花丸「404ディストピア」
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ザワザワ ザワザワ
ルビィ「でね〜。その時、お姉ちゃんがー」モグモグ
花丸「へー。ダイヤさん、大胆〜」モグモグ
善子「...」ポチポチ スッスッス
善子「...あら?ちょっと、え、うっそ」ポチポチ
ルビィ「?」モグモグ
花丸「どうしたの?」モグモグ
善子「好きだったブログが404なんだけど!」
ルビィ「あちゃー。ご愁情様〜」
花丸「404?」モチャモチャ
ルビィ「ブログが無くなっちゃったって事だよ」
花丸「へー」
善子「ほんっと、信じられないんだけどー!」グデッ
果南「ヘッヘッヘ。捕ま〜えた〜」ガシッ
花丸「あ〜う〜。果南ちゃんから逃げられるわけないずら〜...」
花丸「ん」チラッ
果南「ん?」チラッ
ダイヤ「...」ス....
果南「ん」チラリ
花丸「ん」コクッ
ダイヤ「...」
果南・花丸「」パン!パン!
ダイヤ「ピギッ」パチッ ビクッ!
果南「先に祈るのはフライング〜」
花丸「ずらずら。一緒に祈るずら〜」
ダイヤ「ふふっ...ですわね」
果南「...」スッ
花丸「...」スッ
ダイヤ「...」スッ
ダイヤ(世界に平和が訪れるように...)
果南(Aqoursが集まって歌える日が来るように...)
花丸(昔は、ズラって言わないように、とか祈ったけど...)
花丸(治らなかったし。今はただ...みんなを守れるように...)
サラサラ...
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---
ガチャッ
ダイヤ「...なんとか日が落ちきる前に戻れましたわね」パチッ
果南「どっと疲れたぁ」グダッ
花丸「お、オラも...足がパンパン...」コヒュー...コヒュー
ダイヤ「お風呂沸かしますわ...」トコトコ ガチャ ジャー...
果南「洗面所借りるね〜。うがいしたい」トコトコ ジャー... バシャバシャ
花丸「オラも...台所でいいや」 ジャー... バシャバシャ
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花丸「ふい〜。いい湯だった〜」ポカポカ
ダイヤ「お湯、抜いてくれました?」
花丸「うん」
果南「マル〜、カップ麺食べる〜?」
花丸「いらないずら。ありがとう。どっこいしょっと」ボスッ
果南「オッケ〜。じゃ私の分だけ」コポポ...
ダイヤ「あ、そういえば、何回か花丸さんの携帯が震えてましたわ」
花丸「んあ。今日の事を報告したから、その返信だと思う」スッ ポチポチ
花丸「ことりちゃんからも来てるね〜」スッスッス
果南「ん」ピクッ
果南「なんて来てる?」
花丸「神田明神の写真とか、感謝してるみたいずら〜」
ダイヤ「望んでいた結果ではなかったと思いますが...」
花丸「ん。でもね、オラが送った写真の中に」
花丸「友達の写真があったんだってさ〜」
ダイヤ「友達?」
花丸「この難民キャンプの写真。この女医さんが友達なんだって」
果南「へ〜。女医ねぇ」
ダイヤ(!?!?...心なしか、西木野さんに似てますわ)
ダイヤ(『ことりちゃん』って、本当にμ'sの...)
