ〜ン... コトッ パタンッ
花丸(この通信システムの中で生まれている小さなコミュニティは)
花丸(旧ネットの如く、黒魔術から政治まで網羅し)
花丸(閲覧する個人に対する情報の価値は、低下してきている)
花丸(それはオラの声が届きにくくなっているという事で、ジレンマも感じるけど...)
花丸(同時に、人々の興味関心が軍事から流動している事を示していて)
花丸(404の思想誘導が、この通信システムの中で破綻した事になる)
花丸(...この現象をレジスタンス内部だけでなく、世界に広げる)
花丸「...」キュポッ コポコポコポ... キュッ
花丸(P2P暗号通信システムを次のインターネットへと昇華)
花丸「...」ゴクゴク...
花丸(そして、ユーザー間を流れるトランザクションの1つに)
花丸(通貨価値を持つブロックチェーンを内包する)
花丸(つまり新しいネットで、世銀を通さない仮想通貨を普及させるという事)
花丸(...そう。これがオラの考えている2大文化を破壊しする...)
花丸「...」ゴク...ゴク... コトッ
花丸(世界を変える最終構想)
花丸(だけど超えなければいけない壁が、2つある)
花丸(1つめは、投資家の問題)
花丸(当たり前だけど、仮想通貨に価値を与えなければいけない)
花丸(その為には投資家の援助が必要不可欠ずら)
花丸(世銀が不正に為替操作をしている現状で)
花丸(仮装通貨の台頭は、投資家にとっても悪い話ではない)
花丸「...」キュッ ジャーー ゴシゴシゴシ
花丸(だけどテロと404のせいで、サーバーに預けていた仮想通貨が)
花丸(殆ど水の泡になったのも、まだ記憶に新しく...)
花丸(彼らをお財布を後押しするには)
花丸(インパクトのあるイノベーターの大きな取引が必要となる)
花丸(お金持ちによる、お金持ちの為の)
花丸(仮想通貨取引キャンペーンずら)
花丸「...」ゴシゴシ ピッピッピ コトッ
花丸(...友人を金づると見ているわけではない)
花丸(...だけど、もしここに今欠けているピースがいてくれれば)
花丸(壁を突破する希望も見出せていた)
花丸(彼女の持つ強力なアセットも含めて)
花丸(打開策を考えることができるから...)
花丸「ふぅ...洗い物終了〜」キュッ フキフキ
花丸(もう1つは、この最終構想を日本で実行するとしても)
花丸(まず軍事政権からの解放がなければ、成し得ないという事)
花丸(武力による政権交代。そこには人の生き死にが発生する)
花丸「...」チラッ
外で運動している果南: ...! ...!
花丸(もしオラが武闘派を国内に呼び入れて、クーデターを起こすと言ったら)
花丸(彼女はきっと...) ボーッ
果南:チラッ
果南:ニコッ フリフリ!
花丸「ん」ニコッ... フリフリ
花丸「...」トコトコトコ ガチャッ... バタム
花丸(...この2つが、オラの構想の大きな壁...)
花丸(オラの計画にストップをかけてくれている、大きな壁)
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ザザーン... ザザーン...
花丸「な〜にやってたの?」
果南「スクワット!マルもする?」ハァ... ハァ...
花丸「ウェ。オラはいいや〜」
果南「えー?気持ちいのにー」フッ フッ!
花丸「筋肉痛は勘弁ずら〜」
果南「それっ、すらっ、気持ちっ、いいっ!」フッ フッ フッ!
花丸「動きながら喋って、舌噛まないようにね」ケラケラ
果南「オッ、ケェイ!」 フッ!
花丸「さてと」スッ ポチポチ
花丸「うげ...もうメッセージ50件...」
果南「人気っ、物だっ、ねぇ!」ハァッ ハァッ ハァッ!
花丸「まぁねぇ〜」スッスッス
果南「19、20!はぁ...インターバルぅ」グデェ...
花丸「あと何回?」チラッ
果南「次ラスト〜」ハァ...ハァ...
