0619名無しで叶える物語(たこやき)
2018/10/12(金) 01:04:00.93ID:J4J6K7U0ダイヤ「わたくしはこのゲームの管理人、守り手……電子生命体」
ダイヤ「電子の世界でしか存在できず、その世界が消えてしまえば、わたくしも消えてしまいます」
|c||^.- ^||「……そう、あなた、死ぬのね」
ダイヤ「ええ、そうです」
|c||^.- ^||「随分と無様な最期なのね。あれだけ私たちを煽っておきながら」
ダイヤ「それが役目でしたから」
ダイヤ「そして我が神、千歌神はわたくし生存を望んでおられません。もともと組まれていたコードなのです」
|c||^.- ^||「……そう」
ダイヤ「……でも、楽しかったですわ」
ダイヤ「鞠莉さん、果南さん、ルビィ、そしてわたくし……あなたがた4人がすごろくに興じる姿。罰ゲームに苦しみつつも諦めず前に進む姿」
ダイヤ「わたくしもそれを見て、参加してみたくなりました。諦めず戦うことを、やってみたいと」
|c||^.- ^||「……」
ダイヤ「ですがそれはできないのです。もう崩壊は始まっている……わたくしがデータごと消えるのは、もう数える程もないでしょう」
|c||^.- ^||「そう」
|c||^.- ^||「それじゃあ……私は消されないうちに帰るとするわ」
ダイヤ「ええ、そうしたほうがいい」
ダイヤ「ありがとう、オリジナルのわたくし」
ダイヤ「あなたのおかげで、楽しむということを学びました」
|c||^.- ^||「……ふん」
|c||^.- ^||「甘いわね」
ダイヤ「?」
|c||^.- ^||「あなたにはまだ、返しても足りないくらいよ恨みがある。消えようなんて甘すぎるわね」
ダイヤ「あ、あの……え?」
|c||^.- ^||「ふふ、向こうの世界で会いましょう」
ダイヤ「え────」
ゴウッ──────────