果南「美人だね」
花丸「うん。難民ボランティアなんて、頭が上がらないずら〜」
果南「...ねぇ。鞠莉のことは〜?」ズズイ
花丸「ん?えーっと...ん!」
果南「も、もしかして...見つけ」
花丸「小原グループの経営してるホテルを見つけたって!」
果南「本人じゃなくて、ホテルか〜」
花丸「いやいや。404の中で、小原経営のホテルか見つけるのも」
花丸「苦労だったと思うよ〜?」
果南「あー、うん。別に凄くない、ってわけじゃないんだけど...」
果南「できれば本人の情報が欲しかったかなぁって」シュン
ダイヤ「果南さん。落胆するのは早いですわ」
ダイヤ「そこのホテルに住んでる可能性も、十分ありますわ」
果南「ん...あー、確かに」
花丸「それに、1つホテルが分かれば、系列店を探すのは容易ずら」
花丸「小原系列のホテルを中心に、調査を頼んでみるね〜」ポチポチ
果南「うん。ありがとう」
ダイヤ「相手が交換条件を出して来たら、また一緒に手伝いますので」
花丸「うん...辛い思いをさせるかも知れないけど、頼りにしてるずら」
ダイヤ「他の着信は?」
花丸「あの爆弾関連についてだね〜」
花丸「全体で共有したから、色んな国の人からお礼が来てる」
果南「へ〜」
花丸「ん。爆弾が落ちる事を教えてくれた人からも、個人宛て返信が来てるずら〜」ポチポチ
ダイヤ「私の命の恩人に当たる方ですわね...」
ダイヤ「ぜひ、お礼をお伝え願えますか?」
花丸「うん。それは、一番最初に伝えたよ」
花丸「大事な人を守れたって」ニコッ
ダイヤ「そうですか」ニコッ
花丸「...んあ〜。でも、やけに長い返信だなぁ〜」
果南「今回みたいに、大事な事が書いてあるのかも。読んでよ」
花丸「んー。こんなに長い英文だとPCがないと辛いずら。翻訳できない...」
果南「ん?それなら私が読むよ〜」
ダイヤ・花丸「え!?」
花丸「果南ちゃんが英語を...?」キョトン
ダイヤ「またまたご冗談を...」クスッ
果南「え。なんかムカつくんだけど〜...」
果南「私が帰国子女だって事忘れてない?」
ダイヤ・花丸「あ!」
花丸「そ、そっか海外にいたから...」
ダイヤ「帰国子女ですわね...あの果南さんでも」
果南「こ〜ら。言葉に含みが見えてるよ」グリグリ
花丸「いぎゃぁぁぁ〜〜〜含んだのは、オラじゃないぃーー」
果南「て事で。ほらほら、貸して」
花丸「う〜う〜ん」スッ
果南「どれどれ〜。ふむふむ〜...」
果南「ん?...」スッス
花丸「どう〜?」スリスリ
果南「...」スッスッス
ダイヤ「...果南さん?」
果南「ごめん...普通に今真剣」スッスッス
カッチコッチ...カッチコッチ
果南「難しかったけど読めた...」フゥ...
花丸「内容は?」
果南「今回の東京爆発...北中国からの攻撃じゃないかもしれないって」
花丸「!?」
ダイヤ「...意味がわかりません。どういう事ですか?」
ダイヤ「今回の攻撃...名言されていませんが」
ダイヤ「旧中国軍がクーデターで統治している、北中国からの...」
ダイヤ「日本と東亜連合の会談を狙っての攻撃ですよね?」
花丸「うん。しかもその人は北中国のエージェント」
花丸「爆発した時刻も彼の情報と一致していたし、北中国からの攻撃のはずだよ」
果南「うん...北中国が東京に攻撃したのは事実」
果南「会談中の東亜連合の代表の殺害が目的っていうのも合ってる」
果南「だけど今回の弾道ミサイルに、半径300m以上を破壊する能力は」
果南「なかったって言ってるんだよ」
果南「つまり北中国のミサイルでキノコ雲は...発生しない」
花丸「え...」
ダイヤ「そ、それじゃあ、あの爆発は...」
果南「北中国のミサイルの着弾と同時に」
果南「別の爆弾が爆発した事になる」コクッ
ダイヤ「別の爆弾...?ますます意味がわかりませんわ!」
ダイヤ「同刻に別の国からも爆弾攻撃を受けたと言いますの!?」
果南「その答えに繋がるかもしれないのが...神田明神」
花丸「神田明神?」
果南「あそこの神社さ、高台の上にあって...」
果南「木造なのに、まだ姿がわかるぐらいの被害だったじゃない?」
花丸「うん。写真をことりちゃんに送ったら、神田明神だとわかってたし」
果南「それ、ありえないんだよ」
果南「他国からの攻撃なら、神田明神は燃え尽きてないといけないんだ」
ダイヤ「か、果南さん!もったいぶらずに教えてください!」
果南「今回東京を破壊した爆弾。MOAB」
果南「それが、地上に接着した状態で爆発したって事なんだ」
ダイヤ「!?」
花丸「...それが、何でいけないの?」
果南「ダイヤはわかるでしょ?ミリタリーマニアだし」
ダイヤ「...最大威力の起爆点」ギリッ
ダイヤ「花丸さん。爆弾は自身を中心に球状に被害を及ぼすのは」
ダイヤ「容易に理解ができますわね?」