花丸「ふーん。頑張れー」スッ
果南「うわっ。雑!」
花丸「サーモンの怨みずら」キッ
果南「んもー」ケラケラ
果南「ま〜良いや。最後まで頑張るもーん」ブラブラ グッグッグ...
花丸「...」
果南「よし...やろっ!」
花丸「...か、果南ちゃん!ストップ!」
果南「う?どした?」ピタッ
花丸「今、ことりちゃんからメッセージ来てたんだけど」ブルブル
果南「う、うん...」
花丸「鞠莉ちゃんが...」
果南「!ま、鞠莉が?」
花丸「み...見つかったってさ!」キラキラ!
果南「え...」
果南「えぇぇ!」ガバッ!
果南「鞠莉が!?本当なの!?」
花丸「本当だよ!ほら!ほら!見て!スマホ!」スッ
果南「お、おぉ!?おぉぉお!!」ガバッ
花丸「果南ちゃーん!」バッ
果南「マルー!」バッ
果南・花丸「良かったぁああ!!」ギュゥ!
果南「良かったよぉ!良かったよぉ!」ギュゥウウウ!!
花丸「うん!うん!苦じい!」ギュアァァ!
果南「まだ、これさっき送られて来たばっかりだよねっ!?」バッ
花丸「うん!まだ40分前!」ヘロヘロ
果南「急いで戻ってことりちゃんに連絡しなきゃ!」
果南「時差で向こう寝ちゃう!」ダッダッダ!
花丸「う、うん...っ!」タッタッタ
花丸「はぁ...はぁ...」タッタッタ
花丸「...」ピタッ クルッ
ザザーン... ザザーン...
花丸(思いがけず揃った、最後のピース...)
花丸(彼女がオラの考えに賛同してくれたら、構想は現実味を帯びる)
花丸(机上の空論から現実へ...)
果南「おーい!マルー!早く、早くー!」フリフリ
花丸「う、うんー!」タッタッタ
花丸(果南ちゃん...)
花丸(決断のその時...オラは...)グッ
果南「早く〜」ニコッ
花丸(せめて、最後まで仲良く...) ニコッ
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お疲れさんです
どうなるんだろなぁ
ハラハラショーショーですなぁ ディストピアと海藻丼が重ねられれていたの笑ってしまった SFなので深く考えなくて大丈夫ですです。ノリと雰囲気で。
寧ろ、矛盾色々見つかったら辛い¯\_(ツ)_/¯ 保守ありがとうございます。明日の夜までには一回更新出来ればと思いますm(_ _)m
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カッチ...コッチ...カッチ...コッチ
小原父「...」
鞠莉「P2P暗号通信システムの一般化...」
鞠莉「腐ったインターネットから、人民を解放するの」
鞠莉「...このイノベーションに一枚絡んでみない?」ニヤリ
小原父「レジスタンスの通信網。お前もたどり着いたか」
鞠莉「小原もこれ、使ってるんでしょ?」
小原父「」コクッ
鞠莉「反政府組織のツールを使うなんて、バッドカンパニーね」ケラケラ
小原父「国外の連絡手段は、もはや郵便かコレしかない」
小原父「多国籍企業では必須ツールだよ」
鞠莉「あらあら。お国の息の掛った企業はお手紙で頑張ってるのに」クスッ
小原父「お役所絡みの働き方などナンセンス」
小原父「だからいつも時代に取り残される。違うか?」
鞠莉「同感」フリフリ
小原父「長くなりそうだな。お前の部屋に酒は?」キョロキョロ
鞠莉「バーボンなら」
小原父「いただこう。ロックで」
鞠莉「ん...」ガタッ トコトコ
小原父「椅子、借りるぞ」トコトコ
鞠莉「え?」クルッ
鞠莉「...!あ、ちょっ!」
小原父「ん?」ガタッ
机の下に隠れていたことり「はうぅ...」ブルブル
小原父「!?」
鞠莉「オッオーウ...」パシン
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カランカラン...
小原父「君もレジスタンス」ゴクッ カラン...
