|c||^.- ^||「あなたはどうするの?」

ダイヤ「わたくしはこのゲームの管理人、守り手……電子生命体」

ダイヤ「電子の世界でしか存在できず、その世界が消えてしまえば、わたくしも消えてしまいます」

|c||^.- ^||「……そう、あなた、死ぬのね」

ダイヤ「ええ、そうです」

|c||^.- ^||「随分と無様な最期なのね。あれだけ私たちを煽っておきながら」

ダイヤ「それが役目でしたから」

ダイヤ「そして我が神、千歌神はわたくし生存を望んでおられません。もともと組まれていたコードなのです」

|c||^.- ^||「……そう」

ダイヤ「……でも、楽しかったですわ」

ダイヤ「鞠莉さん、果南さん、ルビィ、そしてわたくし……あなたがた4人がすごろくに興じる姿。罰ゲームに苦しみつつも諦めず前に進む姿」

ダイヤ「わたくしもそれを見て、参加してみたくなりました。諦めず戦うことを、やってみたいと」

|c||^.- ^||「……」

ダイヤ「ですがそれはできないのです。もう崩壊は始まっている……わたくしがデータごと消えるのは、もう数える程もないでしょう」

|c||^.- ^||「そう」

|c||^.- ^||「それじゃあ……私は消されないうちに帰るとするわ」

ダイヤ「ええ、そうしたほうがいい」

ダイヤ「ありがとう、オリジナルのわたくし」

ダイヤ「あなたのおかげで、楽しむということを学びました」

|c||^.- ^||「……ふん」

|c||^.- ^||「甘いわね」

ダイヤ「?」

|c||^.- ^||「あなたにはまだ、返しても足りないくらいよ恨みがある。消えようなんて甘すぎるわね」

ダイヤ「あ、あの……え?」

|c||^.- ^||「ふふ、向こうの世界で会いましょう」

ダイヤ「え────」


ゴウッ──────────