花丸「うん」
ダイヤ「だとしたら、地上に一番被害を及ぼせるのは...?」
花丸「自分を中心とした球状なら...」
花丸「直径距離を破壊できる、地上で爆発した時じゃない?」
ダイヤ「えぇ、そうですわ。でも、それは地上が『平地』での話」
花丸「!」
ダイヤ「...東京はご存知の通り、ビルが沢山ありました」
ダイヤ「そういう場所の場合、地上でMOABを爆発させたとしても」
ダイヤ「ビルや車が障害物となって、最大威力が出せません」
ダイヤ「...市街地の破壊が目的なら」
ダイヤ「ビルが障害とならない、空中で爆破させるのが定石という事です」
花丸「空中で爆発していたら、神田明神は空からの熱と炸裂で」
花丸「跡形も無くなってしまう...それが残っている事が」
果南「地上で爆発したという証拠」コクッ
果南「他国からの攻撃なら、MOABを使いながらその定石を破るのは考えにくい」
果南「ましてや、北中国のミサイルと同刻に爆発させる離れ業までしているのに」
ダイヤ「...もういいですわ。見えてきました。何処がMOABを使ったか」
花丸「オラも...」
ダイヤ「でも、理由がわかりませんわ。なぜ使う必要があったのです...?」
果南「うぇ!?」
果南「んー。そ〜れは、えっと〜...」
果南「なんでだろ〜?メールには書いてなかったなぁ...あはは」
ダイヤ「急に説得力が...」
花丸「世論操作と情報操作の為ずら」
果南「お」
花丸「キノコ雲」
花丸「404でマスメディアが真実を語れず...」
花丸「限定された情報の中で、世論が出した解が」
花丸「東京が敵国から原爆攻撃を受けたという真実」
花丸「それが間違っているのは、ガイガーカウンターで容易に説明できるけど」
花丸「広島と長崎の強烈な原爆の知識と、キノコ雲の画像が先行して」
花丸「真実が作られた真実を覆すのはほぼ不可能」
花丸「更にオラ達は、数ある虐殺行為の中で」
花丸「小学校の代から原爆投下こそが、最も卑劣な行為だと教えられてきたから」
花丸「それに対しての報復に関しては、仕方がないと腑に落ちてしまう」
花丸「今回の自作自演の爆弾劇で、行いたかった事は...」
花丸「敵国からの攻撃情報に便乗した...」
花丸「世論の後押しによる、自衛隊から軍隊への昇華。というシナリオずら」
果南「...」
ダイヤ「...」
ダイヤ「何なのですか...」
ダイヤ「自国を傷つけてまで、何がしたいのですか...」ウルウル
果南「ダイヤ...」
ダイヤ「果南さん!花丸さん!教えてください!」ブワッ!
ダイヤ「世界で起きたクーデターは、一体何の為なのですか!」
花丸「...」
ダイヤ「彼らは何と戦っているのですか!?」
ダイヤ「私達は何の為に偽装網に踊らされているのですか!」
ダイヤ「教えてください!...教えてください...」ブルブル
果南「ダイヤ。落ち着いて」ギュッ ヨシヨシ
ダイヤ「うあぁ...うあぁぁん!」
ウァァアン! ウワァァン!....
花丸「クーデターの...意味か」ボソッ
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ダイヤ(それから程なくして...)
ダイヤ(日本は東亜連合と安保条約を提携)
ダイヤ(条例に乗っ取って、北中華人民共和国との戦争を開戦した)
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ピロロン
ダイヤ「ん」ゴソゴソ スッ
花丸:東京・横浜付近で焼夷弾が降る可能性があります。本日午後4時頃です
ダイヤ「また火の雨ですか...」ポチッ
ダイヤ「わかりました...っと」スッスッス ポチポチ
ダイヤ(加速する流れの中で)
ダイヤ(変わり果てた彼女の淡白な文面は)
ダイヤ「逃げる準備をしませんと...」ゴソゴソ
ダイヤ(もう昔には戻れないと、つきつけてる気がして...)
ダイヤ(404ディストピア)
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朝になっちゃった ¯\_(ツ)_/¯
3連休は書けない可能性大です ごめんなさい
おやすみなさい >>319
リアルタイムでありがとう。いい三連休を 三連休明けに復活してくれればそれだけで幸せ
お疲れさんですおやすみなさい 花丸「今回の自作自演の爆弾劇で、行いたかった事は...」
花丸「敵国からの攻撃情報に便乗した...」
花丸「世論の後押しによる、自衛隊から軍隊への昇華。というシナリオずら」
ミリィッ
ミリミリミリ
バキバキバキ
花丸「!?!?!?!?」
果南「国木田花丸は五体引き裂かれて内蔵引き千切られて血反吐撒き散らしてのたうち回って死に晒せ!!!!!!!!!!!!!」
グワバアアアアア!!!!!!!!!!!!!