ことり「は、はい。見ているだけのユーザーですが」アセアセ
ことり「職業はデザイナーです...」アセアセ
小原父「デザイナー、ね。なんで隠したんだ?」チラッ
鞠莉「説明するのも面倒じゃない」フンッ
鞠莉「悪い友達だと思ったら、平気で私を転校したりするでしょ?」プイッ
小原父「...類は友を呼ぶ、という言葉を覚えた」
小原父「お前をどこに連れて行こうが、ダイバーと似たような友達を連れて来る」
小原父「無意味だと悟ったよ」ゴクッ カラン
鞠莉「...あら。賢くなったわね?」クスッ
ことり「はうぅ。ま、鞠莉ちゃん。家族の会話の仕方じゃないよぉ」
ことり「もっと、穏便に話そうよ〜?」フワフワ〜ン
鞠莉「...」ジロッ
小原父「...」ジロッ
ことり「あっ。ご、ごめんなさい...」シュン
小原父「...この子はダイバーに似てないな」
鞠莉「そうね...新しいタイプの友人かもしれないわ」
ことり「あ、あ...」アセアセ
鞠莉「話を戻しましょう」
鞠莉「404回避のP2P通信の一般化と、流通させる仮想通貨に」
鞠莉「小原で投資しない?」
小原父「...」チラッ
鞠莉「安心して。ことりちゃんがダディの言葉を聞いたところで」
鞠莉「何も事態は動かないわ」
ことり「」コクッ
小原父「そうか」
小原父「誰がお前に入れ知恵したのかはさて置き...」
小原父「サーバーベースのプロトコルが404で規制されている以上」
小原父「P2P通信ベースの通信手段に置き換わるのは」
小原父「時間の問題だと考えていた」
鞠莉「レジスタンスが使っている通信ツール以外に..」
鞠莉「世界規模で浸透しているツールはないんでしょ?」
小原父「表立った物ではないが...そうだな」ゴクッ
鞠莉「なら後発のツールより、ずっと広まる可能性が高いわ」
鞠莉「デファクトスタンダードになるツールに投資するのは」
鞠莉「間違いじゃないと思うんだけど」
小原父「...うむ」
ことり(む、難しいよぉ...) グルグル
小原父「P2P暗号化通信はインターネットとは違う」
小原父「インターネットは自由なブラウザの選択が出来たが...」
小原父「P2P暗号化通信は専用ツールとセットになっているSkypeに近いツールだ」
小原父「ファーストペンギン」
小原父「お前はどこの国からそれを実践しようと考えているんだ?イタリアか?」
鞠莉「...日本よ」
小原父「日本か...」
鞠莉「ツールの普及は可能だと思うわ。噂話が好きなお国柄だし」
小原父「そうだな...万が一使いやすい物が台頭すれば」
小原父「プロデュース次第で連鎖的に増えるだろう」
ことり「使いやすい...」
鞠莉「...」フフッ
小原父「だが、仮想通貨は日本では失敗する。間違いない」カランカラン...
鞠莉「!」
ことり「!」
鞠莉「...理由を聞いてもいいかしら?」
小原父「日本は仮想通貨以前に」
小原父「電子マネーすら満足に普及できなかった先進国だ」
小原父「クレジットカードでさえ、全ての飲食店で使えない体たらく」ゴクッ...
小原父「中国やアメリカならまだしも」
鞠莉「日本では投資家に対するパフォーマンスとしても」
鞠莉「普及するビジョンがなくて、効果が薄い...と?」
小原父「」コクッ
小原父「日本をP2P暗号化通信普及の成功例に...か」
小原父「入れ知恵したのは日本のトップリーカー。花丸か?」ニヤリ
鞠莉「!」
ことり「!」
小原父「図星か」
鞠莉「...なら、なんだっていうの?」
鞠莉「ダディだって、日本の情報はそこから手に入れているでしょう?」
小原父「そうだな...」
小原父「だが気をつけておくんだ」
小原父「武闘派と裏で連絡を取っているという話も聞く」
小原父「近いうちに大きいリークをして、軍をも動かしかねん」
鞠莉「...っ」
鞠莉(ことりからも聞いてたけど...イメージがわかないわ)
鞠莉(あの花丸があのポジションにいる事...)
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花丸「のっぽパン、美味しいじゅら〜〜」モグモグ〜
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鞠莉(私の知ってる花丸って、こんな感じだし...) ウムム...
ことり「で、でも...戦争が続く理由がお金なら...」
ことり「それをどうにかしないといけないんですっ...!」アセアセ
ことり「仮想通貨がダメなら...どうすればっ!」ウルウル キュンッ
鞠莉「」ゾクッ
小原父「」ゾクッ
鞠莉「ん?」チラッ ジッ
小原父「」コホンコホン
小原父「鞠莉。お前はどうすればいいと思う?」キリッ
鞠莉(...)
鞠莉「はぁ...そうね。今の話を聞いた上なら」
鞠莉「私なら、仮想通貨取引所の事業を立ち上げるわね」
小原父「自分が交換するわけでなく、中間マージン事業をするわけか」ゴクッ
鞠莉「営業グループを使って資産家にアプローチ」
鞠莉「小原が投資する以上の効果を出しつつ」
鞠莉「リスクは最小限に抑えるの」
小原父「肝心の窓口は?」
鞠莉「問題はそこだけど...404ショックでネット産業が全滅して」
鞠莉「手軽に家から仮想通貨の交換ができなくなった今...」
鞠莉「全世界に点在する小原系列のホテルが窓口になるぐらいしか...」
小原父「毎日通貨トレードしに、金持ちがホテルに来るのか」ゴクッ
小原父「まるでカジノだな」フッフッフ
鞠莉「ホテルで泊まれば、部屋でずっとトレードに専念できるって売りにすれば」
鞠莉「ほら、ワンストーンツーバードよ?」フッフッフ
ことり(一石二鳥って言いたかったのかな...?)
小原父「向こうのシステムの中に通貨交換の決済を入れられないのか?」
小原父「それなら広告宣伝事業やアフィリエイト的な動きもできるかもしれない」
鞠莉「クレジットカード決済と銀行への接続が、システム側で出来ればだけど...」
鞠莉「一応反政府組織のツールだから難しいんじゃないかしら?」
小原父「そうだな。P2Pがスタンダードになるまでは難しそうだ」ゴクン
ことり(・8・)
小原父「小原が窓口になる...なるほどな」
鞠莉「...」
小原父「案としては面白いが。だが、まだ通貨の普及には無理がある」コトッ
鞠莉「...っ」
小原父「小原の力を使えば、お金持ちに投資させるくらいの事はできる」
小原父「だが、庶民にまで認知させ交換を促す事は不可能だ」
小原父「仮想通貨も一般普及しなければ、現在の通貨を超える事は出来ない」
鞠莉「そうね...」
小原父「おっと...」クラッ
小原父「...酔ってきたな...そろそろ戻る」ガタッ トコトコ
ことり「あう...」
鞠莉「...」
小原父「ネットを置き換える事...」
小原父「それはあと1つのスパイスで、勝ち筋が見えそうだ」チラッ ジッ
ことり「えっ...?」
小原父「だが、現金文化の置き換えは、今回は無理だろう」スッ
鞠莉「ダディ...」
小原父「鞠莉。頭を使いなさい」
小原父「小原が持っているノウハウ、人脈、影響力...」
小原父「目的と手段を見直して、最善の案を考えるんだ」カチャリ...
小原父「イタリアという離れた地から」ガチャッ...