花丸「────」
ドッバシャアアアアアア!!!!!!!!!!!
ビチャビチャビチャ!!!!!!!
果南「こんな、腟内部から股割きなんてエグい真似はさぁ、鞠莉にはとても出来ないね」
鞠莉「Oh!花丸の身体が縦に真っ二つね!!!ミラクル!イッツ・ミラクルよ!!!マイ・ダーリン!!!!!」 国木田花丸は五体引き裂かれて内蔵引き千切られて血反吐撒き散らしてのたうち回って死に晒せ 国木田花丸は五体引き裂かれて内蔵引き千切られて血反吐撒き散らしてのたうち回って死に晒せ 国木田花丸は五体引き裂かれて内蔵引き千切られて血反吐撒き散らしてのたうち回って死に晒せ 国木田花丸は五体引き裂かれて内蔵引き千切られて血反吐撒き散らしてのたうち回って死に晒せ 国木田花丸は五体引き裂かれて内蔵引き千切られて血反吐撒き散らしてのたうち回って死に晒せ 国木田花丸は五体引き裂かれて内蔵引き千切られて血反吐撒き散らしてのたうち回って死に晒せ 国木田花丸は五体引き裂かれて内蔵引き千切られて血反吐撒き散らしてのたうち回って死に晒せ 国木田花丸は五体引き裂かれて内蔵引き千切られて血反吐撒き散らしてのたうち回って死に晒せ 国木田花丸は五体引き裂かれて内蔵引き千切られて血反吐撒き散らしてのたうち回って死に晒せ 戻りました。保守ありがとうございました 明日の深夜から再開できれば¯\_(ツ)_/¯ 国木田花丸は五体引き裂かれて内蔵引き千切られて血反吐撒き散らしてのたうち回って死に晒せ 国木田花丸は五体引き裂かれて内蔵引き千切られて血反吐撒き散らしてのたうち回って死に晒せ 3時目処に もっと遅れたらごめんね¯\_(ツ)_/¯ ちょっとまとめきれなかったので明日でごめんなさい。 国木田花丸は五体引き裂かれて内蔵引き千切られて血反吐撒き散らしてのたうち回って死に晒せ --- --- --- --- ---
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善子(知ってるかしら?)
善子(昔から戦争の理由は3つに分類されるの)
善子(資源や土地の奪い合い)
善子(政府に対する不満からの内乱)
善子(そして宗教的価値観の相違からの抗争。この3つ)
善子(今回の日本の戦争に当てるなら...)
善子(発端は2つ目の内乱に属すわね。クーデターだし)
善子(で、北中国との戦争は1つ目)
善子(脅威への応戦が強調されてたけど、政治面だけをフォーカスすると)
善子(戦争後に決議されるのは、旧中国時代からの天然ガス問題と南北中国の併合)
善子(ほらね?分類に属するの)
善子(世界中で絶賛起きている戦争も、国単位で見るなら)
善子(全て上の3つで説明できる)
善子(...つまり、着眼すべきはここじゃない)
善子(火薬庫っていうのは、どの国にも存在する)
善子(...問題は世界中の火薬庫に、一斉に火をつけたのは誰かって事)
善子(クーデターを先導し、混沌を生み出したジョーカーは?)