小原父「友達を救う事ができるかもしれないぞ?」
鞠莉「...」
小原父「娘をよろしく。おやすみ」バタム
ことり「...」コクッ
ことり「なんだか...すごいお父さんだね」アセアセ
鞠莉「ふんっ。いっつもヒントしかくれない嫌らしい男よ」プイッ
鞠莉「方法を知ってるはずなのに、最後まで言い切らない」ギリッ
ことり「鞠莉ちゃん...」
鞠莉「それに最後の言葉聞いたでしょ?」
鞠莉「あいつ、既に花丸と私の関係に気がついてる」
鞠莉「ほんっと見透かされてるみたいで、ムカつくわ〜っ!」ダンッ
ことり「だけど...私は心強いなって思ったよ?」
ことり「一緒に考えよう?鞠莉ちゃん」ニコッ
鞠莉「〜〜っ!はぁ...」
鞠莉「そうね...ギャフンと言わせるような案」
鞠莉「2人で練っちゃいましょうか」ニコッ
ことり「うん!」ニコッ
鞠莉「そうと決まれば、見てなさいよー!ファッキンダディ〜ッ!」
ことり「あはは...」アセアセ
ことり(...)
ことり(...それにP2P暗号化通信の普及の為の最後のスパイス)
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小原父「」チラッ
ことり「えっ...?」
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ことり(多分...それを考えないといけないのは私)
ことり(頑張らなきゃ...)
ことり(真姫ちゃんや日本で頑張ってるみんなの為にっ...!) キリッ
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ことり(渡辺曜にひき逃げの罪をなすりつけるの頑張らなきゃ)
渡辺曜「全速前進、ひき逃げヨーソロー!」
https://i.imgur.com/13nJyRS.png おはようございます。今日の深夜また更新出来ればと思います。よろしくお願いします
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ワイワイ! ガヤガヤ!
店員「E una torta corta」コトッ
<< ショートケーキになります >>
ことり「Grazie」ペコッ
<< ありがとう >>
鞠莉「そっちもLooking Delicious ね!」モグモグ
ことり「鞠莉ちゃんのチョコ見た時、そっちだったかなーって思ったけど」
ことり「こっちも正解だったみたいっ」パクッ
ことり「はぁ〜ん。美味しい〜///」テロテロ
店員「...」クスクス
鞠莉「じゃ、甘い物食べながら...」モグモグ
鞠莉「にがい話をしましょうか」ゲンナリ
ことり「う...」ゲンナリ
鞠莉「どちらから話す?」パクッ モグモグ
ことり「先に私の宿題発表でいいかな〜?」モグモグ
鞠莉「自信ありげね。通信ツールの広げ方、good ideaが出たの?」
ことり「ふっふっふ」キラリン
ことり「あ、でもその前に...」
ことり「花丸ちゃんにも案があるかもって」チラッ
鞠莉「あ」
ことり「鞠莉ちゃんから聞いてくれるって...聞いてくれた?」
鞠莉「Oh...えーっと、まぁ聞いたんだけど...」アセアセ
鞠莉「ちょっと頼りない感じだったから...使えないかも」
ことり「...ふーん」
ことり「そっかぁ〜」ジトー...
鞠莉「あはは...」
鞠莉「あはは...」
鞠莉(...言えるわけないわ。花丸がまさか...)
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花丸:クーデターのタイミングに広める予定だよ
花丸:戦争のメインが大陸側なだけあって
花丸:日本はまだ情報の有無が命取りという認識が薄い
花丸:それをクーデターの中で命を守る為に必須だと認識させて
花丸:このツールの知名度をあげる作戦かな
鞠莉:...あなたそれって日本で内乱を起こすつもりなの?
花丸:...内乱は早かれ遅かれ起きるものだから
花丸:ならオラが主導して、政権奪回とツール普及を一緒にできれば
花丸:一石二鳥でしょ?
花丸:...だけど、果南ちゃんやみんなには内緒にしててね
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鞠莉(内乱を起こそうなんて考えているなんて...)
鞠莉(私はこの3年間、Aqoursの状況を知らされずに生きてきた)
鞠莉(私の知っている花丸は、部室でも時間があれば静かに本を読んでてて)
鞠莉(腕立て伏せが全然できなくて、話すとすぐにずらずら言って...)
鞠莉(そして...)
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花丸「お願いみんな!目を覚ましてほしいずら!」ポロポロ
鞠莉「花丸...」
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鞠莉(404によって洗脳されていた私達を必死で説得した優しい子...)
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