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善子「404ディストピア」
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コンコン ガチャ
ルビィ「ただいまぁ」
善子「おかえり〜」カタカタ
ルビィ「またパソコンばかりして〜。目悪くするよー?」
善子「ん」カタカタカタカタ
ルビィ「夕飯は食べたの?」
善子「まだ」カタカタ
ルビィ「欲しい?」
善子「うん」カタカタ
ルビィ「じゃ、何か作るから〜」
ルビィ「呼んだら直ぐ来るんだよ?」
バタム
善子「サンキュ〜」 カタカタカタ
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善子「うまうま」モチャモチャ スッスッス
ルビィ「ご飯中に携帯触るの、お行儀悪いと思うなぁ」ニコッ
善子「ご、ごめん...」カチッ
ルビィ「味、大丈夫?ちょっと味醂入れすぎて...」
善子「ん?平気よ。寧ろこの大根とか、いい味してるわ」モグモグ
ルビィ「あはは。それ冬瓜だよ〜。大根入ってないよっ」ケラケラ
善子「へー。これが冬瓜なんだ。うまうま」モグモグ
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ルビィ「あ、そういえば物理の先生が〜」
善子「うん」
ルビィ「そろそろ授業に来ないと単位落とすってさ」モグモグ
善子「うぐ...単位ねぇ...」
ルビィ「学校おいでよ。楽しいよ?」
善子「戦争中だし...なんか、行く気が...」
ルビィ「空襲が怖いの?」
善子「う〜ん...」
ルビィ「大丈夫だよ〜。戦闘の殆どが大陸だし」
ルビィ「秋田みたいな田舎を攻撃しないと思う」
ルビィ「それにいざという時は、花丸ちゃんが指示してくれるしね」
善子「う〜ん。そういう事じゃないのよね〜」
ルビィ「?」
善子「...今回の戦争。メインは北と南の中国の戦いだけど」
善子「日本だって東京がMOABで壊滅して」
善子「首都が福岡に移るほどの打撃をうけてるわけじゃない」
ルビィ「東京MOABは、自作自演だと花丸ちゃんは言ってたよ?」
善子「あ、うん。それはそうだけど...」
善子「と、とにかくよ。日本全体に緊張が走っているのに...」
善子「私達は秋田で、昔と変わらない平和な日々を過ごしている」
ルビィ「平和だよね〜」
善子「そう、平和。びっくりするぐらい平和」
善子「だから...その世間と現状のギャップがなんか心に来てて...」
善子「今は学校に通うより、もっとすべき事があるんじゃないかって思うの」
ルビィ「そっか...善子ちゃん、色々考えてるんだね...」
ルビィ「なのに、部屋でPC触ってるだけなの?」モグモグ
善子「クゥ〜。突っ込まれた〜」アイタ~
善子「あ〜ぁ...学校が隕石で吹っ飛べばいいのに」グデッ
ルビィ「あ、やけくそになった」クスクス
善子「隕石じゃなくても、爆弾でも、大型地震でも、宇宙人襲来でも」
善子「とにかく校舎が消えて、単位もなくなればいいのに〜」グサッ パクッ モグモグモグ
ルビィ「思考が小学生だね〜」モグモグ
善子「うるひゃ〜い」モグモグ
ルビィ「とりあえず単位がヤバいことは伝えたから」
ルビィ「それでも来ないのは自己責任だよ。善子ちゃん」ガタッ
善子「ヨハネ、ね。はいはい。なんとかしますよ〜」パクパク
ルビィ「も〜。心配だなぁ」
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ホーホー... ホーホー...
コンコン
ルビィ「起きてる〜」ガチャッ
善子「ん」カタカタカタカタ
ルビィ「またPCして〜」
善子「要件は?」カタカタ
ルビィ「...特にないけど。一緒にいていっ?」
善子「ご自由に〜」カタカタカタカタ
ルビィ「ん」トコトコ トスンッ
ルビィ「...」チクチク
善子「...」カタカタ
ルビィ「...」チクチク
善子「何してるの?」クルッ
ルビィ「ん〜?お裁縫。マフラー編んでる」チクチク
善子「あー。もうそんな時期ね」
ルビィ「寒くなってきたよね〜」
善子「白とピンクと黄色...淡い色ね」
善子「汚れが目立たない?」
ルビィ「目立つかも。でも、この色がよかったの」
ルビィ「これAqoursの頃のルビィと善子ちゃんと花丸ちゃんなんだっ」チクチク
善子「あ〜なるほど。イメージカラーね」
ルビィ「うんっ」ニコッ チクチク
善子「出来たらどうするの?」
ルビィ「頑張ってる花丸ちゃんに送ろうかなって」
善子「ふ〜ん...いいんじゃない?」
ルビィ「善子ちゃん、欲しかった?」チラッ
善子「べ、別に!」
ルビィ「じゃ、あとで作ってあげるね〜」チクチク
善子「う、うん...ありがと」ボソッ
ルビィ「...花丸ちゃん、元気かなぁ?」
善子「元気でしょ。3日に1回はトーク来るじゃない」
ルビィ「そうだけどぉ...」アセアセ
善子「...ま。言いたい事はわかるわ」
善子「定時連絡みたいよね。最近のあいつのトーク」
ルビィ「うん...ちょっぴり寂しい」シュン
ルビィ「ずらずら言ってる花丸ちゃんが恋しいよ」テヘヘ
善子「ははっ。文字にも語尾に『ずら』付けてたらヤバいわね」
善子「ま、忙しいのよ。あいつもあいつで」クルッ カタカタ...
ルビィ「ピギィ...ヘナメルチェ...」
善子「あ、ルビィのピギィ久しぶりに聞いたかも」カタカタカタ
ルビィ「うぎゅっ!で、出てた?」
善子「うん」ケラケラ
ルビィ「うゅ...直らないなぁ」シュン
善子「ルビィのそれが直らない間は、あいつも『ずら』ってるわよ」カタカタ
ルビィ「...ふふっ。そっか。ずらってるといいなっ」
ルビィ「で、善子ちゃんはPCで何してるの?」
善子「ん〜?」カタカタ
善子「何してると思う?」クックック
ルビィ「Aqoursの誰かと会話してるわけじゃなさそうだし...」
ルビィ「ネットでAK47でも見てるの?」
善子「ぶふっ!ちょ、それ、黒歴史!言うのやめて!」
ルビィ「あ〜、そこは自覚してるんだ」クスクス
善子「〜〜っ!///」
ルビィ「じゃ、ミリタリーでないとすると...」
ルビィ「やっぱり、善子ちゃんは何をしてるの?」
善子「ん」ポリポリ
善子「ルビィには言ってもいっか...」
ルビィ「?」
善子「...レジスタンス」
善子「私もアクセスできるの」
ルビィ「!?!?」
善子「驚いた?」
ルビィ「れ、レジスタンス...」
ルビィ「だ、ダメだよっ!花丸ちゃんがダメって言ってたよ!」
善子「ん...だから、ずら丸には内緒でよろしく」ペコッ
ルビィ「あ、うん」ポカーン
ルビィ「...って、やっぱりダメだよ!危険だよぉ!」
善子「あーもう!平気よ、平気!」
善子「日本ではレジスタンスに属するのは違法じゃないんだから!」
ルビィ「だけど、今は超非常事態宣言中だよ!?何が起こるか...」
善子「確かに、あれは危惧すべきかもしれないけど...」
善子「結局のところ、あれの内容は自衛隊を軍に昇格させる為のもので」
善子「レジスタンスに引っかかりそうな、スパイ防止法や国家反逆罪に変更がなかったし」
善子「クーデターが隠蔽によって、憲法介入がほぼ不可能な状態で」
善子「明示上、言論の自由が憲法として保証されてる以上、脅威に犯される道理はないわ!」フンス!
ルビィ「ピギィ...」
ルビィ「友達二人がレジスタンスだなんて...末恐ろしいよ...」ブルブル
善子「あ、言っとくけど、私はレジスタンス活動全くしてないわよ?」
善子「ただのコミュニケーションツールとして利用してるだけ」
ルビィ「ど、どういう事?」
善子「ほら。日本もLINEが404で潰れてからトークアプリが無くなって...」
善子「国内で使える代替アプリでAqoursと話せるようになったけど」
善子「お世辞にも、高性能とは言えないじゃない?」
ルビィ「うん。使いにくい。文字数制限あるし、画像も送れない」コクッ
善子「そこでレジスタンスのトークツールがイケてるってわけ」
善子「文字数制限もないし、画像も容量が小さければ送れるわ」
ルビィ「おぉ!」
善子「さらに海外の人と話せるし、私信機能やグループチャット機能もあるの」
ルビィ「うわぁ...昔のLINEみたいだー!」キラキラ
善子「スタンプ機能はないけどね」フフン
善子「という事で、最近はこのレジスタンスのネットワークを間借りして...」コホン
ルビィ「ウンウン!」
善子「『十ヨハネのお告げ十』っていうオカルト専門部屋を運営してるの!」
ルビィ「ウンウン!」
ルビィ「... は?」
善子「なんとグループの人数は2000人を突破!日本のオカルト部門で最高コミュニティよ!」
善子「毎日迷えるリトルデーモンの悩みを聞いて、救済を与えてるの!」キラキラ
ルビィ「...」
善子「長かったわ...」グッ ウルウル
善子「404でオカルトがネットから弾圧されてから、実に3年」
ルビィ「...」チクチク
善子「一時は洗脳されて、ミリタリーの道に落ちた事もあったけど...」
善子「ルシファーの導きの元、またヨハネとして戻ってきたの」
ルビィ「...」チクチク
善子「しかも、散り散りだったリトルデーモン達と奇跡の再会っ」
善子「これは使命なの!彼らを正しい道に導けという、お告げなの!」キラキラ
ルビィ「...」チクチク
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